フランス発祥の球技、ペタンクを始めてみませんか
フランス発祥のスポーツ、ペタンクをご存知ですか?ペタンクは、ルールが簡単で老若男女がだれでも楽しめるスポーツとしておすすめです!
この記事ではペタンクの歴史からルールまでご紹介しています。
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- 道具(難度) ■■■
- 事前準備(難度) ■■■
- 経験(難度) ■■■ 難易度の目安
ペタンクとは?
ペタンクはビュット(but フランス語で「的」)とよばれるボールに目掛けてブール(boule、フランス語で「ボール」)を投げ合い、対戦相手よりもビュットの近くにブールを近づけることができれば勝ち、というスポーツです。詳細なルールは後述しますが、基本的なルールはこのように簡単なものなので、年齢や性別問わず一緒に楽しめるスポーツの代表格と言えると思います。
また、パラリンピックの公式競技のひとつであるボッチャは、ペタンクをベースにした競技なんですよ!
ペタンクの歴史
現在のペタンクは1910年に南フランスのLa Ciotat(ラ・シオタ)という港町が発祥の地と言われています。La Ciotatですが、映画の父と称されるリュミエール兄弟が「L'arrivée d'un train en gare de La Ciotat」という映画を撮影したことから、映画発祥の地の一つとしても知られています。
ペタンクの名前の由来ですが、南フランスのプロヴァンスの方言で「両足を揃える」=pieds-tanqué(ピエ-タンケ)から派生してpétanque(ペタンク)となりました。 両足を揃えて投げるというのがペタンクのルールの一つとしてあり、競技名はルールに由来している 、ということですね。
ペタンクが競技として現在の形になったのは1910年ですが、その原型となるスポーツはそれ以前、中世の時代から存在していました。現代のペタンクでは金属製のボールを使用しますが、中世では粘土や石などが使用されていました。またルールにも違いがあります。例えば足を揃えて投げる、というペタンクという競技名の由来になっているルールも当時はありませんでした。
現在の形になるまえも含めると数百年の歴史をもつ伝統的なスポーツ、それがペタンクなのです。
ペタンク 道具とルール
ここからはペタンクで使う道具とルールを詳しく見ていきたいと思います。
ペタンクに必要な道具は?
ペタンクに必要な道具はたったの2つ。冒頭述べた2種類のボールが必要になります。
- ブール…プレイヤーが投げるボール。重さは650g~800g
- ビュット…的になるボール。ブールと比べて小さい
公式戦ではブールは金属製、ビュットには木製もしくは樹脂製のものを使用します。
道具の揃え方ですが、スポーツ用品店よりもAmazonなどネット通販を使った方が効率よく手に入るかと思います。Amazonの商品ページは以下です。
ペタンクのルールは?
優劣は、手持ちのブールをどれだけビュットに近づけられたかで決まります。具体的なゲームの進め方は以下の通りです。
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先攻チームの選手が地面に半径30cm~50cmの円を書く
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その円の内側からビュットを投げる(円からの距離が6m~10mであることが条件)
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先攻チームが1投目を投じて攻撃終了
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続いて後攻チームが1投目を投じる。先攻チームの1投目よりもビュットに近ければ後攻チームの攻撃は終了。先攻チームよりも遠ければ、後攻チームは続けて2投目を投じる。
同じ要領で相手チームよりもビュットに近づけられたら交代、遠かったら続けて投げるを繰り返します。
ボールの数は、シングルスの際は3球ずつ、チーム戦の時は全員で6球で競います。
- 両方のチームの球がなくなったら試合終了。スコア計算に移ります。得点を得られるのは一番ビュットに近い球のチームです。相手の球のうち最もビュットに近いブールよりもビュットに近くに寄せられていたブールの数が点数になります。
以上が、1ターンの進め方です。公式にはフランス語で1ターンを表す1メーヌと呼ばれます。1メーヌが終わったらビュットの位置を中心に円をかいて、上の2.に戻って新たなメーヌをはじめる、というながれです。
先に13点をとったほうが勝ち!となります。
図解をすると以下の通りです。
赤丸がビュット、ブールの色は、便宜上、青と黒で分けています。上のケースではビュットに最も近い青チームが2点、下のケースでは黒チームに1点が入ります。
ペタンク、やってみませんか?
ペタンクについて、興味を持っていただけたでしょうか。
ルールも難しくなく、道具も多くは必要ないのでどなたにも始めやすいスポーツだと思いますよ!
実際にやってみたいけど、ひとりだとちょっと…というかたには、公益社団法人 日本ペタンク・ブール連盟を通じて体験してみるのがおすすめです。 こちら から申し込み概要をみることができます。(申し込みはメールで行えます)
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それでは最後までお読みいただきありがとうございました!
出典・参考
やってみよっか?