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【家庭菜園】もう失敗しない!エアプランツを育てる4つのポイント&ふやし方

みなさん、エアプランツを育てたことがありますか?

部屋に置いておくだけでおしゃれで、とても人気があります。しかし、枯らしてしまう人も意外と多いです。

そこで今回は「エアプランツの育て方とふやし方」です。ポイントをおさえて、エアプランツを長く楽しんで下さいね。

エアプランツを育てる4つのポイント

エアプランツを育てるポイントは、次の4つです。

  1. 土不要で水が好き
  2. 風も好きで蒸れに弱い
  3. 肥料は元気なら必要なし
  4. 株分けで簡単にふやせる

もしかしたら、エアプランツを大切にするあまり「面倒見すぎて枯らしてしまった」「冬場に枯らしてしまった」という方もいるかもしれません。以上の4つをおさえれば、エアプランツは元気に育ちます。

以下、エアプランツを育てるポイント1~4の説明です。

エアプランツは土がなくても育ち水が好き

エアプランツを育てる1つめのポイントは「土不要で水が好き」ということです。

エアプランツは、土がない器に置いておくだけで育ちます。通常植物は、根から水分と栄養分を吸収します。しかし、 エアプランツは他の植物とは違い、根からではなく葉から空気中の水分と栄養分を吸収するのです。

エアプランツは、もともと湿度が高い熱帯地域に生息しています。そして、昼と夜の気温差から生じる霧によって、水分を十分に吸収できる環境です。

したがって、日本でエアプランツを育てるためには、生息地の環境に近づけるような水のやり方が必要です。

生産者さんのお話によると「夜に加湿器をたいてください」といわれています。加湿器の蒸気が、エアプランツに直接あたっても問題ないそうです。

エアプランツは、夕方から夜にかけて水分を吸収するので、水やりは夕方以降に行います。 ただ気温の低い冬場、夜の水やりは例外です。寒さで枯れてしまうことがあるので、気温に注意しましょう。最低気温が10℃以上必要ですので、冬場は室内で育てます。

【エアプランツの水のやり方】

  • ミスティング

霧吹きで水をあげる方法。夕方から夜にかけて、葉全体にスプレーする。水がポタポタと落ちるぐらい、たっぷりあたえる。冬は暖かい時間帯にあげる。頻度は週に1~2回程度。夏の暑い日が続く時は、毎日あげる方がよく育つ。

  • ソーキング

バケツや洗面器に水を入れ、エアプランツを浸す方法。月1回を目安に、4~6時間ほど水につけておく。乾燥している時期や、水分が足りていない時に行うと効果的だが、水温が低いとエアプランツの負担になるので様子を見ながら行う。

エアプランツは風も好き!蒸れに気をつけよう

エアプランツを育てる2つめのポイントは「蒸れに弱い」です。そして、名前に「エア」とついているぐらいなので、風が大好きです。

こちらも生産者さんによると「サーキュレーターを常に回しておいて下さい」ということでした。私は、最初エアプランツを室内で育てていましたが、しばらくして室外のデッキで育てるようにしました。エアプランツは、何だか外の方が気持ちよさそうです。 特に室内で育てる場合は、窓際を選ぶなど風通しを意識してくださいね。

水やり後の蒸れにも要注意です。例えば、ソーキングを行った後、エアプランツの根元や中央部分に水が残ったままだと、腐ってしまいます。 エアプランツを逆さにする、振るなどしてしっかり水を切りましょう。

元気なら肥料は必要ない

エアプランツを育てる3つめのポイントは「肥料」についてです。基本的にエアプランツは、肥料がなくても育つので、元気であれば必要ないです。

ただ「大きくしたい」「早く生長させたい」場合は、肥料が役立ちます。生育期である春から秋に肥料を与えると効果的です。

例えば、 水やり(ミスティング)の際に液体肥料を1000倍以上に薄めます。 生育期の水やり2回のうち1回に、肥料を混ぜればオッケーです。

肥料の量が多い、寒さで弱っている時は、逆効果になるので様子を見ながらあげてくださいね。

株分けで簡単にふやせる

エアプランツを育てる4つめのポイントは「株分け」です。 株分けは、ふやせるだけでなく、仕立て直すことで蒸れ対策にも有効です。

今回、道の駅で購入した「チランジア・ウスネオイデス」を株分けしてみました。仕立て直しをかねて、株分けをした手順は以下の通りです。

【ウスネオイデスの株分け手順】

  1. 100均やホームセンターで、細めのワイヤーを購入し、20㎝~30㎝にカットする。
  2. ウスネオイデスを束ねているワイヤーを外し、絡まっているところをほぐす。黒くなっているところがあれば、枯れているので取り除く。
  3. ウスネオイデスを2~3束に分ける。それぞれ、束の真ん中をワイヤーで軽く結ぶ。きつく結ぶと痛んでしまうので注意する。
  4. 吊るすために、ワイヤーをS字に曲げたり、輪っかをつくったりする。
  5. 細かく切れてしまったウスネオイデスは、まとめて風通しの良いワイヤーかごなどに入れて育てる。水やりの時は、そのままミスティングする。
  6. 株分けをしたウスネオイデスは、吊るして通常どうり管理する。

株分け後のウスネオイデスは、株分け前よりも短くなっているかもしれませんが、吊るしておくと、また生長していきます。

吊るしたウスネオイデスに、ホースのシャワーでジャーっと水をかけても大丈夫です。中の方にも、しっかり水をかけます。 直射日光があたらず、雨があたる風通しの良い場所が適しています。

またウスネオイデスは、寒さが苦手で耐寒性が-5℃くらいまでです。冬は室内に取り込むなど、季節によって育てる場所を選んでくださいね。冷房や暖房の乾燥にも気をつけます。

エアプランツは育て方もおもしろい

以上で「もう失敗しない!エアプランツを育てる4つのポイント&ふやし方」でした。

エアプランツは、環境(温度・風通し・湿度)を整えて肥料をあたえると、1年でもびっくりするくらい大きく育ちます。

ただ、すべての環境を整えるのは簡単ではありません。エアプランツは、一般的な環境下で大きく育たなくても、インテリアとして十分楽しめます。

ぜひ、育て方もおもしろい、エアプランツにチャレンジしてみてくださいね。

それではまた会いましょう。

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