【ハロウィンガーデニング】手作りかぼちゃでジャック・オ・ランタン
ハロウィンには欠かせないカボチャのランタン!
不気味ながら可愛らしさもあるその見た目は人気もあり、日本でもハロウィンシーズンになると店頭などでもよく見かけるようになりますね。このカボチャランタン購入してもかまいませんが、カボチャの栽培からお手製で作ることができます!難しい技術は必要ありませんので、今年のハロウィンは手作りランタンに挑戦してみてはいかがでしょうか。
カボチャランタンとは
カボチャランタンはカボチャをくり抜いて作るカボチャの灯りです。 ハロウィンに飾られるランタンで、中の空洞部分には蝋燭を入れて火をつけておくことができます。 “ジャック・オ・ランタン”または“ジャック・オー・ランタン”“ジャッコランタン”と呼び、 アイルランドやスコットランドに伝わる妖怪なのです。日本でいうと 鬼火のような存在 です。夜はランタンの顔が浮かび上がり、ハロウィンの不気味さを醸し出してくれます。
ハロウィンには欠かせない
ハロウィンの10月31日は死後の世界との扉が開き、先祖の霊が戻ってくると言われています。日本でいうお盆と似ていますね。少し違うのは、 先祖の霊と供に悪霊や魔女、悪魔なども一緒に人間界へ来てしまう と信じられています。それらの悪いものから身を守るために目眩ましとしてハロウィンの仮装が根付きました。 ジャック・オ・ランタンも悪霊を追い払うとされており、お守りの役割としてもハロウィンに欠かせないものです。
ジャック・オ・ランタンを作ろう
ジャック・オ・ランタンは家庭でも簡単に作ることができます。 ランタンを作る作業をパンプキンカービングやランタンカービングと言います。1人でも複数人でも作業できるので、友達や家族と一緒にわいわいしながら作業するのも楽しいですね。
準備するもの・作り方
【準備するもの】
- 観賞用カボチャ
- カッター、ナイフ
- 油性マジック
- スプーン
- 新聞紙
- 軍手
- カボチャは一般的な食用のものではなく、 観賞用のものをおすすめしています。 カボチャの表面はタオルなどで拭いてあげましょう。 ナイフなどを使うので、軍手や手袋をはめて手を保護します。
- カボチャの頭部分を切り取り、中身をくり抜いていきます。スプーンやおたまなどで簡単にくり抜くことができますよ。新聞紙を敷いて作業するとのちのち後片付けも楽になります。
- くり抜き終わったら、カボチャにマジックで切り抜く顔を描いていきます。 あまり複雑にすると大変なので、初心者の場合はジンプルにしておきましょう。 描くのが苦手という人は、カボチャに紙を当てて書ける型紙もネットなどで見つけることができるので安心して下さい。
- 顔もくり抜いたら、最初に切り取った部分を蓋として戻して完成です! ランタンは風通しの良い場所に置いておきましょう。 中の空洞部分に蝋燭を入れることもできます。慣れたらいろんな表情のランタンにチャレンジしてみましょう。
さっそく飾ろう!
出来上がったらさっそく飾りましょう!ランタンを置くことで一気にハロウィン感が出てきます。手作りのランタンなので愛着が沸くでしょう。 夜になったらランタンの中に蝋燭で火を点けて楽しみましょう。
注意ポイント
カボチャランタンの扱いで注意点をいくつか説明します。カボチャは食品ですので扱い方によって長く楽しめるかどうかが変わっていきます。
カボチャランタンの状態
カボチャランタンといってもやはり食品なので、どうしても腐食が進んでしまいます。 ハロウィンに元気な状態のランタンにするには2~3日前に作るのがベストとも言われています。 もちろんハロウィン数日前は絶対ではなく好きなタイミングでOKですが、ランタンにするとカボチャの腐食が進んでしまうことは頭に入れておきましょう。
置き場所
完成したランタンはカボチャが腐ってしまうのを遅らせるためにも 風通しも良く、湿気の少ない場所に置くようにし、かつ日光にも当ててあげましょう。 しかし、直射日光がずっと当たると逆に腐食が進んでしまうので直射日光を避けて置くようにしてください。
火にも注意
ランタンに蝋燭を入れて火を点ける場合は火の取り扱いに注意しましょう。ランタンで火事はあまり聞きませんが火を取り扱うことは変わりないので、 後始末はしっかりして火事を起こさないように注意してください。
ランタン用に自家製かぼちゃはいかが
ジャック・オ・ランタン用におすすめのカボチャの品種があります。 普段の食用カボチャでも作れますが、専用のカボチャは色も鮮やかで作りやすくておすすめです。 家庭菜園でもカボチャは栽培できるので、余裕がある方はカボチャから作ってみてはいかがでしょうか。カボチャ作りとなると畑が必要と思われがちですが、プランターなどでも育てて収穫することができます。
おすすめの品種
- ペポかぼちゃ(小型種)
- プッチーニ(小型種)
- ベビーバム(中型種)
- ハロウィンかぼちゃ(中型種)
- 紅かぼちゃ(サンシャイン)(中型種)
プランターでも育てやすいのは小型種で、家庭で気軽に挑戦したい人におすすめです。
準備から収穫まで
今回はベランダでも育てることができる小型種のカボチャの栽培方法を説明します。種より苗の方が手間がかからないので、苗からの栽培をおすすめしています。苗はホームセンターなどで手に入ります。
【準備するもの】
- カボチャの苗
- プランター
- 培養土
- 暖効性肥料
- 園芸用支柱(トンネル状のものがおすすめ)
- 園芸用ネット
- プランターは深さが20㎝以上あるものを選びましょう。 理想は1つのプランターに苗を1つ植えてください。
- プランターに培養土を入れます。支柱も立てていくので土はたっぷり入れましょう。同時に肥料を入れ、苗が入る程度の穴を掘り苗を植えます。植え付け時にはたっぷり水を与えてください。
- 枝の間に小さな脇芽が出だすので手で摘み取ります。 そうすることで本柱に全ての栄養が行き渡りやすくなります。
- 成長するとツルが伸びてきますので、 空中栽培を行う為にプランターに支柱を立て、ネットも取り付けます。 倒れないようにしっかりと固定させてください。
- 確実に実をつけてもらうためには人工授粉をします。早朝に雌しべに雄しべを付け、受粉さてください。 見分け方は雌しべは花の付け根が膨らんでいますが、雄しべは膨らんでいません。
- 1株に最大2つのカボチャがなります。カボチャの実がなったらいよいよ収穫です。 あまり成長させすぎると実が割れてしまうので その前に収穫してくださいね。
ランタンでハロウィン気分を上げていこう♪
カボチャランタンは置いてあるだけでハロウィンの雰囲気を楽しむことができます。ハロウィンの季節になると店頭などで簡単に購入できますが、家庭菜園で苗から自家製のカボチャとランタンを作ることもできます。
家庭菜園の経験問わず、 初心者でも挑戦しやすいのでハロウィンイベントの一環として取り入れるのはいかがでしょうか。
やってみよっか?