すぐに大きく育つ!ゴムの木をミニ観葉から育てる方法
大型の観葉植物がお部屋にどんとあると豪華な癒しの空間になりますが、一鉢がいいお値段なのでいくつも買うのは難しいですよね。
しかし、ゴムの木なら、100均のミニ観葉植物コーナーにたいてい置いてあり、2~3年で大型に成長します。簡単なのでぜひ育ててみてください。
100均のミニ観葉でもゴムの木の仲間も種類も豊富
“ゴムの木”というと、肉厚の大きなつややかな葉っぱの「インドゴムの木」のことを言うのが一般的で、100均で手に入る「ゴムの木」と書かれたもののほとんどがインドゴムの木です。
インドゴムの木でも葉色に赤みが入るものやクリーム色の斑入りのもの、大きな薄い葉っぱのカシワバゴムの木も手に入ることがあります。
また、ゴムの木と同じフィカス属のベンジャミン、ウンベラータ、ガジュマルも同様に100均のミニ観葉植物に入っていることがあります。
しかし、笹の葉のような細長い葉っぱの ショウナンゴムの木 、くねった幹と小さめの葉っぱが魅力の フランスゴムの木 などは100均では見かけないので、出会えたら即購入するのがおすすめです。
残念ですが、幹を傷つけて出る樹液が天然ゴムの原料になるゴムの木「パラゴムの木(へベアHevea)」は日本では入手困難です。
ゴムの木の置き場所はなるべく明るいところへ
ゴムの木は日当たりを好むので、明るいベランダで育てるのがベストなのでしょうが、熱帯地方が原産なので、10℃を下回ると枯れてしまうことがあります。
屋外栽培する場合は、 最低気温が10℃を下回る前に室内に取り込み、八重桜が咲く頃に屋外に出す 必要があります。
室内栽培する場合は、 日あたりがよい窓辺に近い場所で育てる ようにします。日照不足になると、葉っぱがだらんとして丸まってくるので、そうなったらもう少し明るい置き場所に変えましょう。
ゴムの木の根っこはそれほどのびない
100均で購入してきた苗は非常に小さなポリポットに入っていて、葉っぱの大きなゴムの木では、ポリポットからはみ出すように葉を伸ばしています。
即植え替えしないといけないと思いがちですが、ゴムの木は地上部分がかなり大きくなっても地下部分はそれほど大きくはなりません。
夏や冬のように植え替えに向かない時期に手に入った場合は、春か秋になるまで待っても大丈夫です。鉢底を時々チェックして、 根がちょろんと飛び出して来たら植え替え適期 なので、鉢ごと入れてみて、余裕をもって入るくらいの大きさの鉢に植え替えます。
ゴムの木は、軽~い土のような腐植質が多い土(繊維質の多い土)で栽培するとよく育ちます。ハイドロボールで育てられないか4、5本試してみましたが、ゴムの木は全て数か月で枯れました。ハイドロボール向きではないと感じています。
水は好きなので表面の土が乾いたらたっぷりと
ゴムの木は、表面の土が乾いてきたらたっぷりと水やりします。春から秋にかけてはよく乾くので、乾きすぎに注意しましょう。ゴムの木は 比較的水を好むので、水やり間隔が短め です。
しかし、真夏でも室内栽培であれば毎日水やりすると水のやりすぎです。土が乾いているのを確認してから水やりしましょう。
虫予防に!こまめに葉水をかけよう
室内栽培しているとハダニやカイガラムシがつきやすくなり、ゴムの木の大きな葉っぱにハダニやカイガラムシがつくと取り切れず困り果てます。
ハダニやカイガラムシは水気を嫌うので、 葉に霧吹きなどで水をかける「葉水」をこまめにかける ようにしましょう。
葉水をこまめにかけると、ハダニやカイガラムシがつきにくくなるだけでなく、葉の表面の汚れやほこりも落ちるので葉っぱが生き生きとしてきます。
新芽が傷つくと出てきた葉っぱが最初からボロボロ
ゴムの木の枝の先端にある円柱状の新芽が大きくなって開いてくると、中から新しい葉っぱと次の新芽が出てきます。
鉢を倒して新芽を傷つけてしまったとき、中から出てきた葉っぱが最初からボロボロになっていて、その次の次の新芽くらいまで、葉にダメージが見られました。新芽は傷つけないようにしましょう。
ゴムの木は2~3年で1mくらいまで伸びる
はじめ樹高5cmくらいの100均観葉植物のゴムの木でも、2~3年育てると樹高が1mくらいになります。特別手をかけなくてもよく育ちます。
幹の葉っぱの付け根に赤い小さい三角のとがった部分ができると、そこが枝分かれになることがあります。もっとどんどん枝分かれさせたいときは、幹をばっつり切り落とすことで、枝分かれさせることができて切った部分も挿し木に使えます。
やってみよっか?