シンガポール唯一の世界遺産「シンガポール植物園」でフォトジェニックな時間を♪ image

シンガポール唯一の世界遺産「シンガポール植物園」でフォトジェニックな時間を♪

コロナ禍後の旅行にもおすすめの国、シンガポール。日本人には馴染みがあり、定番の海外旅行先ともいえるかもしれません。

観光スポットが多く、グルメや多文化なども楽しめる国ですが、面積が狭いこともありあまり自然の豊かな国ではないというイメージもあるのではないでしょうか。

しかしシンガポールには国内で唯一の世界遺産に登録されているシンガポール植物園など、都会にいながら自然と触れ合える施設があります。

今回はシンガポール植物園について詳しくお伝えしていきます。

シンガポール植物園とは?

シンガポール植物園(Singapore Botanic Gardens)は、 シンガポールの都会の中にある、広大な植物園 です。1860年に設立され、 シンガポール最古の植物園 として知られています。多くの人々が自然の美しさを楽しむために訪れていて、また 世界遺産に登録されている などその価値が世界に認められています。

シンガポール植物園は、さまざまな植物や園芸の展示、研究、保護を目的とした園で、多彩な植物を間近で眺めることができます。

入園は無料 (ナショナル・オーキッド・ガーデンは有料)なので、憩いの場としても人気のスポットです。観光客の方でも気軽に訪れることができるので、写真を撮って楽しんだり、お花に癒されてみたり、お散歩したりしてゆったり過ごしてみてはいかがでしょうか。

シンガポール唯一の世界遺産

シンガポールは多国籍でさまざまなスポットがありますが、 世界遺産に登録されているのは「シンガポール植物園」のみ です。ちなみに日本では25か所が世界遺産に登録されているため、比較すると少ないように思えるのではないでしょうか。

シンガポールの世界遺産が少ないのは、国の歴史が浅いこと(1965年マレーシアから独立)、そして国土の小ささなどが関わっているようです。

また、シンガポールは世界遺産条約に加盟したのは2012年のこと。そして2015年に「シンガポール植物園」ようやく世界遺産に登録されることになりました。今後また登録されるスポットが増えるかもしれませんね。

シンガポール植物園の歴史

そんなシンガポール植物園は、どのような点が評価され世界遺産に登録されることになったのでしょうか。

シンガポールの父ともいわれるのが、 ラッフルズ卿 という人物。彼は19世紀初頭にシンガポールの開発と発展に重要な役割を果たしましたが、植物の研究にも熱心であったと知られており、シンガポール植物園は元々ラッフルズ卿が 植物の研究をするためにつくった植物園 であったそうです。その後一度は閉園しますが、1859年に 「シンガポール植物園」として再オープン 。現在のかたちとなりました。

当時シンガポールの主力となる輸出品は「ゴム」でした。シンガポール植物園の初代延長はゴムの研究を開始し、ゴムの木を傷つけず樹液を採取する手法を開発。 シンガポールがマレー半島の中でも特に経済的に発展するきっかけ になったのです。

このように シンガポールの歴史と深くかかわってきた場所 であること、そして 現在でも貴重な植物の栽培をしていること が評価され、シンガポール植物園は世界遺産に登録されました。

シンガポール植物園を訪れてみよう

広大な敷地の中には、 数万本のランが咲き乱れるナショナル・オーキッド・ガーデン や、 ジンジャー・ガーデン 、他にもさまざまなテーマでつくられたガーデンや小さな湖、ステージやレストラン、ショップまで、見どころがいっぱいです。

今回は訪れるにあたっての楽しみ方をご紹介していきます。

シンガポール植物園のオープン時間

  • シンガポール植物園:5:00~24:00
  • ナショナル・オーキッド・ガーデン:8:30~19:00(最終チケット販売は18:00まで)

料金:入園無料( ナショナル・オーキッド・ガーデンのみ有料

植物園は一日中開放されているので、 朝の涼しい時間帯に訪れることがおすすめ です。日中はかなり暑くなるため、歩き回るには少し大変かもしれません。休憩をとりつつ楽しみましょう。

植物園自体は無料ですが、ナショナル・オーキッド・ガーデンの部分のみチケットが必要になります。広大な敷地があるので、地元の方がジョギングしていたり、イベントが開催されたり、週末にはピクニックなど憩いの場として人気があります。

ジンジャー・ガーデンにも注目

園内には少し珍しい「 ジンジャー・ガーデン 」もあります。ジンジャー(生姜)の花は日本ではなかなか見る機会が少ないかもしれません。一番きれいに咲く時間は午前中だそうなので、早めに散策するのがおすすめです。

訪れてみると、生姜の香りが漂ってくるので「こんな花だったんだ!」とわかるかもしれませんね。

近くにはレストランがあり、生姜料理やジンジャードリンクも楽しむことができます。休憩にもぴったりですよ。

絶対に抑えておきたいオーキッドガーデン

シンガポールの国花はランの花。 敷地内には「ナショナル・オーキッド・ガーデン」というランの花を研究・展示するスペースがあります。

こちらだけは有料になっているのでチケットセンターでチケットを購入して中に入ります。

こちらには、 6万本以上、原種と交配種を合わせた約3,000種以上ものラン があるのだとか。世界最大級の洋ラン園といえそうです。

長年にわたってランの交配にも取り組んでいるだけあって、見たこともないようなランをたくさん見ることができそうです。シンガポールの在来種だという、 世界最大級の「タイガー・オーキッド」にも要注目 です。

オーキッドガーデンの中にある VIPオーキッド・ガーデン では、世界の著名人の名前が付いたランの写真や解説を見ることができます。

中には日本の皇后陛下など皇室の方々の名前がついたランや、ハリウッドスター、イギリス王室の方々のランもあります。少しゆっくり眺めてみるのも良いかもしれませんね。

映え写真がたくさん撮れる!

園内には、心ときめくお花のアーチや、花に囲まれたドームなど美しいスポットがたくさん。思わずカメラを向けたくなりそうですね。

映える写真やかっこいい写真を撮って思い思いに楽しみましょう。

注意ポイントを紹介

シンガポールは晴れた日の昼間にはとても暑くなります。特に植物園は太陽があたるように作られているので、見学する時も直射日光にさらされることになるかもしれません。そのため 熱中症対策をしっかりするように してください。飲み物を常に飲んだり、適度に休憩をとったりと体調管理に気をつけましょう。

また、植物が多いだけあって蚊も多いです。 虫よけ対策 もしっかりとしてから訪れるのがおすすめです。

シンガポール植物園へのアクセス

シンガポール植物園は、 MRTボタニック・ガーデン駅より徒歩約1分 。シンガポールの地下鉄は清潔で乗り方も日本と似ていて簡単なため、アクセスは容易です。その他タクシーなどでも訪れることが可能です。

シンガポールはみどころがたくさんあるので、他の場所と一緒に合わせて観光したいという方は効率よく回れるツアーに参加するのもおすすめです!

シンガポール植物園で花に癒される一日を過ごしてみては?

都会のオアシスとして知られる「シンガポール植物園」は、地元の人にも人気のスポットです。

豊かな自然と美しい植物の世界を堪能できるだけでなく、さまざまな楽しみ方・過ごし方ができます。美しい花を眺めていると、癒されそうですね。

世界遺産にも登録されている、その歴史にも要注目。シンガポールを訪れる際には必見のスポットです。

やってみよっか?

ログインなしで「いいね!」
あなたに合った情報が探しやすくなります



余暇のアイデア人気ランキング

特集連載

あなたにおすすめ

「いいね」すればするほど、あなたの好みに合った余暇プランがピックアップされます
ログインなしで「いいね!」
あなたに合った情報が探しやすくなります