「とりあえずダイエット」の前に!落としたい脂肪はどっちのタイプ?
「とりあえずダイエット」をしていませんか?
流行りのダイエットや、なんとなく歩いて走って…の前に。
まずは大敵、脂肪について知りどんな運動が合っているのかチェックしてみましょう。
- 経験(難度) ■■■ 難易度の目安
気づけばずっとダイエットをしていませんか?
体重が増えてしまったり、撮られた写真をみたらフェイスラインが丸くなっていたり。
危機感を感じて「とりあえずダイエット!」になっていませんか?
2〜3キロ落ちて安心し、またいつもの生活に、また再びダイエット…のループから抜け出しましょう!
まず重要なのは、私たちが落としたい「脂肪」について知ること。
良かれと思っていたダイエットが返ってリバウンドの原因を作ってしまうなんてこともあります。
脂肪の種類を知り、ご自身に合った運動を見つけましょう。
そもそも脂肪って?どんな種類があるの?
脂肪が必ずしも太る原因とは限りません。
脂肪には大きく分けて「白色脂肪細胞」と「褐色脂肪細胞」の2つに分けられます。
いわゆる落としたい脂肪の「白色脂肪細胞」
過剰に栄養を摂取し、消化しきれなかった脂肪が白色脂肪細胞です。
体に蓄えられてしまうことで脂肪太りの原因になってしまいます。
脂肪を燃焼してくれる「褐色脂肪細胞」
なんと脂肪を燃焼し、エネルギーを消費してくれる働きがあるんです。
残念なことに、年齢とともに減ってしまいますが、肩甲骨や腎臓の周りに存在します。
落としたいのは皮下脂肪?内臓脂肪?
私たちの頭を悩ませ、落としたい!と思うのは 「白色脂肪細胞」 であることがわかりましたね。
さらに詳しく「皮下脂肪」と「内臓脂肪」についてみていきましょう。
あなたは太った時に、どんな特徴がありますか?
お腹がぽっこりしたり、下半身が太ったり、急に体重が増えたり、なかなか脂肪が落ちなかったり…
なんとなくダイエットの前に、まずは落としたい脂肪を知りましょう。
皮下脂肪|下半身太りの洋梨型
皮下脂肪は女性の方がつきやすく、落ちにくいのが特徴。
皮膚組織につく脂肪で、主にお尻やももなど下半身につきやすいです。
過剰な栄養摂取や運動不足が主な原因。
実はちゃんとした働きもあり、体温を温存してくれたり、クッションとなり外部からの衝撃を吸収してれるんです!
…ですが、脂肪として機能しているからこそ、落ちにくいという最大の難点があります。
内臓脂肪|ぽっこりお腹のリンゴ型
内臓脂肪は男性の方がつきやすく、短期間であっという間についてしまいますが落ちやすいのが特徴。
内臓周りにつく脂肪なので、ぽっこりとしたお腹になってしまいます。
皮下脂肪と同じく、過食や運動不足の他に「飲酒」や「睡眠不足」といった生活習慣やストレスも原因に繋がります。
そのままにしておくとコレステロールや血圧に異常が見られ、疾患の引き金となります。
落としたい脂肪に合った運動を
皮下脂肪と内臓脂肪、それぞれ男女によってつきやすい傾向は見られますが、女性も内臓脂肪がつきますし、皮下脂肪がつきやすい男性もいます。
「マッサージしていても足が太くなってしまった」「食べすぎていないはずなのに、ストレスを感じると太ってしまう」などなど…
太ってしまった時の体型や原因を振り返り、どちらの脂肪かわかりましたか?
特徴が大きく異なったように、適した運動も違います。
落としたい脂肪に合わせて運動をしましょう!
皮下脂肪を落としたい方
全身の筋力トレーニングと食事改善 が効果的です。
皮下脂肪は落としにくいのが何よりの特徴。まずは筋力をつけ代謝を上げて、脂肪を燃焼しやすい体にしましょう。
他に有酸素運動を組み合わせるのももちろん良いですが、筋力トレーニングを行わないとなかなか脂肪は落ちないので注意。
食事は脂質と糖質を減らし、サラダやおかずなどの食物繊維やタンパク質から先に食べ、炭水化物は最後に食べるよう心がけましょう。
内臓脂肪を落としたい方
糖質や脂肪がエネルギー源となる有酸素運動 を行いましょう。
水泳やジョギング、ウォーキングなどご自身に合った有酸素運動で構いませんが、いずれも20分以上継続することがとても重要です。一回の運動につき20分以上でなくても、一日に2〜3回に分けて運動し合計が20分以上でも構いません。
「20分以上継続しないと効果がない」と認知されがちですが、近年の研究では両者に減量の差はないことがわかっています。
食事は脂質を減らし、タンパク質を多く摂り、飲酒は控えましょう。
プロテインを活用するのもおすすめです。
まとめ|ご自身にあった運動をして、リバウンド知らずのダイエットを
なんとなくマッサージ、なんとなくウォーキング…とダラダラしたダイエットは卒業!
ご自身の体と向き合い、適した運動と食事を見つけましょう。
ちゃんと落としたいからこそ、心にも体にも過剰な負担がないことが大切。
心も体も健やかになるよう、ご自身のダイエットを見つめ直してみてくださいね。
やってみよっか?