行楽の季節!秋冬にもおすすめできる江ノ島の観光情報
江ノ島というと夏のイメージが強い方が多いかもしれません。
神奈川県の観光地で、サーファーの聖地とも言われる場所として知られています。
夏に訪れると海水浴客や観光客で大賑わい。明るいリゾートの雰囲気があり、多くの人が楽しんでいます。
しかし、実は江ノ島は階段が多く車も入れる場所が限られているため、真夏に訪れると観光には苦労するかもしれません。そのため、少し涼しくなってきた秋冬シーズンのおでかけにもおすすめ!
今回は江ノ島観光を楽しむための情報をまとめてみました。
江ノ島は歴史ある観光地!
江ノ島は現在でも人気のある観光地ですが、実は 江戸時代やそれ以前より観光地として栄えてきた歴史ある場所 なんです。
そのひとつはかつて 江島神社詣りが流行した こと。江島神社は 源頼朝 が勧請(他の地にあった神社を移して祀ること)してできた神社だと言われています。その後弁財天信仰から人気が高まり、徳川家康が信仰し参拝したことや日蓮が奇跡を起こしたこと、龍神の伝説があることなど様々な要素が重なり、江戸時代には大変な人気が出たといいます。
江の島は現在は首都圏から日帰りで行くことができますが、当時は数日がかりで訪れる場所でした。
伊勢神宮に参拝する「お伊勢まいり」は江戸から行くにはかなり大変な日程。その点江ノ島であればまだ難易度が低く、泊りがけで行くレジャーとしてもちょうど良かったのかもしれません。
江ノ島へのアクセス
江ノ島はもともと島。今では橋でつながっているため徒歩でアクセス可能ですが、昔は徒歩では渡れなかったそうです。しかし1296年に地形が変わって江ノ島が隆起し、徒歩で渡れるようになったという説も。
現在でも船で行くことも可能なので当時の江の島はどのような場所だったのか気になりますね。
現在江ノ島へ電車で向かうには、
- 江ノ島電鉄 江ノ島駅 徒歩約21分
- 湘南モノレール 湘南江の島駅 徒歩約21分
- 小田急江ノ島線 片瀬江ノ島駅 徒歩約18分
というルートがあります。
どちらで向かうにしても、 最寄りからは徒歩 というパターンが多くなりそうです。
また橋を渡らないといけないため(橋だけで7~8分ほど歩かなければいけません)所要時間は長くなりそうです。
江ノ島へ向かう道は多くの飲食店やお土産店などで賑わっているので、飽きることはないのですが、 歩く時間は長くなるので靴や服装にも注意が必要です。
江ノ島観光は徒歩の距離が長い
江ノ島に到着してからは江島神社の参道になります。こちらも飲食店や商店がひしめくにぎやかなエリア。かなりの坂を徒歩で登るかたちになります。
突き当りは江島神社。ようやくの到着ですが、参拝するため社に行くにはここからもまた階段の登りがあるんです。
駅から歩きっぱなしで、ここまででかなり疲れている方は多いかもしれません。そんな方は 有料のエスカー という乗り物(エスカレーター)があるので使ってみるととっても便利です。
登りのみで下りは階段を下りる必要がある のですが、階段の登りもかなりきついので、しんどい・疲れたという方は無理せず使ってみましょう。
このように、江ノ島観光はかなり歩く距離が長く、階段も多いため、 真夏にはかなりきついかも しれません。熱中症にも注意が必要です。
その点、秋冬は少し気温も低く、歩くのも楽なのでおすすめの季節です。もちろん秋冬であっても脱水症状の心配もあります。こまめに休憩をとるなど体調には気をつけましょう。
江ノ島の楽しみ方
江ノ島はレジャーやグルメ、景色などたくさんの楽しみ方が出来る場所。もちろん江島神社へ参拝するのも欠かせません。一日中遊べるので飽きない場所です。
グルメ
江ノ島名物のたこせんべいやしらす丼は絶対欠かせないグルメです!
【たこせんべい】
たこせんべいのお店はいくつかありますが、どこも人気で平日でも行列ができるほど。 たこをまるまる封じ込めたこのせんべいは江ノ島に来たならぜひ食べておきたい一品 です。
列は長いですがスイスイ進むのでそこまでの待ち時間も発生しません。SNSに載せている女子も多数!アクセスしやすく屋台のような場所なので家族や友人、カップルだけでなく 一人旅の方にもおすすめ です。
【しらす丼】
しらすはなんといっても名物。
江ノ島には多くのしらす丼のお店があります。かなり奥の方にもお店があるので、余裕がある方はおすすめのお店を探してみたり、歩いて疲れた時の楽しみにとっておいたりするのも良いかもしれません。
お気に入りのお店をみつけて、ぜひ新鮮なしらすを食べてみましょう。
景色
江ノ島は景色がとっても良いです。
江島神社の頂上付近にも、海を見渡せる場所がたくさんあるのでぜひ上の方まで行ってみて下さい。天気の良い日にはとっても爽快な気持ちになれますよ。
また、この周辺は 東京五輪でヨットレースの舞台にもなった 場所。 ヨットハーバーや海を一望しながら休憩をするのもおすすめ です。
江ノ島の観光スポット巡り
絶対行きたい!江島神社
江島神社は階段を登っていくと 辺津宮、中津宮、奥津宮と順にお詣りをすることができます。
江島神社は江ノ島の中心的な場所。先ほどもお伝えしましたが、 「源氏」とゆかりのある神社 として知られています。
源頼朝は奥州の藤原秀衡と争いをしていた際、調伏祈願のため文覚上人(もんがくしょうにん)に竹生島(ちくぶしま・琵琶湖)の弁財天を江島神社に勧請させました。その後鎌倉幕府を開くことができたため、信仰が深まったと言われています。
また鎌倉時代に執権・北条時政が江島神社で子孫の繁栄を祈願した際に、龍が現れ、3つの鱗を落とし、願いを叶えたという逸話もあるそう。他にも龍の伝説がいくつかあり、 龍神信仰 とも結びついています。龍神と関係するスポットも江ノ島にはたくさんあります。
複数の宮があるうち、奥津宮の石鳥居は、頼朝が寄進したものが残っています(一部補修されています)。奥津宮まではエスカーで登り切った後も階段や坂のアップダウンがあり少し距離があるのですが、当時の雰囲気が感じられる貴重な鳥居なので、余裕のある方はぜひ奥津宮まで参拝してみて下さいね。
龍恋の鐘
龍神伝説の残る鐘のあるスポットがあります。こちらは江島神社の上の方にあるので、奥津宮に行った際に一緒にまわるのがおすすめです。
カップルで訪れるにはピッタリの場所。ぜひ南京錠をかけてロマンチックな気分になってみてはいかがでしょうか。
江島岩屋
江ノ島の最奥には洞窟があります。波の浸食により形成された洞窟ですが、以前は仏教行事に使われたこともあり、小さな祠があります。
入場料が500円かかります(2022年10月現在)が、龍神関連の伝説もこの場所に多く残っているため、興味のある方は楽しめるスポットです。 足場が悪く階段も多いため、動きやすい服装をおすすめします。
江ノ島奥側の釣り・磯遊びスポット
江ノ島は釣りの聖地!観光スポットに行かずに島をぐるりとまわると、島の奥側には 釣りが楽しめるスポットや磯遊びができる場所 があります。
足場が悪いため潮の流れや天気、満潮・干潮の時間等に注意は必要ですが、多くの釣り人が楽しんでいるようです。行かれる際はしっかり準備・情報収集してから訪れるようにしてくださいね。
江ノ島はいろんな遊び方ができる場所!
江ノ島の観光情報をお伝えしてきました。
江ノ島だけでなく鎌倉など周辺には歴史的な観光地がたくさんあり、 一日ではまわりきれないほど 盛りだくさんの場所です。
グルメや景色目当ての方だけでなく大河ドラマ好きの方や 歴史好きの方にもおすすめ です。
他にも映えスポットなど話題のスポットはたくさんあるので、ぜひチェックしてから江ノ島観光に繰り出してみましょう、新しい発見がたくさんあるかもしれません。
出典・参考
やってみよっか?