家庭菜園がSDGsに繋がる?暮らしのなかでSDGsの目標達成に参加しよう
昨今、よく耳にするようになってきたSDGsという単語。みなさんはご存じですか?
SDGsとは何か、そして家庭菜園は具体的にどのようにしてSDGsの目標達成に貢献できるのか。
詳しく紹介してみたいと思います。
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「 世界でいちばん素敵なSDGsの教室 」(三才ブックス)というとてもわかりやすい本が発売されています。
こちらの本から勉強した内容と、家庭菜園とSDGsの関係についてご紹介いたします。
SDGsとは?
「 持続可能な開発目標 」のことです。(「 世界でいちばん素敵なSDGsの教室 」より)
SDGs は 5つのP を意識して、目標を達成します。
- P eople 人間
- P rosperity 豊かさ
- P lanet 地球
- P eace 平和
- P artnership パートナーシップ
の頭文字が、 5つのP になります。
つづいて目標について詳しくみていきましょう。
SDGsの17の目標とは?
SDGsとは、「持続可能な未来」のために、今達成したい17個の目標を掲げています。
- 貧困をなくそう
- 飢餓をゼロに
- すべての人に健康と福祉を
- 質の高い教育をみんなに
- ジェンダー平等を実現しよう
- 安全な水とトイレを世界中に
- エネルギーをみんなに そしてクリーンに
- 働きがいも経済成長も
- 産業と技術革新の基盤をつくろう
- 人や国の不平等をなくそう
- 住み続けられるまちづくりを
- つくる責任つかう責任
- 気候変動に具体的な対策を
- 海の豊かさを守ろう
- 陸の豊かさも守ろう
- 平和と公正をすべての人に
- パートナーシップで目標を達成しよう
「つくる責任つかう責任」に注目
プラスチック製のストローが「紙」や「草」でつくられたり、スプーンが国産野菜でつくられたりしています。
東京農業大学学生が立ち上げた草ストローのブランド「 HAYAMI 」は、ベトナムの伝統で使われてきた「レピノニア」という草でつくられたストローから着想を得たようです。
そして、国産野菜でつくられている「 PACOON(パクーン) 」は無添加・食べたあとにそのまま食べられるスプーンなのです。
- 抹茶
- おから
- かぼちゃ
- いぐさ
- ビーツ
の5種類セットになっています。
ごみを出さずに済む&栄養もたっぷり摂れるスプーンです。
- 抹茶には「肥満予防」
- おからには「便秘解消」
- かぼちゃには「免疫力UP」
- いぐさには「抗菌作用」
- ビーツには「高血圧予防」
の効果があると、PACOONの公式情報に載っています。
草ストローや野菜スプーンをつかうことで、プラスチックごみを軽減させる目標に参加。
「 つくる責任つかう責任 」「 海の豊かさを守ろう 」の2つに参加することができます。
PACOONのスプーンで栄養を摂取できることが「 すべての人に健康と福祉を 」の目標にもつながります。
自分自身の体、そして健康を大切にすることもとても重要なSDGsです。
家庭菜園がSDGsに貢献できる?
それぞれのお住まいの地域、風土、条件などを踏まえて、家庭菜園でつくれる野菜とつくれない野菜があります。
野菜は自分でつくることで目標達成のための貢献になります。
ですが、野菜をつくれないことも貢献になるのです。
つくる貢献
野菜を購入しないことで、 包装・容器の削減 につながります。
廃棄物の削減につながりますので、大きな貢献といえるでしょう。
包装・容器はその後の焼却処理されます。その量を減らすことで、「 気候変動に具体的な対策を 」の目標達成のためにも貢献できます。
家庭菜園をすることで、 生ごみを堆肥に変えるコンポスト を実践することで、さらに廃棄物を減らすことができます。
家庭菜園では農薬を使わないor使ったとしても量が少ないため「 すべての人に健康と福祉を 」の目標達成に参加していることになります。
不必要なまでに虫を殺さないというのも、生態系を守るのに重要なことでもあるのです。
つくれない貢献
つくれない貢献というと妙な言葉ですが、 家庭菜園でつくることができない野菜は購入 することで、目標達成に貢献しているということも。
野菜を購入することで生産者の「 働きがいも経済成長も 」に貢献します。
この部分もとても大切だと思います。
できるかたちで参加してみよう
SDGsの目標達成のためには17個の目標があることをご紹介しました。
この17個の目標と別に「169のターゲット」というさらに細分化された目標があります。
17個の目標 は みんなで力を合わせて達成していこう という 大きな目標 になりますが、169のターゲットには、「あ、これなら自分でもできそう」という身近な目標が立てられるアイディアが豊富に含まれています。
家庭菜園をする人も、野菜を購買することでSDGsに貢献する人も、日常のなかでできることを少しずつ増やして、地球を守りたいですね。
私もできることを増やしていきたいと思っています。
やってみよっか?