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夏に食べたい!京都の期間限定厄除けグルメをご紹介

7月に京都で行われる「祇園祭」。

実は厄除け・疫病除けの祭りでもある祇園祭は、日本三大祭りとして発展し、京都の夏の風物詩になりました。

そんな祇園祭には限定の「厄除け」グルメがたくさん登場します!

おいしいグルメを食べて厄除けをしてみましょう!

祇園祭と厄除け

祇園祭は、 京都で毎年7月に行われている八坂神社の祭礼 です。

由来は平安時代まで遡り、1000年以上の歴史がある祭りです。

平安時代の869年、京都を中心に関西地方で 疫病が流行していた といいます。そこで人々は、祇園の神様(スサノヲノミコトなど)に祈りを捧げ、神輿と鉾を立てて神に疫病を鎮めてもらおうという神事をはじめたのが由来とされています。

その後続いてきた祇園祭ですが、その由来から 「厄除け」「疫病除け」 の祭りとして発展してきました。

新型コロナウイルスの影響でここ数年は一般人の参加できる祭りは開催されていませんでしたが、厄除けの粽は販売されていたり鉾が建てられたりしていました。

2022年は山鉾巡行が決定するなど、復活が楽しみにされています。

祇園祭限定発売の厄除け

お伝えしてきたように 厄除けや疫病除け の意味がある祇園祭ですが、さまざまな厄除けグルメが提供されています。

この時期のみの限定商品も多くあるため、ぜひチェックしておきたいところ。

今回は祇園祭の時期に京都に来るなら絶対に抑えておきたい限定グルメをご紹介します。

しみだれ豚まん

しみだれ豚まんは 中国料理店「膳所漢ぽっちり」 が祇園祭の時期のみ店頭発売しているグルメ。

毎年行列ができるほどの人気です。

「しみだれ豚饅」はその名前どおり タレがたっぷりしみ込んだジューシーな豚まん 。具は豚肉、椎茸、山くらげなどで、大き目にカットされた具がぎっしりつまっています。 食べ応えもたっぷり あり、肉汁と上に塗られたタレがしみ込んで、どこを食べても美味しい豚まんです。

かなりの量があるので要注意です! ランチ一食分になるくらいのたっぷりの量があります 。店頭で出来立てを食べるのがおすすめです。しかしこれだけの大きさの豚まんなので、もちろん食べにくさもありタレでベタベタしてしまうかも…。

実はコロナ禍がはじまった2020年から通販を開始していて、 京都に行くのが難しいという人には通販もおすすめ です。

我が家でも通販で購入しましたが、店頭で食べるときのようにお渡し用の紙までついているのも嬉しいポイントです。

通販ならお皿の上でこぼさずいただくことができ、食べやすいのでおすすめです。

限定の和菓子「こんちきちん」「鉾めぐり」

祇園祭の時期は、京都にある有名和菓子店が祇園祭にちなんだ和菓子を期間限定発売中。今回は個包装でお土産にも最適な「こんちきちん」と「鉾めぐり」をご紹介します。

■ 鶴屋吉信「こんちきちん」

鶴屋吉信の「こんちきちん」は 祗園祭のお囃子の音「こんちきちん」にちなんだ名前 の、どらやきのような和菓子。もっちりしっとりした焼皮に粒あん入りの焼菓子です。

■ 俵屋吉富「鉾めぐり」

俵屋吉富の「鉾めぐり」は、生地にやわらかな餡をつつんだ焼き菓子。皮はひとつずつ手焼きしていて、その上に 長刀鉾など祇園祭にちなんだ焼き印がされているどらやき風 のお菓子です。味も粒あんと餅、黒糖こしあん、抹茶あん、白粒あんなどバリエーションがあり、全種類食べたくなるおいしさです。

ちまき麩

京都では、祇園祭りの期間に それぞれの山鉾で授けられる粽(ちまき)を厄除けとして飾る風習 があります。 粽は厄病・厄除けのために欠かせない ものであり、1年間玄関などに飾っている家庭が多いです。

粽といっても 食べれるものではなく 、束状の粽の御守りというものです。

この時期、料理店では 「食べられる粽」 として粽のかたちをした料理を提供している店も増えています。

粽の形のお寿司、粽風の和菓子、粽のパンなどジャンルもさまざま。「ちまき麩」も人気です。

年によって販売がないお店もありますが、この時期京都に滞在していれば何度か目にする機会もあるはずです。

粽の御守りを購入するだけでなく、粽グルメもぜひ楽しんでみてください。

鱧料理

祇園祭は 別名鱧祭り と言われているほど、この時期の京都で多く鱧料理が食べられています。鱧料理を食べに京都に来るという方もいるほどだといいます。

鱧が一番おいしい旬な時期は、祇園祭からお盆の時期までと言われています。

京都は北には海がありますが市内には海がなく、魚は貴重な存在でした。そんな中で鱧が食べれるようになったのは、 鱧は水を離れても長く生きられる ことから。その 「生命力をいただく」という意味 で、夏バテ対策や夏を乗り切る力をつけるために人気になったといいます。

鱧寿司や鱧の落とし、鱧の天ぷらなどさまざまな鱧料理は京都の夏や祇園祭には欠かすことのできない料理です。

この時期京都に来たならぜひ鱧料理を食べて下さいね。

今年の祇園祭の予定は?

2022年の祇園祭は山鉾巡行を行うことが発表 されました。祇園祭は 疫病除け・厄除け という、コロナ禍の時期その効果をぜひ祈りたいお祭りです。

以前のようにぎゅうぎゅうの人の中食べ歩きをするのは少し難しいかもしれませんが、祇園囃子をききながらゆっくり京都を楽しむのもいいかもしれません。

お祭りを楽しみながら、厄除けグルメを食べて、皆の健康を祈りたいですね。

出典・参考

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