【ガーデニング】丈夫で育てやすい!手間要らずでおしゃれなおすすめシルバーリーフ5選
庭を洗練されたおしゃれなテイストにしてくれるシルバーリーフ。おしゃれな雰囲気にしてくれるだけでなく、庭を明るく見せてくれる効果もあります。
今回は初心者でも挑戦しやすい、丈夫で手間要らずなシルバーリーフをご紹介します。
シルバーリーフをきれいに保ちたい方や、環境に合うシルバーリーフを選ぶのが少し難しい…とお悩みの方にもおすすめです。
シルバーリーフは難しい?
蒸れやすい性質
繊細な印象のあるシルバーリーフですが、意外と丈夫で強い植物がたくさんあります。
ただシルバーリーフは乾燥した地域原産のものが多いため、 日本の高温多湿・蒸れに弱い 性質がみられます。枯れはしないものの、あまりきれいに育てられないというケースも少なくありません。
手入れをする時間がなく、 気が付いたらなんだか茶色く汚くなってしまった …なんて経験がある人も多いのではないでしょうか。
シルバーリーフを選ぶコツは?
手間をかけられないなら、 蒸れに強いシルバーリーフを選ぶのがコツ です。
蒸れに弱いかどうか分からない場合は、原産地を見てみるのがおすすめ。特に地中海原産のものは乾燥に強い反面、高温多湿の日本で育てるのは難易度が高い場合があります。地中海原産の植物は、初心者にはちょっと難しいところがあるかもしれません。
また、草本タイプよりも低木などのほうが蒸れに強く育てやすい傾向もあります。選ぶ時の参考にしてみてください。
シルバーリーフを楽しむコツ
シルバーリーフは、葉の表面が細かい白い毛に覆われていることでシルバーに見えるものがほとんどです。この毛は水分の蒸発を防いだり、強い日光から葉を守る役目をしています。そのため、日当たりがいい場所で育てる方が毛の役割が発揮され、シルバーカラーがはっきりすることがあります。
半日陰でも育てられますが、 できるだけ日当たりをよくするのがコツ です。もちろん植物によって特性も違いますが、置き場所にも注意してみてください。
初心者にもおすすめの種類
そこで今回は、しっかりシルバーカラーを楽しめて、ほったらかしでも汚くなりにくい種類を集めてみました。 こまめに手入れできない人 や、 ガーデニング初心者でも取り入れやすい おすすめのシルバーリーフたちです。ぜひ参考にしてみてくださいね。
シロタエギク
シルバーリーフの定番
シルバーリーフといえばまず代表的なのがシロタエギクですが、育てやすいだけじゃなく年中ホームセンターや園芸店で手に入りやすいのが初心者にもおすすめしたいポイント。
冬もシルバーカラーがとても美しく、また植え付けも周年できるので、シルバーリーフがほしい!と思った時にすぐに使えます。特に冬、クリスマスやお正月の寄せ植えなどにもぴったりです。
性質と特徴
日当たりが足りないとシルバーリーフが緑色になります。日当たりがよく、風通しのいい場所で育てます。蒸れには弱いですがそれでも強く、よく茂ります。
ただし株が古くなるとシルバーリーフが褪せ、木質化してきます。姿が悪くなってきたら挿し芽で増やし、世代交代させながら楽しむといいでしょう。シロタエギクの挿し芽はとても簡単なので、初めてでもチャレンジしやすいですよ。
リクニス・コロナリア
花もかわいいシルバーリーフ
フランネルソウ、スイセンノウとも呼ばれるリクニス。白い毛が生えたふわふわの葉茎が特徴的で、春から初夏にかけて3~4cmほどの花が咲きます。花色は白や赤、ピンクなどが代表的で、アメリカ北西部や中央アジアなどが原産です。
開花時期は花茎が30~50cmくらいに伸び、ナチュラルな雰囲気の草姿になります。花が終われば草丈は低く、葉は絨毯状に広がって冬の間カラーリーフとしても優秀です。
性質と特徴
高温多湿に弱く夏に枯れることがあり、日本では一・二年草扱いとも言われます。雨の多い場所では蒸れやすいため、乾燥気味に育てます。
ただ筆者の住む四国は雨が少ないからか、ほっておいても葉はずっときれいなシルバーを保ち、花も毎年咲いてくれます。気が付くとこぼれ種で結構増えており、庭のあちこちにシルバーリーフが広がっています。環境が合えば本当に手がかかりません。
トウテイラン
さわやかな花とシルバーリーフ
ランとつきますがランではなくベロニカの仲間で、中国地方の日本海側で自生しています。やわらかなシルバーカラーの葉と、晩夏~秋に咲く穂状の紫色の花がとてもきれいな宿根草です。
草丈は30~50cmほどになり、株張りもよく見栄えがします。バラなどとも相性がよく、イングリッシュガーデンなどにおすすめです。冬は地上部を切り戻すと、春にまた芽吹きます。
性質と特徴
日当たりがよく風通しのいい場所を好みます。やはり高温多湿には弱い性質はありますが、それでも日本全国で夏でも元気に花を咲かせ、植えっぱなしで楽しめます。
基本的に放置でもきれいですが、春に芽吹いてぐんぐん茎が伸びていくとどんどん茎が倒れて見苦しくなることも。5月頃に一度伸びた茎を摘み取ってやると、徒長を防げます。
ブッドレア シルバーアニバーサリー
花の香りも楽しめるシルバーリーフ
ブッドレアは中国原産のフジウツギ科目の低木です。バタフライブッシュとも呼ばれ、花に甘い香りと蜜があるため蝶が集まる花木として知られます。
穂状の花が多いブッドレアですが、シルバーアニバーサリーはボール状の花が咲きます。白色~クリーム色の小花が集まった姿はかわいらしく、初夏から秋まで長い間楽しめます。
性質と特徴
シルバーアニバーサリーもやはり高温多湿に弱い性質はありますが、根付いてしまえば非常に強健です。
花後樹高は1m前後とコンパクトでまとまりもよく、暴れにくいので庭に合わせて育てられます。またほかのブッドレアに比べると成長がゆっくりなので、こまめな剪定もあまり必要ありません。ただ枝葉が密になりすぎると病害虫の元になるので、年に一度、花後の12~3月頃に剪定するのがおすすめです。
ツリージャーマンダー
刈り込みに強いシルバーリーフ
ツリージャーマンダーは地中海原産のシソ科の常緑低木です。葉は揉むとシソ科らしい香りがして、初夏に咲く青紫の花はエディブルフラワーとして料理にも使えます。
シルバーグレーの小さめの葉っぱがたくさん茂り、株が大きくなると見応えのあるシルバーリーフです。常緑で剪定に強いため生垣にしたり、丸く刈り込んでも美しいです。
性質と特徴
暑さにも寒さにも強く、病害虫も少なくとても丈夫です。
成長はあまり早くありませんが、枝が暴れがちになります。ただし剪定に強く萌芽力も高いので剪定は難しくありません。場所に合わせて適宜剪定をしながら管理できます。
また蒸れにも弱い性質がありますが、混み合った枝を剪定して風通しをよくすれば一気に枯れこむこともあまりありません。剪定した枝は香りのインテリアとしても楽しめます。
シルバーリーフで庭をシックに演出しよう
シルバーリーフは夏は涼しげに、冬は冬らしいシックさを演出してくれる使い勝手のいいカラーリーフです。カラーリーフは植栽にメリハリをつけられるので、庭が単調に感じている人にもおすすめですよ。
ご紹介したものは鉢植えでも育てられます。ただベランダなどは風通しが悪くなりがちなので、夏はサーキュレーターなどで風を作るのも効果的です。どれも水のやりすぎには注意しながら、きれいなシルバーリーフを楽しんでみてください。
やってみよっか?