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家庭菜園|野菜が喜ぶ土の簡単な作り方~良い野菜は良い土から~

家庭菜園を始めよう!けど、何から始めたら良いのだろう?そんな時はまずは土作りから始めて下さい。良い野菜は良い土から!野菜が育つには土台となる良質な土が必要です。

ホームセンターで道具は簡単に揃いますので、すぐにでも始められますよ。土作りの方法やコツを紹介します!

土作りはホームセンターで揃う

家庭菜園を始めるのに必要な土作り。

聞いただけでは難しく思うかもいれませんが、道具は身近なホームセンターなどで簡単に揃うのです。

用意するもの

家庭菜園がまったく始めての人にとって、何を用意すればよいかいまいち想像できないかと思います。「土作り」なんて言われればなおさらです。

しかし、難しく考える必要はありません!

土作りの道具は近くのホームセンターで簡単に揃えることができます。

  • 腐葉土  約150円~
  • 苦土石灰 約300円~
  • バーク堆肥 約600円~
  • 牛糞堆肥 約300円~

園芸コーナーに揃っています。今はネットでも簡単に購入することもできるので、是非チェックしてみて下さい。土以外にも、畑を耕すのに鍬(くわ)やスコップがあると便利です。こちらもホームセンターなどで揃います。

予算と理想の畑

バーク堆肥など、畑に必要な材料は畑の面積や使用量によってどれくらい量が必要か変わってきます。

  • 自分の理想の畑はどれくらいの大きさが必要か
  • 畝(うね)はどれくらいの幅にするか
  • どこに何の野菜を植えるか

など、簡単で良いので紙に書いておくとイメージしやすいですね。 イメージ図を描いたら畑の面積を計算しましょう。 あらかじめ畑の面積を計算しておけば、肥料がどれくらい必要かすぐ分かるので買い出しもスムーズにいくきやすいです。土に必要な肥料などは種類や容量によって変わりますが、畝が1個~2個の場合、2,000~3,000円台から始められるでしょう。

実際に土を作ってみよう

今回紹介する土作りは、我が家で試して上手く野菜が育っている方法です。それぞれの畑の環境や野菜に合うように肥料を変えてみたりと工夫して土作りを楽しんでいきましょう。

まずは腐葉土をならす

まずは腐葉土を畑でならします。何も耕していない土で野菜を育てようとしても上手く育たないことが多いので、育ちやすい環境にしてあげましょう。元の土を鍬で耕しながら、腐葉土も加えてならしていきます。この時、 石が混ざっていたらなるべく取り除くようにしましょう。

同時に畝の形も作り整えていきます。畝を実際に作ってみると、イメージしていたよりも小さかったや大きかったなどあるかもしれません。この腐葉土を慣らす段階で自分の理想の畑に近づけるよう調整しておきましょう。

苦土石灰、バーク堆肥、牛糞堆肥の登場!

腐葉土を慣らしたら、いよいよ苦土石灰、バーク堆肥、牛糞堆肥の登場です!肥料が登場すると本格的な感じがしますよね。

  1. まずは慣らしておいた腐葉土に苦土石灰を混ぜます。吸い込まないように気をつけながら、必ず混ぜて下さい。
  2. この後、バーク堆肥と牛糞堆肥を混ぜます。 すぐにバーク堆肥と牛糞堆肥を混ぜると化学反応を起こしアンモニア臭が発生してしまいます ので、ここから1~2週間置いておくことが必要です。1~2週間経ったら、バーク堆肥と牛糞堆肥を混ぜて下さい。
  3. 全て混ぜ終わったらまた2~4週間置いて完成です! 土作りは時間が必要になるので、計画的に始める必要がありますね。

化成肥料も選択肢

化学肥料を使わない無農薬で育てたいという人も多いでしょう。しかし、野菜が枯れて育たなかったり、栄養が上手く行き届かなく痩せ細った野菜ができあがったりと上手く野菜が育たない場合もあります。 化成肥料のメリットとしては栄養が行き届きやすく即効性も高く効率良く野菜を育てることができる点です。

無農薬でお野菜が育たないから途中で家庭菜園を挫折するよりも化学肥料を試してみて、だんだんと慣れたきたら無農薬でチャレンジしてみるのもひとつの方法ではないでしょうか。

マルチシートも忘れずに

実は、土を作って苗や種を植えて終わり!ではありません。他にも一手間加えて、更にお野菜やお花が育ちやすい環境になります。

マルチシート最強説

お野菜やお花などを育てている畑の畝に、黒いビニールシートが被されているのを見たことはありませんか?家庭菜園を始める前まで「なぜ被せているんだろう。」と不思議に思っていました。 この黒いビニールシートは「マルチ」と呼び実はめちゃくちゃ優秀なのです。

  1. 雑草防止
  2. 土の保湿
  3. 畝の形を保つ

1. 雑草防止:畑をしているとすぐに大量に雑草が生えてしまいます。畝にも生えてしまい、野菜の成長の邪魔になってしまうのです。雑草を全て抜いてきれいにしていくのは手間ですね。

こちらの写真でも分かる通り、マルチのすぐ横から草が生えています。

もちろんマルチの中には生えていません。 マルチをするかしないかでかなり雑草の生え方が違います。

2. 土の保湿: 畝が乾きにくなり水分の蒸発を防ぎ、

3. 畝の形を保つ: 土が崩れたり、雨で土が流れるのを防ぎます。

難しく見えるかもしれませんが、マルチを土に被せて専用に道具で留めるだけ。最初は大変かもしれませんが慣れれば簡単にできます。マルチを利用することで快適な環境でお野菜を育てることができますね。

日本の土についての豆知識

日本の土壌についてのちょっとした知識を紹介します。知っていると知らないでは家庭菜園への意識が変わるかも?

日本は土が酸性になりやすい!?

日本は梅雨などもあり、降水量が多い国です。二酸化炭素を取り込んだ雨が「炭酸水」となり土に降り注ぐことによって酸性の土壌ができやすくなってしまうのです。酸性が強いと野菜を育てる環境としてはあまり良くありません。

野菜の成長には、pH5.5 ~ pH7.0程度の弱酸性から中性の土壌が適しています。 苦土石灰を土に混ぜたり撒いたりすることで酸性を酸性から弱酸性へ変化させてくれます。

土壌分析のすすめ

「家の土は酸性とかアルカリ性とか全く分からない…。」と思うのは当たり前です。見ただけでは分かりません。そこで「土壌分析」をおすすめします。

土壌分析とは機械的分析で土壌の性質を数値化することをいいます 。水分量やpHなど土の状態を把握することで必要な肥料の量などの判断に役立つのです。土壌分析は自分でできる土壌分析のキットを購入して行っても良いですしJA全農やホームセンターなどで依頼すれば土壌分析してくれるところもあるので是非チェックしてみて下さい。

家庭菜園の基礎は「土作り」から

いかがだったでしょうか。お野菜作りにに必須の「土作り」についてまとめました。まず土作り最初のステップとしては

  • 土作りの道具は近くのホームセンターで簡単に揃う
  • 理想の畑のイメージ図を描く

イメージを固めておけば必要な道具の用意もスムーズにいきやすく、予算も立てやすいです。

実際に土作りの手順も紹介しました。

  1. 腐葉土をならし
  2. 苦土石灰、バーク堆肥、牛糞堆肥を混ぜ合わせて完成です。

約1ヶ月ほど時間が必要なので計画性が必要ですね。選択肢としての化学肥料の紹介も。土作りと同様に大切な「マルチ」も紹介。マルチには

  • 雑草防止
  • 土の保湿
  • 畝の形を保つ

と畑とお野菜にとってとても優秀な働きをしてくれるのです!最後には日本の土についてのちょっとした知識と土壌分析をおすすめしました。

土といっても土の種類や作り方、土の性質など奥深さがありますね。快適な土で野菜にとって良い環境作りにチャレンジして下さい。

やってみよっか?

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