【パワースポット】辰年にお参りしたい京都の神社7選!龍神様に会いに行こう
「2024年は辰年だからこそお参りしたい」と意気込んでいる方も多いのではないでしょうか。そこで今回は、龍神様をお祀りしている京都の神社を厳選しました。
有名な神社から、知る人ぞ知るちょっとマイナーなところまで、どちらの神社にも頼もしい龍神様がいらっしゃいます。
いつもとはひと味違った視点から京都を観光すれば、新しい魅力が見えてくるかも。
ぜひ気になる龍神様を見つけてくださいね。
伏見神寶神社の龍づくし
伏見稲荷大社境内にある伏見神寶神社(ふしみかんだからじんじゃ)は、伏見稲荷大社が稲荷山山上にお祀りされていたころにはすでに創建されていたという大変歴史にある神社です。 狛犬ならぬ狛龍が鎮座されている本殿には天照大神(あまてらすおおみかみ)・稲荷大神、そして十種神宝がお祀りされています。
十種神宝とは、絶大な霊力を持つ10種類の神宝のことです。境内にはそのパワーをいただけるという 「十種神宝ペンダント」 のお守りもあります。
本殿の左側には龍頭大神(りゅうずおおかみ)がお祀りされているお社があり、その横にはまたまた龍の像が!そして、本殿左手奥には八大龍王大神と白竜大神も!まさに龍づくしです。
伏見神寶神社への参拝道について
龍神様のパワー一杯のありがたい伏見神寶神社ですが、実は参道入り口がとてもわかりにくいのです。
有名な千本鳥居を抜けたところにある奥社奉納所、そこからもっと奥へ行くための参拝道を登っていくと右手に「根上がりの松」があります。その向かい側にあるのが伏見神寶神社へと続く参道で、立札もあるのですが、あまり目立っていません。参拝されるときは、どうぞ見落とさないようにしてくださいね。
伏見神寶神社の基本情報
- 住所:京都市伏見区深草笹山町15
- 拝観料:境内参拝無料
- アクセス:最寄り駅 JR奈良線「稲荷」駅 徒歩約15分/京阪本線「伏見稲荷」駅 徒歩約20分
貴船神社の龍神
貴船(きふね)神社の創建は大変古く、詳細がわからないほどです。
伝説によると、神武天皇の母である玉依姫命(たまよりひめのみこと)が黄色い船に乗って大阪湾からさかのぼり貴船の地にやってきたことから黄船=貴船となった、または 「気の生ずる根源=気生根(きふね)」 と呼ばれたとされています。
貴船神社のご祭神
- 本宮(ほんみや) 高龗神(たかおかみのかみ)
- 結社(ゆいのやしろ) 磐長姫命(いわながひめのみこと)
- 奥宮(おくみや) 闇龗神(くらおかみのかみ)
高龗神は地上におられる龍神で、闇龗神は地の下の暗闇におられる龍神とされ、水を司る神様です。 また奥宮の本殿真下には、大きな龍穴があり、そこからはすごいパワーが生じていると言われています。
貴船神社は京都の中心を流れる鴨川の水源地に位置し、京都の水源を守る神様として京都にはなくてはならない社です。
貴船神社の基本情報
- 住所:京都市左京区鞍馬貴船町180
- 本宮開門時間:6:00~18:00(12月1日~4月30日)/6:00~20:00(5月1日~11月30日)
- 授与所受付時間:9:00~17:00
- 拝観料:境内参拝無料
- アクセス:最寄り駅 叡山電鉄「貴船口」下車徒歩約20分/バス停最寄り駅「貴船」
神泉苑の善女龍王
神泉苑(しんせんえん)のご祭神は聖観世音菩薩(しょうかんぜおんぼさつ)ですが、境内の法成橋という朱色の橋を渡ったところには 善女龍王(ぜんにょりゅうおう) がお祀りされている社があります。
善女龍王の住む池
平安中期、日照りで苦しむ民のために、ときの天皇が弘法大師空海に祈雨の修法を行うように勅命を出されました。そこで空海は、北インドから善女龍王を勧請(かんじょう:呼び寄せること)し、見事に雨を降らせたそうです。以来 善女龍王は神泉苑の池に住み続けていると言われています。
善女竜王のご利益は、 1つだけ願い事が叶えられる というもの。お守りを持ち願い事をしながら法成橋を渡り、善女龍王社にお参りすると叶うと言われています。
神泉苑の基本情報
- 住所:京都市中京区御池通神泉苑町東入ル門前町167
- 参拝時間:7:00~20:00
- 寺務所受付時間:9:00~17:00
- 拝観料:境内参拝無料
- アクセス:最寄り駅 JR「二条」駅 徒歩約10分/地下鉄東西線「二条城前」駅 徒歩約2分/バス最寄り駅 「神泉苑前」「堀川御池」
八坂神社の青龍
京都の代表的な神社である八坂神社、その西楼門をくぐったところに鎮座する狛獅子の台座には、青龍(せいりゅう)が描かれています。 青龍は風水で決められた4柱の神のうち、東を守護する神様 です。京の東に位置する八坂神社も東を守護する社であることから、青龍のいらっしゃる地とされています。
青龍が住む池
本殿の地下深くには 巨大な龍穴があると言われ、青龍はその奥にある池に住んでいる と言われています。その龍穴、現在は漆喰(しっくい)で固められているため見ることができないそうです。しかし、明治38年(1905)の本殿修理の際、本殿の真下にある清々しい気が漂う池を見たという証言があるらしく、龍穴のお話はただの伝説ではないようですよ。
社務所では龍穴から湧いている水で清めた 「青龍石」 が授与していただけます。
八坂神社の基本情報
- 住所:京都市東山区祇園町北側625
- 社務所受付時間:9:00~17:00
- 拝観料:境内参拝自由
- アクセス:最寄り駅 京阪本線「祇園四条」駅 阪急京都線「河原町」駅/バス最寄り駅「祇園」
車折神社の龍神
芸能の神様として有名な車折(くるまざき)神社の摂社に水神社があります。ずっと昔、大堰川(おおいがわ)が氾濫したとき、それを鎮めるために水神様(龍神様)に祈願したというのが水神社の始まりだと言われています。
昇竜のように 運気や才知がアップする というありがたいご利益があります。
車折神社の基本情報
- 住所:京都市右京区嵯峨朝日町23
- 社務所受付時間:9:30~17:00
- 拝観料:境内参拝自由
- アクセス:最寄り駅 京福電車(嵐電)「車折神社」駅/バス最寄り駅 「車折神社前」
白峯神宮の笑い龍
白峯神宮(しらみねじんぐう)は、今ではサッカーの神様としてよく知られています。その始まりは、明治時代初めと比較的新しく、明治天皇が崇徳(すとく)天皇の御霊を讃岐(さぬき)の白峯陵から遷して創建した社です。ちなみにご祭神の崇徳天皇は、保元の乱で配流となり、朝廷を恨みながら亡くなった最強の怨霊と言われています。
潜龍社
白峯神宮境内にある潜龍社(せんりゅうしゃ)は、昭和30年(1955)の本殿で火焚祭が行われているときに火炎の中から出現した龍神だということです。その後こちらの社に 潜龍大神 としてお祀りされました。
潜龍社の鳥居の横には潜龍井と呼ばれる井戸があり、潜龍大神はこの井戸に鎮座しておられます。ご利益は、 家系にまつわる諸々の悪縁を絶ち水で流し清める、災難除け、病気平癒、事業隆昌 などとされています。
潜龍社の前に鎮座している狛龍は、なんととても可愛らしい笑顔!口を大きく開けたにこやかな笑顔は、見ているだけで幸せをいただけます。
笑い龍には 「水をかけないでなでてください」 と書かれているので、ご注意を。
白峯神宮の基本情報
- 住所:京都市上京区今出川通東入ル飛鳥井町261
- 参拝時間:8:00~17:00
- 授与所受付時間:8:00~16:30
- 拝観料:境内無料
- アクセス:最寄り駅 市営地下鉄「今出川」駅/バス最寄り駅 「堀川今出川」
真名井神社の龍神
最後に紹介するスポットは、京都市からぐんと飛んで、丹後半島・天橋立近くにある真名井(まない)神社。こちら、実は 知る人ぞ知るすごいパワースポット です。
真名井神社の由緒
真名井神社は、天橋立の北詰めにある籠神社(このじんじゃ)の奥宮で、その歴史はなんと神様が住んでいた時代にさかのぼります。
彦火明命(ひこほあかりのみこと)という神様が現在の真名井神社の地に降臨され、伊勢神宮にもお祀りされている豊受大神(とようけおおかみ)をお迎えしたのが始まりです。
真名井神社の龍神
豊受大神は穀物や食物の神様ですが、実は海の神様でもあり、 真名井龍神 と呼ばれています。真名井という名前は水に対する敬称で、その真名井の眷属(けんぞく)が龍とされています。神社の入口にある鳥居前には、立派な狛龍が鎮座し、今でも真名井とご祭神である豊受大神をお守りしているのです。
真名井のご神水
真名井神社の鳥居前には、 「天の真名井の水」 がわき出しています。この水は天村雲命(あめのむらくものみこと)という神様が黄金の鉢に入れて天から下りてこられたという伝説のある霊水です。
また真名井神社の奥には、はるか縄文時代や弥生時代に神様をお祀りしていた大きな磐座(いわくら)が鎮座しています。神々が宿った磐座を目の前にすると、そのエネルギーに圧倒されます。
境内全体からひしひしと感じるパワーを、あなたもぜひ感じてみてください。
真名井神社の基本情報
- 住所:京都府宮津市中野905
- 開門時間:7:30~4:30(12月~2月)/7:30~17:00(3月~11月)
- 授与所受付:9:30(御朱印は9:00)~閉門
- 拝観料:境内参拝自由
- アクセス:最寄り駅 丹後鉄道「天橋立」駅/バス最寄り駅 「元伊勢籠神社前」/観光船 「一の宮桟橋」駅
龍神様にお会いして開運・金運アップ!
水を司る龍神様には金運アップのご利益もあり、その勇ましい姿を見るだけでも力が湧いてくるようです。心静かにお参りすればきっと大きなパワーがいただけるはず。
龍神様がお祀りされた歴史も知っておけば、また違った思いを持ってお参りできると思います。神社や寺院へお参りするときは、ほんの少し歴史も調べてみてくださいね。
出典・参考
- 京都観光オフィシャルサイト 京都観光Navi
- 宮津市公式サイト Re:in
- 八坂神社リーフレット
- 槙野修著・山折哲雄監修 「京都の寺社505を歩く」上下巻 PHP研究所 2007年
やってみよっか?