【5月21日&22日は箱館五稜郭祭】必見ポイントを解説!春の函館をとことん楽しもう
箱館五稜郭祭は毎年5月21日、22日に北海道・函館で開催される祭り。
行ったことがあるという方は少ないかもしれないですが、歴史好き&函館好きには欠かせないイベント!
コロナ禍で中止や縮小もあったため、2022年は久しぶりの開催を期待したいところです。
箱館五稜郭祭に行ってみたい!という方に、みどころを紹介していきます。
箱館五稜郭祭とは?
戊辰戦争の舞台となった五稜郭にまつわる歴史を後世に伝えることを目的として昭和45年から開催されています。死者をしのび、戦争の歴史を伝承するという大事な意味もあります。そのため、応募すれば参加できるなど開かれたイベントになっていることが特徴です。
お祭りというと夜店が出たり花火があったり…とイメージする方も多いかもしれませんが、 箱館五稜郭祭は昼に行われる、イベントが中心のお祭りです。
明治維新の際、最後まで徹底抗戦することを決めた旧幕府軍はここ五稜郭に集結し仮政権をつくりました。五稜郭内には箱館奉行所も設置され、新政府軍に対抗しましたが、その後新政府軍の上陸を許してしまい 五稜郭はじめ箱館は激戦地に。
明治2年5月18日に旧幕府軍は降伏し、ここに戊辰戦争が完結しました。
箱館はその後「函館」になっており、そのまま現在の函館市の中心部で 箱館五稜郭祭 が行われています。
五稜郭や函館は歴史ファンにはお馴染みの人気スポット 。たくさんの史跡もあります。箱館五稜郭祭は歴史好きの方は欠かせないイベントのひとつかもしれません。
明治維新の際の五稜郭の戦いを再現したりパレードしたり…と盛りだくさんのお祭りですが、ここで気になるのは意外と 旧幕府軍側の視点が多く、今でも大人気 ということ。
新政府軍が勝利し、最後まで奮戦した旧幕府軍はここで敗れるのですが、その戦いっぷりからか旧幕府軍の方が人気がある気がします。また、新政府軍はちょっと悪役っぽく描かれている部分もあります。
他にも大人気の元新選組副長・土方歳三のコンテストなど、面白そうなイベントも盛りだくさん。
ぜひ箱館五稜郭祭に行ってみましょう!
五稜郭祭のスケジュール
五稜郭祭のスケジュールを公式サイトより引用させていただきます。毎年だいたい同じようなスケジュールで行われています!ただ場所は毎年微妙に異なるので、チェックしてから訪れるようにしましょう。
たとえば2019年は土方歳三コンテスト全国大会は五稜郭タワーのアトリウムで行われていましたが、2022年の場所は函館市芸術ホール。近いのですぐに移動可能ですが別の場所なので気をつけましょう。
2022年5月21日(土) 1日目
【碑前祭】
◆ 「中島三郎助父子最後之地」碑前 10:00〜
◆ 「碧血碑」前 10:50頃~
◆ 「土方歳三最期之地」碑前 11:30頃~
◆ 五稜郭タワー「箱館戦争供養塔」前 12:00頃~
【函館市芸術ホール】
◆ 箱館五稜郭祭記念式典
開会宣言、協賛会長挨拶、錦旗授与ほか 13:00~
◆ 2022(第35回)土方歳三コンテスト全国大会 13:15~
2022年5月22日(日) 2日目
【維新行列・音楽パレード】
◆13:00スタート
【開城セレモニー・戦闘パフォーマンス】
◆ 五稜郭公園特設ステージ 15:00頃~
たっぷり五稜郭祭を楽しむための旅行日程は?
2日間まるまる楽しむためには、祭りの前泊・後泊をふくめ3泊4日が必要です。
ここからは飛行機の時間も関わってくるのですが、朝に函館着、夜函館発便が可能なら1泊2日も十分可能といえるでしょう。
ただ午前着・夜発の便は札幌または東京便しかないため、他の都市からの発着を考えている方は経由も必要になってくるかもしれません。そうなれば2泊、3泊していくというプランも有効になってきます。
どの部分だけ見ても楽しめるので、 自分のスケジュールが合う範囲で楽しんでみてください ね。
まずは土方歳三コンテストだけ、またパレードだけ、などいろいろアレンジは可能です。
これだけは逃さないで!五稜郭祭の必見イベント
ぜひみて欲しいイベントがあるので紹介します。
土方歳三コンテスト
土方歳三コンテストは 元新選組副長 として活躍し、最後まで函館で戦った土方歳三になりきって競い合うイベント。私も数回見にいったことがありますが、めちゃくちゃ盛り上がるんです!
毎年腕に自信がある10~20人(組)が出場し、持ち時間内でパフォーマンスを行います。
複数人で組んで出場される場合もあり、口上や寸劇、殺陣などさまざま。函館で最後の戦いにのぞみ戦死した姿を迫力満点にえがく出場者も多く、おもわず息をのむような時間です。
函館では ローカルニュース で取り上げられることも。
2019年はなんと、NHKの大河ドラマ「新撰組!」で土方歳三役をされた俳優の 山本耕史さんがサプライズゲスト として招待され、特別審査員をつとめられました。
他にもお子さん方のステージもあり、ほほえましい場面もあるイベントです。
パレード&セレモニー
パレードでは交通規制もあるので、あらかじめチェックしたうえで訪れるようにしてください。ギリギリだと移動手段もなく(中心地からも歩ける距離ですが)見逃してしまうという可能性もあるため、余裕をもって行動するようにしましょう。
公式HPによると、コースは
中島町廉売通り(維新行列出発地点)13:00スタート→千代台公園(音楽パレード出発地点)→行啓通り(戦闘パフォーマンス) 13:15~14:30頃→五稜郭公園特設舞台(開城セレモニーなど)15:00頃〜
となっています。
このふたつは初心者にも楽しめるイベントかと思います。他にも 碑前祭 などいろいろなイベントがありますが、見学スペースがあまりないため、どちらかといえば特設ステージが設置されている 開城セレモニー・戦闘パフォーマンス の方が見やすいかもしれません。
押さえておきたい函館グルメ
せっかく五稜郭にきたらグルメも楽しみたいですよね。函館グルメはおいしいものがたくさん!がっつりから気軽に食べられるものまでおいしいお店を紹介します。
ラッキーピエロのチャイニーズバーガー&ソフトクリーム
函館以外の地域の人にはなじみがうすいのですが、 ラッキーピエロ というチェーン店があるのをご存知でしょうか? 通称「ラキピ」 といわれて親しまれているお店です。
甘酢味の鶏の唐揚げをバンズで挟んだ チャイニーズバーガー は絶品でした!
一番有名なのがチャイニーズバーガーですが、オムライスやカレーなどの洋食もあり、その枠はファストフード店にとどまりません。ファストフードとファミレス足したような感じでしょうか。
また、 北海道産の牛乳を使ったソフトクリームも最高に美味しいです。
函館に行ったら絶対行ってほしいお店のひとつです。
海鮮丼
函館といえば海鮮を思い浮かべますよね!
特に函館には朝市があるので、朝食からお土産のお買い物まで海鮮をたっぷり楽しめます。
商店街のようなかたち。いろいろなお店が立ち並んでいます!
今回は海鮮丼を食べてきました。
こちらは有名なうにのお店 うにむらかみ さん。
函館に本店があり、うには通販で購入することも可能です。とっても混むのでぜひ予約を入れてからうかがいましょう。三食丼、おいしかったです!
また、朝市は朝早くから開いているので朝ご飯を食べに行ってきました。
おすすめなのが きくよ食堂 さん。
いくら丼といかソーメンをいただきましたがめちゃくちゃおいしかったです!
ほかにも朝市にはお店がたくさん。
制覇するのは難しいですが、気になるお店を見つけて美味しい海鮮を食べてみてくださいね!
函館ラーメン
函館はラーメンもとっても有名です。塩味ですがあっさりしすぎずコクもあり、癖になる味です。
一番有名なのは 函館麺厨房あじさい さんです。
行列ができていることも多く、時間調整もちょっと難しいケースも。
函館空港には おんじき庭本 さんというまた別の老舗のラーメン屋さんがあったので、時間がないという方は空港もありかもしれません。
塩ラーメン好きにはたまらないおいしさでおすすめです。
可能なら函館ラーメンの食べ比べもしてみたいですね。
関連スポットも欠かさず観光しておこう!
五稜郭祭・戊辰戦争の関連スポットはぜひおさえておきたいところです。五稜郭もみどころがたくさんあるのでぜひいろいろな場所をみてまわりましょう!
五稜郭タワー
五稜郭タワーからはきれいな五芒星が見えます。ぜひ上にのぼってみてみたいですね。また展望エリアや1階アトリウムにも土方歳三の像があります。
土方歳三最後の地碑
土方歳三最期の地碑は土方歳三が銃弾に倒れたとされる 一本木関門跡 に近い若松緑地公園にあります。この時期はファンが手向けるお花もたくさん。その人気がうかがえますね。
箱館奉行所
箱館奉行所は五稜郭内に再現 されており、見学することもできます。
2010年(平成22年)に復元工事が完成し、開館したスポット。 興味深い資料もたくさん で気付けばかなり時間がかかってしまったりするのでゆっくり訪れたいスポットです。
五稜郭内の散歩もおすすめ
五稜郭内は入場も自由にできるため散歩も可能。五稜郭祭のステージもここに設置されているので、ぜひじっくり散歩をしてみたいですね。
五稜郭祭を楽しもう
箱館五稜郭祭をご紹介しました。
歴史好きでもそうでなくても、年齢問わず楽しめるお祭り。一度函館にいって参加してみたらはまるかもしれません。わたしもそのうちの一人で、毎年参加したい!という気持ちです。
戊辰戦争というと遠い過去のことに感じますが、そういった歴史があったからこそ現在の平和があるのかもしれません。五稜郭祭に触れて、当時に思いを馳せてみてはいかがでしょうか。
出典・参考
やってみよっか?