【実は簡単!】家庭菜園での大根の育て方とコツ紹介
サラダにお漬け物、煮込み料理などなど…大根は食卓にはなくてはならない食材としてずっと昔から美味しく食べられています。
そんな便利な大根は、お料理に即して季節によりいろいろな種類があるのですが、大根と言えば、寒い冬に皆さんが想像するのが「おでん」ではないでしょうか。
今回ご紹介の大根は、冬自慢の「冬大根」それに大根は大根でも色彩豊かな「紅ダイコン」になります。
スーパーでは立派に並べられている大根は大型で店内ではひときわ目立ちます。そんな立派な大根!目に入るたびに、いざ栽培となると難しいと多くの方は考えてしまうことでしょう。
私自身も最初は難しいだろうな?と考え込んでいました。
しかしながら、実際に家庭菜園で栽培してみると、意外に育てやすい…どなたも感じてしまいます。
100%の品質を求めるプロ級は別として、ご家庭の家族の皆さんが普通に美味しい家庭菜園レベルなら、いくつかのポイントをクリアさえすれば可能になります。
それなりに立派な大根に成長してくれます。
大根栽培でのポイントは?
最重要ポイント:土づくり
最も重要になるのが土づくりで、大根を栽培するいのちになります。
土の中ですくすくきく育つ大根は、 フカフカした土壌 が絶対条件です!
土に米ぬかやもみ殻等を混ぜて耕すと土と土の隙間に空気が入り込むためにフカフカな畑に変化しますが、今日明日の変化は難しく、それなりの時と努力が必要であると考えられています。
しかしながら、ホームセンターで市販の種まき用腐葉土や野菜腐葉土を購入することでかなり改善方向に向かいます。
土壌の悪い条件である硬い、土の硬い層で栽培したとすると、大根の根っ子が土の硬い層(硬盤)にあたって大根そのものの成長が制限されたり、多少は成長しても斜めになったりしてしまいます。
また、根っ子にストレスを与えて、根そのものが増えず、その結果、肥料を与えても吸収量が少なくなってしまうことになります。従って、大きくたくましい大根には成長いたしません。
種は必ず直まきで
さらに、大根の種まきの際には、 種を畑に直まきする ことが重要です。
大根は移植を嫌う直根性の性質上、苗床を作成してもできません。
そしてもう一つ、他の作物にも共通しますが、種まきの後は発芽するまで 乾燥を嫌う ため水やりは重要です。
以上が大根栽培でのポイントになります。
冬に冬大根の栽培をしよう
家庭菜園で冬に大根を育てる最大のおすすめポイントは、まさに、大根本来の栽培時期に合致しているからです。
昔は大根は寒い時季に八百屋さんの店頭に並んでいたものですが、今現在は種類も増え、栽培法の改良で1年中いつでもスーパーで購入できて、確かに便利なのですが本来の大根の旬が消えてしまいました。
野菜の旬は大根だけに限らないのですが、栄養素にも関係しますし、やはりお子さんの教育にも悪い影響を与えていることは否定できません。
冬大根の栽培は栽培地区や種類にも影響がありますが種まき8月中旬~9月末、収穫は10月末~です。
冬大根は、とにかく寒さに強くて、畑に長い間置けますので、必要なときに畑に出向いて必要量を収穫出来ますので、大根は冬大根がおすすめです!
畑の準備
種まきの2週間くらい前に酸性土壌を中和のため石灰を散布します。元堆肥の散布と一緒に30~35cm 深さを耕し、さらに1週間前に肥料を加えて再度耕します。
種まき
深さ1cm くらいの穴開け(ペットボトルの底を利用することで楽です)て種を3粒くらいまき、軽く履土します。
株間は30cm くらいで、畝幅は70cm くらいです。
時差を空けて何度かの種まきで収穫も長~くなり楽しみも増えます。
間引きをする
発芽後、本葉が5~6枚で元気に成長のものを残して1本たちさせます。
追肥をする
追肥は間引きの後に株の周囲に時々与えていきます。ホームセンターで専用の堆肥が売られています。
いよいよ収穫!
成長してくると土の上に一部大根が出てきますし、収穫時期のポイントは大根の葉っぱの成長で判断します。
大根は成長により葉っぱ全体が立ち、さらに成長が進むと、中心部の葉が開いて外側の葉がたれてきたら収穫です。
収穫が遅れますと、大根にすが入って味も悪くなりますから、私も外側の葉っぱがたれたら収穫しています。早い分にはほとんど影響がないようです。
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*大根は地中に成長の伸びが大切で、土は少なくとも30cm の深さはフワフワにしたいところです。
ホームセンターで野菜専用土が売られていますので、大根を植える部分だけでも穴を開けてフワフワ土を入れるだけでもかなり有効です!
畑の土は最低でも4~5年の改良が必要と言われますように、私の菜園も…まだ3年目に入るところでまだまだというところです。
~昨年から自作堆肥を製造中です。今度お話しさせていただきます~
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大根を簡単につくるには
絶対おすすめはミニダイコンです!
ミニダイコンはその名の通りミニサイズであるところから、土壌環境をあまり気にしなくても、極端な言い方すれば、硬い土壌、土壌環境が悪いところでも作りやすいです。
それに、いろいろカラフルな色彩豊かなミニダイコンも増えていますので、とにかく簡単に栽培してみたいという方には絶対おすすめになります!!
4月中旬~5月中旬、8月中旬~9月末頃の種まきで、6月~7月上旬、10月中旬~12月の収穫で栽培期間は短めです。
長さ20cm ほどですので、マンションのベランダプランター栽培も可能になります!
おでん以外にも!料理のレパートリーもたくさん!
今回は皮部分も中部分も赤い!ダイコン肉質も柔らかで赤いからお料理でカラフルな食を演出してみては?
レシピもバリエーション豊富にいろいろ工夫して美味しさも倍増します。
例えば、お酢で漬ければ、シャキシャキ感がやみつきになります。また、サイコロ状にカットして、マヨネーズと薄口醤油を少々、サラダにもおすすめです。
アントシアニンによる鮮やかな赤紅色はポリフェノール色素にあたります。ある程度の加熱ならば色落ちもそれほど気になりませんでした。
意外に栽培が優しい大根を成長の楽しさと美味しさを味わって下さい。
やってみよっか?