【もうすぐサッカーW杯!】日本人選手となじみのあるドイツのチーム「シャルケ」を紹介!
もうすぐサッカーW杯が開催されます。
注目が高まるサッカーですが、世界最高峰のサッカー大国ドイツにも日本人選手はたくさん所属しています。
今回はそんな中から、日本代表で主将を務めたこともある吉田麻也選手が所属する「シャルケ」に注目してご紹介していきたいと思います。
シャルケにはかつて日本代表選手だった内田篤人選手や、昨シーズンまでは板倉滉選手も所属していて、日本人選手にはなじみのあるチーム。
ドイツの小さな町なのですが、どんなチームでどんな場所にあるのでしょうか?
ご紹介していきたいと思います。
シャルケってこんなチーム
ドイツのサッカーリーグ、ブンデスリーガ1部に所属するチーム「 FC Schalke 04(シャルケ) 」。日本人選手が多数所属していたこともあり、日本にはなじみの深いチームです。
日本語公式twitter もあるので情報も手に入れやすいチームですよ!
シャルケがあるのは ゲルゼンキルヘン(Gelsenkirchen) というドイツ北西部の小さな町。
合言葉「Gluck Auf(グリュックアウフ)」
シャルケは1904年創設、過去7回のリーグ準優勝の経験を持つ歴史あるクラブです。
シャルケのホームタウンであるゲルゼンキルヘンという町は 炭鉱の町 でした。ルール工業地帯にあり、炭鉱業を生業とする住民は多く、チームはそんな炭鉱夫たちに支えられてきたことから、今でも炭鉱とのかかわりを大事にしています。
例えば炭鉱夫が使っていた「Gluck Auf(グリュックアウフ)」は無事に地上で会おう、といった意味の言葉。今でもサポーターや選手の間で掛け合っている合言葉のような言葉です。
サポーターが熱いチーム
シャルケは サポーターが熱狂的なチーム としても知られています。シャルケのホームはとても小さい街であるにも関わらず、毎回多くのサポーターがスタジアムを埋め尽くします。
収入規模や 平均観客動員数ではドイツ国内屈指 だといいます。ということは街ぐるみでかなり熱狂的に応援しているということ。
皆ユニフォームを自宅から着てスタジアムに行き、勝てばチャント(応援歌)を歌い…と楽しく過ごします。もちろん試合の前後にはビールをたくさん飲んで楽しみます!
ライバルチームがある
シャルケには永遠のライバルチームがあります。それはゲルゼンキルヘンより20キロほど東にある都市、 ドルトムント のチームです。
日本では香川真司選手が所属していたチームとしても有名ですね。ドルトムントもファンがあついチームとして知られています。
シャルケとドルトムントはずっとライバル関係にあり、このチーム同士の対戦はルールダービー(どちらの都市もルール工業地帯に属している)と言われ、お祭り騒ぎのようになります。
街を挙げての対戦という雰囲気で、当日は青(シャルケ)と黄色(ドルトムント)がスタジアムを埋め尽くします。雰囲気もいつもの雰囲気とは異なり、選手たちもこの一戦を絶対に勝つという意気込みで挑んでいるので双方の気迫がすさまじい一戦になります。
なかなかチケットをとるのも難しいのですが、伝統の一戦をぜひ見たいと思うサッカーファンはドイツ国内だけでなく世界中にいるようですよ。
1部昇格!
内田篤人選手が所属していたころは チャンピオンズリーグ というクラブチームの世界最高峰を争う戦いにも出場していたシャルケですが、その後数年低迷期を迎え、2部に降格という事態になっていました。
しかし日本からシャルケに移籍した板倉選手が活躍した昨シーズン、 シャルケは1部昇格を勝ち取り今年(2022年)には1部での戦いが続いています。
やはり2部と1部での雰囲気は違うので、1部で戦う姿が見れるのは嬉しいですね。
スタジアムのみどころ
シャルケのホームスタジアムは フェルティンス・アレーナ (Veltins-Arena) 。ゲルゼンキルヘンにあり、地元の人に愛されるスタジアムです。
2001年に完成し、ドイツ初のドーム型スタジアムとなりました。 収容人数は62,271人とかなりの大規模スタジアム です。
アレーナの雰囲気
サッカー好きは一度は行きたい!と思っている人も多いこのスタジアムですが、 どこから見ても思ったよりピッチとの距離は近く感じ、見やすいと思える つくり。
天井から取り付けられた 中心部のキューブ状のビジョン が面白く、良い演出になっています。
シャルケが点を入れた時は観客一同大盛り上がり!!スタジアム全体が揺れるように盛り上がります。
また、観客は皆ビールを飲んでいて、興奮してくると手に持ったビールがこぼれたり…はしょっちゅうで上からかけられちゃうこともあります。悪気はないようですが、かなりビールがかかっちゃうのでもし見にいく方がいれば 汚れてもOKな服装で行くことをおすすめ します。
試合が終わっても、周辺のスタンドでビールを飲んでいるお客さんがかなりいます。他人同士で盛り上がったり、旅行客でも気軽に受け入れてくれる雰囲気があります。
特に日本人は内田選手が知名度・人気ともに高かったためか、サポーターから声をかけられることも多く、好感を持ってくれているようでした。
公開練習もある
シャルケは週に何度か 公開練習も実施 しています。公式HPにスケジュールが公表されるので、時間に余裕がある日とは行ってみるのも良いかも。
クラブ開設当初からファンや地域との繋がりを大事にしているチームだからこその、この距離感なのかもれません。
本場・ドイツのプロチームの練習なので飽きることなく見ている地元の方や子供、観光客などいろいろな層の人がいます。運が良ければサインがもらえたり写真を撮ってもらえたりすることもあります。
グッズ売り場にも注目
スタジアムに観戦に来たならグッズも購入したいところ。
当日は出店のようなグッズ販売所で購入できるほか、立派な二階建ての ショップ もあるので(少し場所は離れるのですが)ゆっくり買い物も楽しめます。
ただし 試合がある日でもグッズ販売所は予定時間にクローズしてしまう ので(夕方まで)試合が終わった後急いで向かわないと間に合わないことも。試合当日は時間に余裕を持って動くようにスケジュールを組みましょう。
試合のない日でもショップはオープンしているのでHPで確かめてみて下さいね。
シャルケのスタジアムツアー
シャルケは 一般客向けにスタジアムツアーを開催 しています。
WEBから開催日をチェックし、申し込み、現地で支払うというスタイルでした。試合のある日には開催していないことが多いです。
日本からでももちろん予約できるため、旅行のプランに組み込みたい!という方はぜひチェックしてみて下さい。
言語は英語とドイツ語でしたが、ドイツ語のツアーでも参加客が外国人であれば簡単な英語で説明してもらえることもあります。
ツアーのハイライトを少しご紹介します。
ロッカールーム
選手が実際に使用するロッカールームを見ることができます。一人一人場所が決まっているというのでテンションが上がりそうですね。
選手目線でのスタジアム
ロッカールームからスタジアムに出るまでの一連の通路を通ることができます。選手は、 炭鉱の坑道をイメージした通路を通ってピッチに出る のですが、ここからも炭鉱の町を大事にしていることがわかりますね。
スタジアムのピッチの芝は入れ替えできるようになっているので、試合以外の時はこのように何もありません。しかし観客席はきれいに見えるので、イメージはしやすいかと思います。
選手目線で体感できる のは嬉しいポイントかもしれません。
張り巡らされたビールパイプ
この スタジアムの地下には巨大なビールタンクがあり 、スタジアム全体にビール専用のパイプラインが張り巡らされています。観客はこのパイプラインを通ったビールをスタジアムのどこからでも飲むことができるんです。新鮮でおいしいビールを提供したいという思いからできたアイデアだそうですが、ビール大国ドイツならではの工夫ですね。
ゲルゼンキルヘンへのアクセス
ゲルゼンキルヘンはとても小さな町でホテルをとるにしても限られてしまうので、日本から観光で行きたいと思っている人は 近くの大都市「デュッセルドルフ」に滞在するのが良さそう 。
デュッセルドルフからシャルケのスタジアムまでは乗り換え含め40分ほどかかりますが、 デュッセルドルフはホテルがたくさんあったり買い物やグルメなど楽しめるスポットがたくさんあるので便利 です。
試合のある日は チケットを提示すれば交通機関が無料になるサービス もあるので、移動にお金はかからないことが多いですよ!
実際に試合日当日になると同じ電車にユニフォームを着たサポーターがたくさん乗っているので迷うことなくスタジアムに到着できます。
一度は行きたい、本場・ドイツのサッカー観戦
ドイツはW杯で何度も優勝したこともある強豪国。
今年はサッカーW杯が開催されることもあり、サッカーに要注目!コロナ禍明けでサッカー観戦旅行に行きたい!という方も多いかもしれません。
ドイツには観光だけでなくサッカー観戦旅行に行くのもおすすめです! 機会があればぜひチェックしてみて下さいね。
やってみよっか?