【ハンドメイド】粘土で作るほっこり陶器風アクセサリー
ここ最近流行の大ぶりアクセサリー。自分で作る際、市販のパーツを繋ぐだけになってしまい、なかなかオリジナリティが出しづらいところです。
今回は粘土でパーツを1から作る方法をご紹介します。出来上がったパーツは既成のものにはないほっこりとした味わいがあります。
- 1日以上
- 1,000円以下
- 道具(難度) ■■■
- 事前準備(難度) ■■■
- 経験(難度) ■■■ 難易度の目安
用意するもの
道具
- 作業台に敷くもの(サランラップ/クッキングシート/新聞紙など)
- 使い捨て手袋
- 定規
- クッキーや野菜の抜き型
- カッター
- カッターマット
- 接着剤
- スポンジ
- 平筆
- 割り箸
- 麺棒
- ピンバイス
材料
- アクリル絵の具
- 9ピン
- お好みのアクセサリー素材
- ニス(つや消し)
今回はセリアの「造形粘土」を使用しました。
シラスバルーンという火山灰を加工して作られた原料が主成分となっている100%天然素材です。
乾くと陶器風の質感になるものには、他に石の粉からできている石塑粘土もあります。
ニスは粘土作品に適している水性のアクリルニス(つや消しタイプ)を使用しました。
作り方
粘土を伸ばす
作業台に汚れ防止用のシートを敷き、カッターマットを用意します。
割り箸を1本ずつサイドに置き、その間に粘土を適量取り、麺棒で伸ばします。
伸びが悪いと感じたら、水で湿らせて少し練ると扱いやすくなります。
型を抜く
均一な厚みに伸ばしたら、クッキーの型でお好みの形に抜いていきます。
好みの形が型になければ、型の一部や定規とカッターを使用して作りましょう。
今回は粘土用のカッターとしてセリアで購入したピザカッターを使用しました。
定規を当てて、ピザカッターで切るときれいな断面で直線が切り抜けます。
1袋の粘土を全て使いきり、これだけのパーツが出来上がりました。
乾燥させる
型抜きが終わったら、2~3日乾燥させます。
目安として冬場の室内で2日置いて安全に乾きました。
ヤスリがけ
そのままでは型から抜いた跡が残っている為、紙やすりで表面をなめらかにします。
この時点で完成後のパーツの組み方を考えておきます。
着色
ヤスリがけの際に表面に残った粉を払い、アクリル絵の具で好みの色に着色します。
今回はアクリル絵の具の色を調合してから、スポンジでポンポンと色をつけていきました。
筆で色をつけるより、スポンジの方がラフな感じに仕上がって陶器風のイメージに近づきます。
バイカラーやボーダー柄にしたい箇所はマスキングテープを使うと境目がきれいに仕上がります。
ニス
耐久性をもたせる為にニスを塗っていきます。
今回は完成後も陶器のような質感を出したかったので、つや消しのニスを使用しました。
粘土を乾燥させただけでも、素焼きのような質感は出るのですが、ニスを塗った方が表面のキメが整い、つや消し仕上げのものでも自然なツヤが出て、完成度が一気に上がります。
つなぎパーツや金属パーツの接着
繋ぐ箇所に印を付けたら、ピンバイスでパーツに穴を開け、短く切った9ピンを接着します。
またイヤリングやピアスの金具もこのタイミングで接着します。
パーツを繋ぐ
予め計画していた通りにパーツを組んでいきます。
完成
9ペアのピアスと2本のネックレスが出来上がりました。
今回は粘土のパーツ同士で組み合わせましたが、ここから更にビーズなど異素材のものと組み合わせても面白そうです。
体験を終えてみて
粘土でのアクセサリー作りは以前1度だけ体験したことはあったのですが、今回のように全て均一な厚みにして型で抜くという方法で作ったのは初めてで、1袋の粘土からこれだけたくさんのパーツができるのかと驚きました。
既成のパーツで、もう少しここがこうなら…と思うことは多いので、1からパーツを作れるというのはとても楽しい作業でした。
色も迷いつつ決めましたが、特にスポンジで着色した後から、筆でマーブルのような模様をつけた2つのピアスはお気に入りです。
次作るとしたら、アクリル絵の具を生地に練り込んでから型を抜く方法や、パーツ自体に模様をつけることにもチャレンジしてみたいです。
粘土で陶器風アクセサリーを作ってみよう
粘土アクセサリー作りは、作る形も色も好きに決めることができ、とても自由です。
型を抜いていて偶然できたような形のパーツが、思いもよらない素敵なアクセサリーになることも多々あります。
材料は本当にシンプルで、粘土自体は100円ショップでも手に入るので、是非自由な発想で粘土アクセサリー作りを楽しんでみてください。
やってみよっか?