ミニ観葉植物からでもよく育つ!人気の観葉植物「ガジュマル」の育て方
太い個性的な幹で「多幸の木」とも呼ばれるガジュマルは、精霊ギジムナーが住んでいるとも言われていることからも、人気のある観葉植物です。
我が家のガジュマルは100均からやってきて15年ほどたちます。2021年秋、我が家に尖閣ガジュマルがやってきました。
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ガジュマルは育てやすいゴムの木の仲間フィカス属
ガジュマルはゴムの木の仲間フィカス属の常緑樹なので、ほかのフィカス属同様、円錐形の新芽がついています。新芽が大きくなって展開すると、その中から新しい新芽と葉っぱが出てきます。
ガジュマルは東南アジアを中心とした熱帯・亜熱帯が原産地で、沖縄や屋久島などにも自生しています。樹高20mほどまで成長することもあり、葉が黄色い品種もあります。
100均にもよく登場するガジュマルが最もポピュラーなガジュマルで、それ以外には、つる性のシャングリラ、葉っぱが丸い尖閣ガジュマルが入手しやすくなっています。
ガジュマルは絞め殺しの木なので寄せ植え厳禁
ガジュマルと一緒に他の植物を寄せ植えすると、 気根を伸ばして絡めてしまい、周りの植物を枯らしてしまう ことから、「絞め殺しの木」と言われることもあります。
寄せ植えに用いずに、それだけを育てるようにしましょう。
日当たりが好きだけれど通年室内でも問題なく育つ
ガジュマルは日当たりで育てた方がよく伸びるのですが、室内でずっと育てることもできます。寒さに弱いので、 最低気温が5℃を下回る期間は室内栽培し、春~秋にかけて屋外栽培 した方がより大きく育ちやすくなります。
私はすぐになんでも大きくしてしまうので、生育を抑えるためにもガジュマルは15年間ずっと室内栽培していますが、そのために枯れかかるということはありませんでした。
新しい尖閣ガジュマルは幹が細いので屋外栽培し、寒くなってきたので簡易温室で多肉植物などと一緒に過ごしています。
ガジュマルには水はけのよい腐植質の多い土がおすすめ
ガジュマルもフィカス属なので、水はけのよい腐植質の多めの土で育てます。私のお気に入りの土は、 粒状の軽い土、ふわふわの軽い土、十万年腐葉土をブレンドしたもの 。
これで育てると大きくなりやすく、すぐに鉢底から根が伸びてくるので、2~3年に一度、春か秋に植え替えをします。
新しく我が家にやってきた尖閣ガジュマルはまだ幹が細いので、太くしたいからこの方法で育てています。
管理が楽ちん!普通の植木鉢にハイドロボールで育てる
我が家に15年ほどいるダイソーからやってきたガジュマルは、根っこを水洗いして土をすべて落とし、ハイドロボールを培地にしています。植える鉢は、鉢底に穴のある普通の植木鉢です。
底に水をためるハイドロカルチャーではなく、 土をハイドロボールに替えただけで栽培 しています。他の観葉植物に水やりするのと同じタイミングで水やりします。鉢皿に水をためるのは、夏場に1週間程度留守にするときだけです。
ハイドロボールで育てると、定期的に緩効性化成肥料を株元に置いていますが、生育がとてもゆっくりです。根の成長も著しくないので鉢のサイズアップは最初にやったのみです。時々抜いてみますが、問題ないので、ハイドロボールのチェンジもしていません。
非常に管理が楽なので、こまめに植え替えたくない方におすすめです。
ハダニとカイガラムシに注意!葉水で対策
室内栽培していることもあり、ガジュマルにはほとんど害虫が寄ってきません。しかし、ハダニとカイガラムシはぼやぼやしているとせっかく育てたのに枯らしてしまうこともあるので要注意です。一度ハダニで葉っぱが全滅したこともあります。
ハダニとカイガラムシの対策としては、 水やりの時に葉っぱの裏表に水をかける葉水がおすすめ です。これだけで葉が健康な状態に保て、虫が付きにくくなります。
最も、それでも100%防げるわけではないので、ハダニやカイガラムシがついていないか、葉色が悪い葉のチェックを怠らないようにしましょう。葉裏がかすれたような葉っぱが増え始めたら、切り取って虫の繁殖を防ぎましょう。
形が気に入らないときはざっくり切り戻す
幹が太くならなくてなんだか間延びしてかっこ悪いと思うときは、思い切ってざっくり幹を切り落とします。わきから新芽が伸びて、引き締まった樹形になっていきます。
切り戻しは、なるべく5~6月に行いましょう。 生育期なのですぐに葉が伸びてきます。ただし、枯れてしまうことが絶対ないわけではないので、自己責任で行ってください。
また、切り口から細菌が混入すると腐敗することもあるので、清潔な刃物を用いましょう。
育てやすいガジュマルは初心者にもおすすめの観葉植物
個性的な幹の形がユニークなガジュマルは非常に丈夫な樹木なので、植物を育てたことがない人がはじめて育てる植物としてもおすすめです。
土が乾いたらたっぷりと水やりし、水をためておかないこと、あまり暗すぎるところで育てないこと、この点だけを守って入れば簡単には枯れません。
小さなギジムナーがこっそり住んでいるところを想像しながら楽しんで育ててみましょう。
出典・参考
やってみよっか?