コロコロの赤い実がかわいい!クランベリーを育てる方法
小さな葉っぱがびっしりついたつるが垂れ下がり、直径1cmくらいの真っ赤な実がポンポンなるクランベリーは、和名をつるコケモモと言います。
長野の自宅の庭で植えっぱなしで5年ほど育てていました。クランベリーの苗を見つけたので、また育ててみようと思います。
クランベリーは観賞用にも食用にもなる
クランベリーは、うっすらピンクに染まる白い小さな花も咲き、赤く染まった実はつけっぱなしにしていてもかわいらしく、収穫してジャムやジュースにもできます。
かわいい実ですが、はっきり言っておいしくないので、 甘みを砂糖でつけて楽しみます 。すっぱいといわれていますが、長野の自宅で育てていたクランベリーは、味もそっけもない、微妙な癖がある薄味リンゴといった感じでした。
しかし、クランベリーをシロップ漬けにしたら、ものすごくかわいい!シロップがピンクに染まっていつまでも眺めていたいほどのかわいらしさ。味がちょっと、う~んなのが残念です。観賞用フードという感じでしょうか。
クランベリーは一粒が非常に小さいし、小さな株ではたいして実がならないので、一株育てたくらいでは、ジュースをたっぷり作るほど収穫できません。
たくさん味わいたい場合は、 市販のジュースがおすすめ です。コストコに大容量サイズで通年販売されています。長男が欲しがったので送ったことがありますが、飲み切ることはできなかったようです。
クランベリーは寒冷地以外では庭植えは難しい
クランベリーは寒さに強い寒冷地向けの植物なので、長野の庭に植えてみたわけですが、暖地で育てるのは非常に難しいとは思ってもいませんでした。長野なので、植えっぱなしにしていました。水やりは気が向いた時だけ。
クランベリーはツツジ科の常緑樹ですが、庭植えのツツジに水をやる人は見たことがないので、クランベリーにもやる必要は感じませんでした。
酸性土壌でないと、育たずに即枯れするとか。たまたま、赤玉土ではなく、鹿沼土を底に入れて植え付けていたのを思い出しました。同じ時に別の場所に植えたアジサイがどうしてもピンクにならなかった原因が鹿沼土だったからです。あの時、鹿沼土を買っておいてよかったと今更ながらに思いました。
暖地でクランベリーを育ててみよう
暖地浜松の園芸店でクランベリーをよく見かけるのは、一年草扱いしているからではないかと思っています。そうなると、偏屈な私は、どうしても暖地で通年栽培を目指したくなります。
暖地で育てるには、いろいろ条件を整えてあげる必要があるようです。
- 植え替えは休眠期の2~3月
- 鹿沼土やブルーベリー用の酸性の土に植える
- とにかく水が好き
- 暑さに弱いので、風通しの良い明るい日陰で育てる
弱ってくると葉っぱがぽろぽろ落ちてくるようです。長野で育てていた時は、ほぼほったらかしだったので、なんだか大変なように感じます。
わかりやすいクランベリーの育て方の説明の動画を見つけました。何度か見て、上手に育てたいと思います。
寒冷地で育てていたのに我が家のクランベリーが枯れたワケ
かつて、長野の自宅でほぼほったらかし状態で、何の問題もなく育っていた我が家のクランベリー。寒冷地なのになぜ5年ほどで突然枯れたのか。実はちょっと間抜けな理由で枯れました。
クランベリーは、ウッドデッキの足元に植えていました。あるとき、息子たちがウッドデッキから庭に飛び出していきました。クランベリーを踏んづけながら。
「踏んじゃダメ~~!」と叫ぶ私に、「え?踏んだ方が良いんじゃないの?」と息子たち。グランドカバーとして植え付けていたローマンカモミールについて、「踏んだらいい香りがするし、丈夫でよく育つんだよ、でも、踏むときは優しく踏んでね」と教えていました。
「優しく」は忘れて「踏んだ方が良い」だけ覚えたようで、ローマンカモミールもクランベリーも彼らには同じだったようです。その後、クランベリーは復活しませんでした。
クランベリーは寒冷地向けの植物なので暑さに気を付けて育てる
クランベリーは、寒冷地向けの植物なので、暖地で栽培する場合は、 置き場所を変えられる鉢植えで育てるのがおすすめ です。寒さに強いので寒さ除けは必要ありませんが、暑さに弱いので、暑いときは涼しく明るい日陰に置き場所を変える必要があります。
同じように暑さに弱いシクラメンが、暖地のベランダで問題なく夏越ししました。バラの鉢植えの足元に、バラの鉢植えで遮光して育てたら、一年中元気です。同じようにクランベリーも育てるのがおすすめです。
出典・参考
やってみよっか?