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ガーデナー必見!効果的&コスパをあげる肥料の使い方

「肥料って本当に効果があるの?」

「効果的で正しい肥料の使い方を知りたい」

この記事は、そんなあなたに向けて「正しい肥料の使い方」を紹介します。この記事を読めば、誰でも効果的でコストパフォーマンスをあげる肥料の使い方が分かります。

ぜひ、最後までご覧ください。

肥料選びのポイントはたった2つだけ

肥料選びのポイントは、以下の2つです。

  1. 化成肥料と有機肥料の使い分けをする
  2. 肥料成分(窒素・リン酸・カリ)を確認する

私はガーデンニングを始めた時「肥料ってホントに必要なのかな?」と疑問でした。しかし、今では肥料のおかげでおいしい野菜が食べられ、植物が元気に育っていると感じます。

植物を育てるためには養分が必要です。植物は、葉から空気中の二酸化炭素を取り入れ、太陽光と根から吸収した水分を使って、光合成を行うことで養分を作り出しています。同時に土からも養分を得て、エネルギーに変えています。

「自分でエネルギーを作り出せるなら、肥料は必要ない」と思うかもしれません。しかし、家庭菜園では畑や鉢などの限られた土だけでは、必要な養分が十分ではありません。

植物にとって、十分な養分を補うために肥料を使います。

「植物を大きくしたい」「お花をたくさん咲かせたい」時、肥料は必須アイテムなのです。

化成肥料と有機肥料を上手く使い分けよう

肥料を成分で大別すると、化成肥料(無機質肥料)と有機質肥料に分けられます。化成肥料は人工的に作られたもので、有機質肥料は植物や動物から作られた肥料です。

植物性の有機肥料で最も多いのが「油かす」です。油を精製する時に出る絞りかすです。動物性の有機肥料には「鶏ふん」「牛ふん」「骨粉(こっぷん)」があります。

化成肥料・有機肥料のどちらにもメリット・デメリットがあります。

【化成肥料のメリット】

・肥料の効きが早い

化成肥料を与えると、肥料の成分が溶け出し、ダイレクトに植物は取り込むことができます。そして、すぐ栄養分に変えます。化成肥料の中で、もっとも吸収が早いのは、液体タイプの肥料です。

・成分を調整できる

化成肥料のパッケージには「窒素8・リン酸8・カリ8」というような表記がされています。これは窒素・リン酸・カリが8%ずつ入っているということです。

また「窒素12・リン酸12・カリ12」という肥料もあります。このように化成肥料は、成分量を調整することができます。

・長さ(時間)を調整できる

化成肥料は肥料を効かせられる長さを調整することも可能です。通常の化成肥料は、約1ヶ月で肥料が溶け終わりますが、特殊皮膜の加工をすると3ヶ月・4ヶ月と効かせることができます。

【化成肥料のデメリット】

デメリットは、使い続けると、土がだんだん固くなってしまうことです。化成肥料は土の中にいる微生物のエサにはなりません。使い続けることで、 微生物が減る=土が固くなるという現象が起きます。

【有機肥料のメリット】

有機肥料をあげると、それをエサとする微生物が増えます。 微生物が活動することで、土の中に空気が生まれます。根に空気が入るというのは、植物の成長にとって一番大切なことです。

さらに微生物は、離れた場所にある肥料成分をみんなで力を合わせて、植物のところまで運んできます。有機肥料によって微生物が増え、大きな恩恵を受けることができます。

【有機肥料のデメリット】

デメリットは、効果を発揮するまで時間がかかることです。

化成肥料の場合、植物は養分をダイレクトに吸収できますが、 有機肥料は吸収するまでに時間がかかります。 有機肥料をあげると、土の中にいる微生物は有機肥料をエサにして分解したものを植物が吸収するためです。

また化成肥料とは違い、有機肥料では成分の調整が難しくなります。

そこで、 化成肥料と有機肥料のメリット・デメリットをおさえて、上手く使い分けることが一番効果的な方法 です。

具体的な使い分けは、次の通りです。

鉢植えの肥料

鉢で植物を育てる場合、個人的には化成肥料だけでよいと考えています。

なぜなら鉢植えで育てる時、土は市販の培養土を使うことが多いでからす。培養土はやわらかく、鉢は、植え替えを長くても2年に1回は行います。新しい土に植え替えることで空気を取り込み、新しい根も生えてきます。植え替えをすれば、土が固くなることもありません。

そして化成肥料を使うことで、時間をかけずに、植物を大きく立派に成長させることができます。

畑・花壇の肥料

畑・花壇で育てる場合は、有機肥料と化成肥料の併用をおすすめします。 畑・花壇には有機肥料を定期的に入れることで、何年もかけて土を良くしていきます。

有機肥料が効果を発揮するには時間がかかるので、それを化成肥料で助けるイメージです。特に野菜の場合、土が肥えていないと収穫量に影響が出てしまいます。有機肥料をベースに、化学肥料を補助的に使うのが理想です。

また、有機肥料と化成肥料が一緒に入っている「配合肥料」もあります。有機肥料と化成肥料を別々にあげるのが面倒な時に役立ちます。

肥料成分(窒素・リン酸・カリ)を確認しよう

肥料選びのポイント2つ目は、肥料成分を確認することです。

肥料成分の表示は義務付けられており、必ずパッケージに記載されています。パッケージに肥料成分が書かれていないものは肥料ではありません。

日常生活ではあまり見かけないかもしれませんが、 肥料のパッケージには必ず「窒素・リン酸・カリ」という表記があります。 「ちっそ・りんさん・かり」の順番になっており、化学式で「窒素=N」「リン酸=P」「カリ=K」と書いてあることもあります。

それぞれの働きは、以下の通りです。

窒素(N)

植物の葉や茎の成長に関係するタンパク質の成分。茎を丈夫にして葉を大きく健康に保つ役割をする。

リン酸(P)

植物の細胞を作り、花や実の成長に大きく関係する。花を大きく鮮やかに咲かせるため、花期を長く保つために必要である。

カリ(K)

根を育てる成分で、植物の生理作用に大きく関係する。植物を丈夫にし、がっちりした株づくりに力を発揮。不足すると病害虫の被害を受けやすくなる。

窒素は「葉」、リン酸は「花・実」、カリは「根」とだけ覚えればOKです。

例えば、油かすのパッケージに「窒素5.3・リン酸2・カリ1」と書かれていたとします。これは、窒素=葉を育てる成分が5.3%、リン酸=花と実を育てる成分が2%、カリ=根を育てる成分が1%という意味です。

育てている植物に合わせた肥料選びがポイントです。 上記の場合、窒素の数値が5.3%で一番高いので、葉野菜を育てるのに適しています。キャベツや白菜などです。

トマトを作っている場合はどうでしょうか。トマトは、花・実をつけるのに特化した肥料が適しています。例えば、油かすに「窒素4・リン酸10・カリ1」が入っている肥料などです。

「葉」「花・実」「根」のどこを一番育てたいかを考えるようにします。

ちょっとした肥料の知識で充実したガーデニングを

以上で「ガーデナー必見!効果的&コスパをあげる肥料の使い方」を紹介しました。

今では、たくさんのメーカーさんから、さまざまな商品が販売されています。肥料選びの際は、ぜひ「化成肥料なのか有機肥料なのか」「窒素・リン酸・カリはどのくらい入っているか」を意識してみてください。

よく見てみると同じ成分・量なのに値段が違うこともあります。ちょっとした発見でコストパフォーマンスをあげられます。長くガーデニングを続けるためにも、ぜひ肥料の基本をマスターしてくださいね。

それではまた会いましょう。

やってみよっか?

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