人生の波に乗れ!バリ島で初のサーフトリップ体験記
「弟の結婚式、バリでやるらしいよ!」
と妹から連絡が入ったのは、ショートボードにやっと慣れてきた2年前の春。
バリ島。行ったことがありません。お恥ずかしいことに、正直どんなところかピンときませんでした。海外にはワーキングホリデーでオーストラリアしか行ったことのない私です。
そんな中で、初めてバリ島でサーフィンをした体験をお話します。海外でサーフィンをしてみたいという方は参考にしてみてください。
人生初のサーフトリップを計画
実はバリ島は有数のサーフィン大国
「バリ島 サーフィン」
でネット検索すると、出てくる出てくる。
サーファーのくせに無知な自分がお恥ずかしい。バリ島はハワイに引けを取らないくらい、サーフィンのメッカだったのです。
早速バリのサーフポイントのガイド本を買い、どのポイントが良いのか。現地ガイドはどうしたらいいのかなどを徹底的に調べました。
日本人が経営しているサーフショップも多数
バリ島の人は親日家の人が多く、日本人向けのサービスが結構あります。また、現地に住んでいる日本人が経営しているサーフショップもあり、きめ細やかに対応をしてくれます。まだ熟練者には程遠い私は、初心者向けにレクチャーしてくれそうなショップを選び、ガイドをお願いしました。
結婚式で呼ばれたはずなのに、すっかり頭の中はサーフトリップです。
弟よ、けしからん兄で申し訳ない!
バリ島へ到着
お気に入りのmyボードを担ぎ、バリ島へ到着。
暑いです。5月は乾季と聞いていましたが、充分にムワッとしています。空港には独特の香辛料?の香りが。南国の雰囲気満載です。
現地の旅行ガイドの方が出迎えてくれましたが、非常に親切!日本語も私よりペラペラ。まだ海に入っておりませんが、どんどんテンションが上がってきます。
バリ島の波
サーフガイド の方は、朝7時ぴったりに迎えに来てくれました。
イケメン!バリバリのバリニーズ!そしてやはり日本語ペラペラです。
私のレベルや経験を伝えたところ、空港から船で15分くらい沖に出たポイント『トロトロ』へ連れて行ってくれました。
「やった!ガイド本に載ってて、行きたかったところだ!」
サーフポイント『トロトロ』へ到着
こんな船に乗り、ポイントへ到着。
いつもは湘南のビーチ(水底が砂)でしかサーフィンしたことがありません。ここは、リーフ(下が珊瑚礁で固い)なので、かなり怯えての入水です。
「波に叩きつけられたらどうしよう。」
「ウニとか踏んじゃったら痛いだろうな」
とかばかり考えてしまいます。
が、そんな心配は最初だけ。信じられないくらい形よく、優しく割れて長く乗せてくれる、見たこともない、極上の波が出迎えてくれました。
人生最長のロングライドを体験
まずはガイドさんに教わりながら特訓
実はこの日のために、湘南では特訓を積み重ねていました。
けれども、全く質の違う波に最初はかなり戸惑います。今までの感覚ではなかなか思うように波に乗れません。狙う波、待つ場所、パドリングのタイミングなど。
全てガイドさんに教わり、30分くらい頑張ったんでしょうか。
日本とは全く違う波に感動
やっとバリ島一本目のテイクオフが決まります。
「なんじゃこりゃぁーー!!」
と、波の上で叫んでしまいました。
まだそもそも上手くないので、板を自由に動かしたり、アクションしたりすることはできないのですが、とにかく長〜く波に乗れます!
湘南の波の何本分なのでしょうか。10本くらい?100メートルくらい??
気持ち良すぎます。気持ち良すぎたその反動なのか、波から降りたあと一気に現実に引き戻されます。
「と、遠い、、、!!」
そうです。元にいた場所が信じられないくらいはるか遠くに見えるのです。
戻る体力はあるのか??戻れるのか??と自問自答を繰り返しながら、10分くらいかけて元の波待ちするポジションへと戻ります。ひたすらパドリングです。
その繰り返しで、そんなに本数は乗れなくてもヘトヘト。
ただ、人生最長のロングライド。人生最高のサーフィンとなりました。
結婚式はウルワツで
弟の結婚式はウルワツという、有名なサーフポイント近くの崖の上で行われました。(この時はさすがにサーフィンは我慢です。)
素晴らしい式でした。良いお嫁さんをもらい、最高の場所で式ができ、そして最高のサーフィンをさせてもらい、兄は感無量です。
次はどこへ行こう。楽しみが広がる
バリで経験した日本とは全く異質の波。
弟のおかげで想像以上の経験することができました。
今はコロナ禍ということもあり、もっぱら湘南で腕を磨いていますが、また必ずバリには行きたいと企んでいます。日本国内も日本海や九州など、行ったことのない素晴らしいポイントがたくさんあるようです。自由にサーフトリップへ行き来できるその日まで、日々腕を磨き、仕事を頑張り、家族と健やかに過ごしていきたいものです。
やってみよっか?