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ベランダガーデニングの冬支度!簡易温室を設置する方法と補強術

最低気温が10℃を下回る前に、ベランダで育てている寒さに強くない植物の冬支度をはじめます。

浜松は暖地なので、11月下旬頃にベランダに簡易温室を出して、寒さに弱い植物を移動させます。

単に温室を出して鉢を移動させるだけではない、ちょっとひと手間が春に差になります。

ベランダにぴったりの簡易温室を選ぼう

浜松の夫の下宿のベランダで使っている簡易温室は、 パイプをつないだ柱にビニールのカバーをかぶせるだけ の至って簡易な温室です。

しかも、ベランダの下の方に出っ張りがあるのに気が付かず、ぴったりサイズのはずが入らず、合うようにパイプを3cmカットして小さくした部分があります。

最近は、種類も豊富になり、普通の棚にビニールカバーが付いた簡易温室もいろんなサイズで出回るようになりました。奥行きがありすぎる方が水やりなどやりにくいので、浅い方がよかったかなと思いますが、浜松にいる間はこれを使おうと考えています。

長野の自宅では、ニスを塗った木製の普通の棚に、二重にした梱包用のプチプチをぐるっと回りにかぶせ、養生テープでがちがちに止めたものを簡易温室代わりに使っています。雪が積もるようなところでは、金属パイプのちゃちなビニールハウスは雪の重みに耐えられないので、置き場所にも注意が必要です。

簡易温室のビニールカバーは消耗品

毎年、春になって簡易温室をしまうとき、ビニールカバーのあちこちに破れ目が目立つため、収納せずに捨てて 秋に同じサイズのビニールカバーを購入 しています。

ビニールカバーは消耗品と考えましょう。ビニールカバーの代わりに、二重にした梱包用のプチプチできっちり囲んでもしっかり保温ができますが、あけて中の植物を確認しにくいのが欠点です。

私流!思いのほか弱い簡易温室補強術

2020年末~2021年春まで使っていたビニールカバーは、例年以上に薄くなっている気がしましたが、気のせいではなかったようで、大寒のころ50cm~1mの破れ目があちこちにできていました。寒さに弱い植物が寒さに直撃され、枯れたものが多く出てしまい、胡蝶蘭も3鉢のうち2鉢がだめになりました。

例年、きっちり内側から補強していましたが、材料が途中で切れ、このくらいなら大丈夫と思ったところが全滅でした。こうならないためにも、きっちり補強が必要です。

全面を梱包用プチプチで覆う

一重で構わないので、梱包用のプチプチをケチらずに ビニール部分前面に張り付けて補強 しておきましょう。プチプチをつけていても、残念ながら穴が開くことはありますが、大きな被害にならないよう防いでくれます。

私自身、去年の失敗を繰り返さないように、足りない部分があれば即買い足したいと思っています。

柱はタイロックでベランダの柱に固定する

簡易温室は、強い風が吹いたら飛んで行ってしまいかねないので、支柱をタイロックでベランダの柵に固定しておきます。温室に接するように鉢植えを置いておくとより飛びにくくなります。

タイロックで固定するには、ビニールカバーに穴をあける必要がありますが、穴が広がりにくいように できるだけ小さな穴にして、穴をあけたいところにあらかじめ養生テープを貼っておきます

コンクリートの底冷え対策にシートを敷く

コンクリートは気温の影響を受けやすく、非常に底冷えします。 土の温度が下がると簡易温室の効果が下がる ので、簡易温室の下のコンクリートにもシートを敷いておきましょう。

シートはプラ段ボールでも、保温アルミシートでも何でも構いません。今年は発泡スチロール板にしてみました。また、シートの上に鉢を直置きせず、花台を置いた上に置くようにしましょう。

2018年末、ネペンテスの底のカバーが外れて水が飛び出し、設置間もないのに汚れました。床に敷くシートも毎年買い換えています。

簡易温室に植物を移動させる前に地上部を剪定する

ハイビスカスやルクリア(アッサムニオイサクラ)、インパチェンスなどを簡易温室に移すときは、その前に地上部分を剪定してコンパクトに仕立て直します。 葉っぱが3枚程度残るように、小さく剪定 します。

室内に鉢植えを移すときは、室内に虫を持ち込まないように鉢を外し、鉢の内外をしっかり水洗いし、根の周りに虫やナメクジの卵がついていないかチェックします。簡易温室に入れるだけの場合は、この工程はカットできます。

しかし、昨年、ナメクジが入っていたようで、峨眉山やコノフィツムが食べられてしまいました。こうならないように、鉢を外して土をチェックするのはカットしないでおこうと思っています。

簡易温室は寒さ対策だけでなく日照不足にならない

ベランダの日当たりのいい場所に簡易温室を置いておくと、温度が十分に保たれるだけでなく、室内に置くよりも植物が日照不足になりにくく、日照不足で花姿が乱れやすい植物を置いておくのにぴったりです。

覆いがあるため、つい水やりなど忘れてしまいがちなので、水切れには注意しましょう。

簡易温室の撤収は、私は毎年八重桜が咲く頃に行っています。

やってみよっか?

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