黒い森の恵み豊かなドイツの都市「フライブルク」の観光情報
ドイツの都市「フライブルク」をご存知でしょうか?
フライブルクのサッカーチーム「SCフライブルク」はサッカーがさかんなドイツ・ブンデスリーガの1部に所属するチームでもあります。今シーズン日本代表の堂安律選手が加入し、フライブルクの注目度も急上昇中です。
2022年はW杯もあるのでサッカーにも要注目です。
フライブルクは日本人観光客が多い場所ではありませんが、堂安選手の活躍を見て「どんなところなんだろう?」と気になった方もいるかもしれません。
今回はそんなフライブルクの観光スポットや名物を紹介!サッカー観戦旅行の参考にもしてみてくださいね。
フライブルクはどんな街?
フライブルクは ドイツの南西にあるちいさな町 。フランクフルトやミュンヘンなどのドイツの大都市と比べると、こじんまりとした都市ですが、古い街並みが残っている美しい街です。
実はフライブルクという町はいくつかあり、正式名称は「 Freiburg im Breisgau(フライブルク・イム・ブライスガウ) 」といいます。
小さいと言っても23万人の人口があるのでどちらかというと大都市に分類されます。
世界遺産がある!などの 派手さはありません が、 観光客は少なくゆっくりとした時間の流れを感じることができます。
また、 フライブルクは学生の町 としても有名。有名なフライブルク大学をはじめ、専門学校なども多く設立されています。フライブルクに留学に来る学生が多く、若者でにぎわっているという側面もあります。
街の主なスポットは1日で歩き回れるくらいの大きさなので、いろんなところに行けちゃいます。自然も豊かなので、澄んだ空気を感じながらまったり観光するのがおすすめです。
フライブルクはアクセスが便利
フライブルクは「 ユーロエアポート・バーゼル空港 」からすぐ。
厳密にいえばフランスのミュールーズにある空港なのですが、スイスの都市バーゼルに接続していたり、ドイツのフライブルクにも近く、 バスで15分ほど 。すぐにアクセスすることができます。
ヨーロッパの各都市から飛行機でアクセスできるので、とっても便利。LCCが多いので、 安価でヨーロッパ旅行をする際にも使いやすい空港 です。
また、このことからもわかるようにフライブルクからはスイスのバーゼルやフランスのミュールーズにも簡単にアクセス可能! ちょっと足を延ばして複数の国を観光するのもおすすめ です。
もちろんDB(ドイツ国鉄)も通っているので、ドイツ国内の大都市にもアクセス良好。 周遊するならいろんな場所に行くことができそう です。
フライブルクの見どころ紹介
【演劇場】Theater Freiburg
大学図書館の隣にある演劇場。 1905年に建築され、以来フライブルクの演劇の中心地になっています。
【新市役所】neues Rathaus
フライブルクにはいくつかの市役所があるのですが、 この建物が一番立派で有名な市役所 。旧市街にあり、もとは大学として使われていた建物だそうです。
【大聖堂】Münster
フライブルクの観光スポットで最も有名なのがミュンスター(大聖堂)。 旧市街の中心にある、印象的な教会です。
この大聖堂は中世、1513年に完成。ロマネスク様式とゴシック様式の混在で建てられているそう。高さはなんと116メートルもあるといいます。
中は見学できるようになっていて、ステンドグラスの光がとってもきれいなつくり。中世の雰囲気そのままで神聖な空気が流れています。
「 地球上でもっとも綺麗な塔 」と称されたこともあり、第二次大戦では爆弾が当たらなかったという奇跡も起こしたと言われています。
入場料を支払えば塔に上ることも可能!階段なので体力のある方はチャレンジしてみては?
【マルチン門】 Martinstor
現存するかつての城門のひとつ です。この門が街の境目となっていて、城壁がめぐらされていたといいます。
市街地のわかりやすい場所にあるため、散策していると必ず通るはず!景観も良いのでぜひ写真に収めてみて下さいね。
【聖心教会】Herz Jesu Kirche
駅の西側にある教会です。1897年に設立された建物だそうですが、このシルエットがとても美しく、ひと際目をひく存在です。
教会の周囲はちょっとした広場になっていて、出店があったりピクニックや散歩をしている人がたくさん。
景観も良く、西側のシンボル的な教会でもあります。 ゆっくり散歩をするには最適の場所ですよ!
フライブルクのおすすめスイーツ
ドイツ南西部には、南北約160kmにわたって広がる「黒い森」という森があります 。針葉樹が生い茂り、黒っぽく見えることから名前がつきました。
フライブルクはその黒い森の近くにあり、自然やグルメの宝庫としても知られています。
黒い森周辺では 「キルシュ・ヴァッサー」と呼ばれるさくらんぼの蒸留酒が有名 。この蒸留酒を使った、 「シュヴァルツヴェルダー・キルシュトルテ」 というケーキは特にこの周辺では有名な名物ケーキです。直訳すると「黒い森のさくらんぼ酒ケーキ」と言われますが、キルシュ・ヴァッサーをケーキのスポンジ生地にしみこませ、上にさくらんぼを飾ったチョコレート風味のケーキです。
日本でもたまに見かけることがあるのですが、ドイツの伝統的な製法でつくられたケーキとはやはり一味違うかも?という印象を持ちました。
おすすめは日本にも進出している有名店「グマイナー」。元々はドイツ南部で1898年に創業した老舗菓子店です。
日本でもグマイナーの洋菓子を購入することができますが、 フライブルクにも店舗があり、そちらで食べた本場のシュヴァルツヴェルダー・キルシュトルテは忘れられないほどおいしいケーキ でした。
イートインできるほか、持ち帰りもOKなのでぜひ行ってみて下さい!
必見!フライブルクのサッカースタジアム
フライブルクには 日本代表の堂安律選手が所属する「SCフライブルク」があります 。
SCフライブルクのホームスタジアムは、シュヴァルツヴァルト・シュタディオン (Schwarzwald-Stadion) という市街地からトラムで15分ほどの立地のスタジアムだったのですが、昨年新しいスタジアムがオープンしました。(写真は旧スタジアムです)
新スタジアムのヨーロッパパーク・シュタディオン(Europa-Park Stadion)は今までよりも中心部に近く、トラムで10分ほど。
新しいスタジアムなのでどこもきれいで評判は良いようです!行ってみたくなりますね。
試合を見にいくには、事前に予約しておくのがおすすめ。 公式HPからインターネットで購入することができます!
代行業者を通すと高値になってしまうので、一度チェックしてみてはいかがでしょうか。 インターネットで直接チケットを提示したりプリントアウトして入場することができました。
ドイツのスタジアムではやっぱり ビールを飲みながらの観戦 が楽しいです。ゴール裏は激しい応援があることで有名なので、少しゆっくり見れる席でビールやフードを楽しみながらサッカーを見てみてはいかがでしょうか。
サッカーのルールに詳しくなくても自然に盛り上がります! 本場の雰囲気が味わえるので初心者の方にもおすすめ できます。
ちょっとした観光におすすめ、フライブルク
ドイツの都市、フライブルクについて紹介してきました。
なかなかフライブルクを目当てに旅行に行くというのはないかもしれませんが、サッカー観戦したり、他の都市とセットで周遊しに訪れたりとさまざまな楽しみ方ができる街です。
ゆったり観光することもできるので、ドイツ初心者の方にもおすすめ。
コロナ明けの旅行先に、ぜひ検討してみて下さいね。
やってみよっか?