【体験レポートあり】坐禅・写仏・宿坊体験8選！自分を見つめ直すウェルビーイングな旅へ

日帰りで参加できる体験 5選

京都府：毘沙門堂 勝林寺（坐禅・写経・写仏）

東福寺の塔頭寺院の一つである「勝林寺」では、 坐禅・写経・写仏体験 が毎日開催されています。カラフルな 花手水 や、季節や行事ごとに異なるデザインの 御朱印も人気 です。京都駅からのアクセスもよく、京都旅行の予定と組み合わせて気軽に坐禅を体験することができます。

住所：京都府京都市東山区本町15-795

石川県：和倉温泉 青林寺（坐禅・写経）

開湯1200年とされる歴史が古い「和倉温泉（わくらおんせん）」。「青林寺（せいりんじ）」では、 坐禅と写経体験 を行っています。体験後は、 水鏡のように庭の景色を映した写真がSNSでも話題の「御便殿（ごべんでん）」 に、住職自らがご案内します。温泉で体を休めて、坐禅体験で心も見つめ直す…心身ともに安らぎたい方におすすめの施設です。

住所：石川県七尾市和倉町レ-61 青林寺

埼玉県：福王山 正覚寺（坐禅・写経）

宿坊施設に宿泊することもできる「正覚寺（しょうがくじ）」。修行体験や宿坊施設に興味はあっても、いきなり体験するのは不安に感じる方には、日帰りプランをご用意しています。 坐禅・写経体験、精進料理の食事や、ご住職の法話を拝聴し 、最後には 本堂の作務 も行うので、本物の修行に近い体験を1日で体験することができます。

住所：埼玉県飯能市上名栗2326

長野県：旧本坊勧修院 久山（筆写）

古代よりその名を広く知られた全国屈指の修験道場であった戸隠。こちらの宿坊施設では、日帰りで 筆写体験・特別祈祷・お食事 を楽しむことができます。筆写体験では、風の音や鳥の声を聴きながら、1時間から1時間半かけて、精神を集中して丁寧に書き進めます。体験後は、桃山風庭園を眺めながら季節の食材を使ったランチコースのお食事も楽しめるので、気軽にリフレッシュしたい方におすすめです。

住所： 長野県長野市戸隠中社3515-1

東京都：高尾山 薬王院（護摩焚き体験）

都心から1時間、山登りの初心者にも人気の高尾山。高尾山にある「薬王院（やくおういん）」の本堂で、 護摩焚き体験 をすることができます。護摩焚き体験では、燃え盛る炎を前に、煩悩を焼き清めて、願い事の成就をお祈りします。専門ガイドの案内で、高尾山の散策や、精進料理の昼食もお楽しみいただけます。

住所：東京都八王子市高尾町2177

1泊2日で体験できる宿坊施設 3選

長野県：善光寺

お寺と宿坊が一体になっている「善光寺（ぜんこうじ）」。1泊2日で、 写経体験・朝のお勤め・瞑想体験 など、お寺ならではの体験をすることができます。実践することの意味や、日々の生活でのノウハウまでしっかり説明するので、宿坊施設に宿泊するのははじめての方でも安心です。お寺で暮らすように過ごして、心と身体もリフレッシュしてみてはいかがでしょうか。

住所：長野県長野市長野元善町 491-イ

福井県：永平寺 親禅の宿 柏樹関

福井県永平寺町にある曹洞宗の大本山「永平寺」。親禅の宿 柏樹関（はくじゅかん）は、旅館と宿坊の中間に位置する宿泊施設で、快適な設備・サービスのなか、 本格的な精進料理や坐禅など禅の世界 が体験できます。 坐禅体験、精進料理、朝のおつとめ を通して、身も心も研ぎ澄まされるプランです。緑の香りと小川のせせらぎを聞きながら、非日常のひとときを過ごすことができます。

京都府：智積院会館

京都東山の地にある真言宗智山派の総本山「智積院（ちしゃくいん）」。智積院会館はその中にある宿坊で、2020年9月にリニューアルオープンをしています。智積院会館では、 朝のお勤め ・ 「明王殿」にて護摩行のお勤め体験をすることができますよ。 「東山随一の庭園」ともいわれる、智積院の名勝庭園では、ツツジ、桔梗、紫陽花、紅葉、冬景色など、一年を通して四季折々の美しさに包まれる贅沢な時間を過ごすことができます。

【体験レポートあり！】淡路島の豊かな自然に囲まれた禅リトリート施設「禅坊 靖寧」

台風が過ぎた8月後半の平日。兵庫県・淡路島にある、建築家の坂 茂氏が設計した森に浮かぶ禅リトリート施設「禅坊 靖寧（ぜんぼう せいねい）」へ話題の 「空中禅」 を体験しに行ってきました。

オープン以来、多くのメディアに取り上げられ、建築物としてはもちろん、 禅の思想を取り入れたオリジナルプログラム も注目されています。

島旅にはレンタカーが必須なイメージですが、淡路島は神戸・三宮から 高速バスで約1時間とアクセス良好 。

いざ、「禅坊 靖寧前」でバスを下車し、辺りを見渡しても、特徴的なはずの建物が見つかりません。ようやく入口らしきものを見つけて近付いていくと、うわさのウッドデッキが見えてきました！スタッフの方の話では、淡路島の稜線を超えないように計算された造りになっているそうで、あえて見えないようになっていたようです。

木のぬくもりを感じる

到着後はお茶をいただき一息ついたら、お部屋へ案内してもらいます。

日帰りプランでも個室が用意 されており、滞在中は自由に使うことができるのは嬉しいサービスです。

お部屋にはそれぞれ「禅語」で名前が付けられており、そのひとつひとつが心に沁み渡ります。 建物の80％が木と紙でできている という「禅坊 靖寧」。館内はお手洗いやシャワールームに至るまで、木が使われています。

素足に感じる木の触感が心地よく、これから始まる ZEN Wellness への期待が高まります。

心と体が癒されていくのを感じる

日本杉を組み合わせて作られた 全長100mのウッドデッキからの景色 は圧巻。

360度を緑に囲まれた、まさに森に浮かぶ空中禅道場でヨガと瞑想のZEN Wellnessを体験します。

春は山桜、秋には色づく部分もあるそうで、四季折々の景色が楽しめます。

猛暑の8月とは思えない心地よい風が吹き抜け、「自然の音」が頭を空っぽにする手伝いをしてくれます。インストラクターの静かな声がだんだん遠くなっていくのを感じます。

ここでしか味わえない「禅坊料理」

ZEN Wellnessで心と体を整えたら、体の中からきれいになる オリジナルの禅坊料理 をいただきます。動物性の食材、小麦粉、油、砂糖を使わず、発酵や熟成により作られた調味料を使っています。

発酵醸造料理人であるシェフが 淡路島の旬の食材 を使って丁寧に仕上げたお料理は見た目も美しい！館内の好きな場所でいただけるというので、迷わず絶景のテラスへ移動しました。

印象的だったのは野菜の美味しさ。素材の味をここまで感じられるのは最高の贅沢です。

ZEN茶・ZEN書で心を満たす

オリジナルのZENリトリートプログラムには、 自分でお抹茶を点てて季節のお菓子と一緒にいただくZEN茶 と お手本にならい筆を走らせるZEN書 の時間があります。日常生活では経験しないことをやってみよう、やってみたいと思うのも、穏やかな時間を過ごしてリフレッシュしたからかもしれません。

節目に訪れたい場所

最後にもう一度瞑想の時間があり、プログラムは終了となります。

二度目の瞑想では最初のようなソワソワした気持ちはなく、どっしりと座れる感覚があったのが不思議です。

「禅坊 靖寧」での日帰りプログラムを体験して、このまま日常に戻るのはもったいない！この満たされた気持ちを持続したい！と強く思いました。ただ、日常生活があるからこそ、この非日常体験に価値を感じられるのも事実。ここは、 日常を頑張る人にご褒美として訪れてほしい場所 です。

そしてまた 節目節目にここに戻って来て、リセットする 。そんな場所になると思います。

ぜひ一度、禅リトリートを体験しに訪れてみませんか？

【施設概要】

• 施設名：禅坊 靖寧
• 住所：〒656-2301 兵庫県淡路市楠本字場中2594-5

• アクセス方法

【車】神戸淡路鳴門自動車道淡路ICから約5分

【バス】神戸三宮バスターミナルから北淡路西海岸ライン岩屋・野島・北淡IC行きに乗車、禅坊 靖寧前で下車

【電車・船】JR明石駅から明石港まで徒歩約10分、船「ジェノバライン」に乗り換え岩屋港まで約13分、岩屋港から無料シャトルバスあり

次の週末は、自分自身を見つめ直すWell-beingな体験へ！

日本全国にある坐禅や宿坊施設。都会の喧騒から離れて、自分自身を見つめ直して、健康的に過ごす「Well-being（ウェルビーイング）」な体験にお出かけしてみてはいかがでしょうか。