【毎月21日は漬物の日】漬物といえば京都!三大漬物や漬物バイキングが楽しめるおすすめ店を紹介 image

【毎月21日は漬物の日】漬物といえば京都!三大漬物や漬物バイキングが楽しめるおすすめ店を紹介

毎月21日は「漬物の日」。

私たちが普段何気なく口にしている漬物ですが、発祥の由来があり種類もさまざま。今回は漬物の人気を探ると同時に、京都で人気の漬物店をご紹介します。

老舗だけでなくちょっとかわった「漬物バイキング」のお店も人気なので、ぜひチェックしてみて下さいね。

漬物の日とは?

漬物は私たちの食卓には欠かせないものです。毎日口にするという方も多いのではないでしょうか。漬物は 保存食として重宝され、根付いた食べ物 です。

毎月21日が「漬物の日」になった理由は、毎年8月21日に萱津神社(愛知県)で行われる「香乃物祭(漬物祭)」に由来します。萱津神社は、日本で唯一の漬物の神様「鹿屋野比売神(かやぬひめのかみ)」を祀る神社。

昔、萱津神社で人々は神前に野菜や藻塩をお供えしていましたが、どうしても腐ってしまいました。その様子をもったいないと思った人が大きな器(甕)を置き、そこに野菜や塩を入れたところ ”塩漬け”が出来上がった のです。これを神からいただいたものだとして食したことが漬物の始まりです。

このことから毎年祭事が行われるようになり、漬物業界では毎月21日を「漬物の日」に設定し、漬物の普及に力を入れています。

京都の代表的なお漬物は?

漬物発祥ともいわれる伝説は愛知県由来とされていますが、 漬物が普及したのは京都ともいわれています。 それはやはり長い間都が京都に置かれていたこと、そして京都は 質の良い野菜と綺麗な水 があったことが関係しています。 京漬物 は地元産の野菜を昔ながらの技術で漬けあげた漬物で、京都の名産品です。

京都の三大漬物

京都には三大漬物といわれる京都発祥の漬物があります。

  • 「しば漬」 茄子に代表される、主に夏野菜を使った漬物。赤紫蘇の葉で塩漬けにしたもの。
  • 「千枚漬」 京都の野菜・ 聖護院かぶら を使い、薄切りにして昆布と漬け込んだもの。
  • 「すぐき漬」 京都の上賀茂地区の伝統野菜「 すぐき菜 」(かぶの一種)を発酵させたもの。

これらは今では日本全国で見られる漬物です。京都にはほかにも京都の野菜「 壬生菜(みぶな) 」をつかった漬物も有名です。

京都の漬物店を紹介

コロナ禍明けで京都に旅行に来るという方もこの先増えてくるかもしれません。 京都に来たならお土産は「京漬物」と決めている方も多いのでは?

京都には漬物店がたくさんあり、お土産店だけでなくその場で漬物を食べられるレストランまで、バラエティ豊かなお店が立ち並んでいます。

お土産に買って帰りたいお漬物店

京漬物の人気店を紹介していきます。老舗が多いので既に目当てのお店があるという方も多いかもしれませんが、 試食をして購入できるお店もある のでぜひいろんなお店を訪れてみて下さい。

千枚漬本家 大藤

「大藤」は 千枚漬け発祥の漬物屋 です。千枚漬を買いたい!という方はぜひ発祥の店の味を味わってみて下さい。しかし千枚漬けは元々冬の商品のため、期間限定(秋~春頃)販売なので注意!千枚漬け以外にも京都の伝統的な京漬物を多く扱っています。

京つけもの 大安

明治35年に店舗を構えた、老舗の京つけもの専門店。ほかの地域にも出店していますが、京都の店舗では 京都でしか買えない限定商品 、伝統の漬物、季節商品などを取り揃えています。商品はすべて国内産の材料を使用し、化学調味料や合成着色料、保存料等を使わずに仕上げているといいます。こだわり抜いた老舗の漬物をぜひ味わってみて下さい。

京つけもの 西利

創業百余年の老舗「西利商店」よりのれん分けを受け誕生した漬物店。野菜は契約農家のものを使用し、品質には自信があるというお店で、千枚漬が有名で一番人気なのだとか。京都駅をはじめ観光地には店舗が多いので、立ち寄りやすいお店です。以前は漬物バイキングを楽しめるお店もあったのですが、現在は商品の購入のみとなっています。

打田漬物

胡瓜・茄子・みょうがを醤油風味で仕込んだ「 京の里 」などオリジナルの人気商品があります。とくに錦小路店は、市場内でも人気の漬物店。錦市場は観光で立ち寄る方も多いので、ぜひ漬物もチェックしてみて下さい。ほとんどの漬物を試食できるので、お気に入りを見つけてみましょう。

ぎおん川勝

八坂神社石段下にあり、観光の合間に訪れやすい漬物店。伝統的な漬物だけでなく、かぼちゃやたけのこなど 旬の野菜を使った個性的な漬物 があるため、つい訪れていろんなお漬物を購入したくなりそうなお店です。

「ぎおん川勝」の漬物をお茶漬で食べられる「 お茶漬処 ぶぶ家 」も併設しているのでぜひチェックしてみて下さい。

京つけもの 村上重本店

こちらも千枚漬を売りにしている老舗です。昆布と塩だけで漬けあげた、 素材の味を活かした伝統的なスタイル 。安心感があり、こだわりを持って作られた、完成度の高い漬物を提供しています。

漬物バイキングが楽しめるお店3選

自分用やお土産に漬物を購入するだけでなく、京都には 漬物「バイキング」を楽しめるお店 もあります。バイキングスタイルなら、 京都のお漬物を思いっきり食べられそう ですね。気に入った味があれば、そのお店のお漬物を購入するのも良いかもしれません。京都っぽい食事がしたいという方にもおすすめ。ぜひ一度体験してみてはいかがでしょうか。

阿古屋茶屋(あこやぢゃや)

二年坂と三年坂の間にある 漬物専門食堂で、お茶漬けが有名です 。漬物バイキングとご飯を楽しめます。一杯目は白ご飯で、二杯目はお茶漬けにして食べるのがおすすめ。 平日休日問わず毎日列ができる ので、時間には要注意。京都らしさがあるエリアなので、京都を堪能したい方におすすめです。

竈炊き立てごはん 土井(土井志ば漬本舗)

「土井志ば漬本舗」は老舗の漬物店で、 しば漬(志ば漬)が有名 なお店。大原本店、祇園店、京都駅八条口店では食事処「竈炊き立てごはん𡈽井」を併設しており、 漬物のビュッフェがついた定食 を食べられます。ぜひしば漬(志ば漬)は食べておきたいですね。お気に入りがあれば一階の店舗で購入できるので、たくさんの種類を試してみて下さい。

漬物ダイニング 柴常

堀川商店街にあるため、二条城など少し離れた場所の観光時におすすめです。

すぐき漬 の評判が良いのでぜひ味わってみて下さい。シンプルなご飯・お粥・味噌汁、そして漬物がセットになった「漬物バイキング」が人気メニューです。

京漬物は食べ比べもおすすめ!お気に入りを見つけてみて

「漬物の日」の由来と京都でおすすめの漬物店をご紹介してきました。

京都発祥の京漬物は、味わいもとっても豊か。お店ごとに食感、使っている野菜、漬け方や特徴も違い、 さまざまな味の違いが堪能できるので、食べ比べしてみるのも楽しそう です。

いろんなお店の漬物を味わってみて、お気に入りを見つけてみてはいかがでしょうか。京都の楽しみが増えるかもしれません。

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