いつかは花も実も見たい！コーヒーの木をのんびり育てる方法
コーヒー愛好家なら、一度は育ててみたいと思うコーヒーの木ですが、コーヒー豆の原産地が赤道近辺に集中しているので、収穫までは無理かもしれません。
しかし、日本国内でも大きく育てれば、大収穫は無理でも、花も実も見られるとか。ぜひ栽培に挑戦してみましょう。
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1,000円以下
道具(難度) ■
事前準備(難度) ■■
経験(難度) ■コーヒーの木は大きく育てば花も実もつく
コーヒーの木は100均のミニ観葉植物としてもよく登場し、園芸店やコーヒーショップでも小さな苗が売られていることがよくあります。
コーヒーの木は、大きく育てば、花を咲かせて実をつけます。100均のミニ観葉植物から花が咲くまで育てるには、 ５年以上時間がかかります 。
ロングスパンに見えますが、目に見えてすくすく育って日々楽しませてくれるし、植物を育てる期間として５年はそれほど長い時間ではありません。
逃した大きなコーヒーの木
園芸店に30cmくらいまで伸びた鉢植えもよく売られてます。もちろん、そこから始めた方が花も実も早く見られます。しかし、ちょっとお高いです。
かつて、樹高１ｍを超えるコーヒーの木が処分価格500円で売られていて、室内栽培できるか不安で諦め、多少暗くても大丈夫と知って翌日買いに行ったらもうなかった経験をしたことがあります。
こうなると、それより小さいのに高い鉢植えを買う気がしません。
小さなコーヒーの木の苗を手に入れたら
置き場所は明るくあたたかな窓辺
コーヒーの木は直射日光バンバン！といった条件でなくても、明るめの窓辺に近いところであればよく育ち、生育適温が15～25℃と、人が快適な温度範囲なので、 あたたかな室内でずっと管理するのが最適 です。
隙間風が入ってくると弱り、夜の寒さもこたえるので、小さいときは特に隙間風と夜の寒さに気をつけます。
腐植質の多い土に植え替えて育てる
コーヒーの木を育てるのにどんな土がいいのか、いろいろ試してみましたが、最も合わないのがハイドロボールなどの発泡錬石、次いで観葉植物用の粒の大き目の水はけのよい土、次に赤玉土オンリーでした。合わない土で育てようとすると、数か月で枯れました。
ふかふかの腐植質（繊維質）の多い軽～い土をベースにして育てたら、問題なく育ちました。
現在、私は、 ふかふかの軽～い培養土に十万年腐葉土を２：１くらいで混ぜたもの を使い、緩効性化成肥料を３粒ほど株元にまいていますが、ちょうどいいのではないかと思っています。
【基本用土】十万年腐葉土20L
■太古の北海道の大地に堆積した木の葉や小枝などが十万年もの永い時をかけて自然完熟してできた天然の堆積腐葉土です。
■短期間の醗酵でできる一般の腐葉土と比べて木の葉・小枝などは殆ど残っておらず、土に馴染みやすく虫・カビなどの発生もないこれまでにない高級腐葉土です。
大きく育てるなら１本ずつ株分けして
種の発芽率は複数まいた方が高くなるので、小さな苗は複数本芽吹いています。残念ですが、全部は大きくなりません。本当に小さいものは、そのまま育ててもいずれ枯れてしまいます。
株分けする場合、ポットから出して手でほぐして1本ずつに分け、大きく育てるなら１鉢１本にして育てます。
大きめの苗なら2本くらいは育ってくることもあります。植え替え作業は春か秋にやります。
小さいものから枯れていき、やがて１本しか残らないのがほとんどなので、 元気のなくなった小さいものを地際で切っていき、最終的に大きいものだけになってから、少し大きな鉢に植え替える 方法もあります。
コーヒーの木の水管理
コーヒーの木は水切れすると枯れますが、ずっと土が湿っていてもやっぱり枯れます。表面の土が乾いていたらたっぷり水やりし、 鉢を花台の上に置いて下からも通気が保てる状態で育てます 。
画像のコーヒーの木は、2018年4月に100均で購入したものを株分けして育てたもので、2021年11月現在、樹高50㎝になっています。
鉢皿の水を加減してお留守番させる
１週間以上留守にするときは、途中で水枯れする危険があるので、 鉢皿に1～2cm水をためたところに置いておきます 。途中で鉢皿の水がなくなり、帰宅してすぐ水やりするまで乾燥しすぎない程度の水量にします。
はじめは加減がわかりにくいので、葉っぱが数枚枯れ落ちることがありますが、回数を重ねることで匙加減がわかります。
水切れすると葉っぱが垂れる
コーヒーの木は水切れすると葉っぱが急に垂れてきます。そうなっているのを見つけたら、 なるべく早く水やりをしましょう 。
葉の裏表にもしっかり葉水もかけて、何度か水やりしていると、２～３時間で元気に葉が持ち上がってきます。
水切れすると葉っぱが数枚枯れ落ちます。間に合わないと水やりしても枯れることもあるので、水切れには注意しましょう。
葉水をしっかりやって虫予防する
コーヒーの木には、カイガラムシやハダニが付きやすく、ついたらあっという間にひろがり、リカバリーできないまますぐ枯れてしまいます。カイガラムシやハダニは水気を嫌うので、 葉の裏表に水をかける"葉水” を頻繁に行い、虫予防をしましょう。
葉水をかけると葉っぱの状態もよくなり、つやつやします。
水やり頻度が短くなったときは植え替えを
水をやって３日も経っていないのに葉が垂れて水切れサインが出たり、下の方の葉っぱが枯れこんできたり、土の表面に細根がびっしり見えてきたりしたときは、植え替えのサインです。鉢のまま、すっぽり入るくらいの大きさの鉢に植え替えましょう。
春か秋の植え替え適期でない場合、土をなるべく落とさず、根もあまりいじらないでそのまま植え替えます。表面の細根の上にも土をかぶせておきましょう。
出典・参考
やってみよっか？
