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初めての家庭菜園でおすすめ!長ネギの栽培方法と良いところ

本格的な家庭菜園を目指し、2020年9月、千葉市から山口県・美祢市へ移住した私たち夫婦に待ち受けていた最初の試練は荒れ地を菜園(畑)にする開墾でした。

肉体労働の経験のない私たちに与えられた筋肉痛の業を何とかクリアできたところで、今回は家庭菜園で初めての栽培としておすすめ秋植え野菜をご紹介いたします。

おすすめ秋野菜1選とは

さて、秋植えと申し上げても、ほとんど素人の私たちに長ネギなんて…栽培できる?という妻の意見ですが、この辺は抜け目なく準備をしておきました。

と偉そうなことを言いながらも、初心者と言ってしまえば初心者ですが、初心者にはちょっと難易度が高い長ネギの栽培を、しかも、種まきから挑戦しました。

本日はその体験談を読者の皆さまに共有します。

長ネギの種まきから発芽まで

畑の準備

まずは土作りと堆肥が大切になります。ご紹介の菜園とはいえ、15年以上も放置した結果、土壌そのものが酸性化で(いも類はともかく)ほとんどの作物は中和した土壌環境が必要です。

そこで、種まき2~3週間前に石灰で中和と元肥料をしっかり入れ、耕しました。

長ネギ苗床つくり

畑の準備と平行して市販の種まき用土を利用して長ネギ床に種まきを行います。種床に種をまき、溝に5mm間隔くらいでスジまきをします。

履土は3~5mmくらいが適切であまり深くならないようににして、手で軽くかためて発芽までは水やりは重要で乾燥させない、これが発芽のポイントになります。

発芽しましたら草丈が6~7cm、成長したならば1.5cmの間隔で1本に間引きを行い、さらに、草丈10~12cm で3cm間隔に間引きを行っていきます。

間引きなしですと成長が遅れ、畑に定植ができなくなってしまいますので、これが2番目のポイントになります。

間引きは畑への定植への1本立ちの大切な意味があると考えましょう!

また、種まきの後、畑への定植まで1カ月毎に追肥をします。私は市販の化成肥料を利用しました。化成肥料は1平方メートル当たり一握りで十分でした。

種まきが10月中旬で、草丈が20cmくらいで畑へ定植し、畑への定植は12/15でした。

いよいよ畑へ定植!土寄せと追肥について

はじめの一歩「定植」

長ネギの栽培はこの畑の定植から始まります。今までの労力は長ネギの苗作りになりました。

さて、それでは定植になるのですが、長ネギは文字通り成長から収穫まで、それなりの長さが必要になってきますので、15~20cmくらいの植え溝が3番目のポイントになるわけです。

定植は株間隔は5~7cmで、植え溝に長ネギ苗を立てかける感じで、そして2~3cmほど履土します。履土は根部分です。

履土の後に乾燥防止のために敷きワラをします。私はワラの代用として草刈りした雑草を乾燥させて使用しています。

無事に長ネギ苗を定植の後には追肥をお忘れなく!

そして、長ネギをさらに長く成長させるためには、1カ月毎に3回の土寄せと追肥を行う、これが4番目のポイントになります。

定植から3回の土寄せと追肥に3~4カ月というところで、長ネギは種まきからかなりの期間を考えておく必要があります。

いよいよ収穫!

長ネギの白部分がご希望(それなり)の長さに成長しましたら、畑の畝の先端部からスコップで掘り起こしていきます。

一度に全て掘り起こすよりしばらくは必要量だけ掘り起こすことで、利用価値を含め、長く収穫が可能といえます。

ネギ栽培を考えて

長ネギ栽培はずっと昔になりますが、祖母が栽培してあった関係から幼い頃から時々は見学していました。

しかし、実際の栽培は今回が初めてで、いかにも慣れたかのようにご紹介いたしましたが、実はかなり苦戦いたしました。

実際のところ、私のような初心者はホームセンターで長ネギ苗を購入することで手間が省けます。それに、小ネギはさらに栽培期間が短縮できたように感じました。

皆さんはどのように感じたのでしょうか?

まあ、楽しむつもりでしたら、その労力も楽になるのかもしれません!

長ネギの良いところは?

日本料理には欠かせない「長ネギ」

ネギはあの根深長ネギと白部分が短い葉ネギが代表的になります。関東のスーパーは根深長ネギが多く、関西やそれより西の地方では葉ねぎが多く見かけます。

いずれにせよ、ネギは特有の辛みに風味も良い感じで、薬味はもちろん、汁の具材や鍋物、それに焼き鳥にもお馴染みで食欲のない不調な時にも美味しく食べられるのがネギになります。

また冬の温かい鍋物には欠かすことのできない食材です。日本料理にはなくてはならない野菜のひとつになっています。

栄養も抜群!風邪予防にも最適

ところで、皆さんが食卓でネギを薬味として刻むと目にしみるのは、成分の硫化アリルによると考えられています。

この硫化アリルには、消化液分泌を促進したり、便秘解消にも有効性が高く、特に女性には整腸の意味合いが高い食材として、家庭菜園では栽培していただきたい野菜のひとつではないのではないでしょうか。

そして、ビタミンC、ビタミンB、ミネラル成分やカロテンなどの栄養価が高いと言えます。

辛みは身体を温め発汗作用から冷え性を改善したり、身体が冷えると、鼻水や鼻づまりの症状が悪化する風邪症状なども、ネギを食べることで温まり症状が軽減できてしまいます。

長~いネギは使い分けができて栄養たっぷり!

あの長~いネギは、1本でいろいろ使い分けができてしまう、食材の中では珍しい便利な野菜です。長ネギの最も上部の緑色部分は、辛みや香りは最も強い部分でうどんやおそばの薬味に最適になります。

斜め切りや繊維質に沿って包丁を使いますと意外に切りやすいです。

緑色と白色の分岐部分は辛みはもちろん、かすかな甘味感もあって、火を通してみると結構なとろみも出て、この分岐部分でお料理のレパートリーを増やしてみてはいかがでしょうか?

お肉の炒め物に良いと感じました。白い部分は長ネギの中で最も食べやすい部分と言えると思います。辛さと甘みとのバランス性が良くて、とにかく柔らかいです。

特に、外側と内側の違いを利用した料理上での区別が容易で選択肢が拡がりそうです。根の白い周辺部分は甘味が強くて肉厚なところが他の部分にはない美味しさを楽しめます。生でも焼きネギでも鍋物など何でも対応可能と言えます。

以上から長ネギは万能野菜と考えても良いようです。

やってみよっか?

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