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長期留守中の水やり対策は?ベランダの鉢植えを守るビニールプールの活用法

暑い日が続く中、長期の旅行や帰省などで1~2週間も家を空けなくてはいけないとき、すべての鉢植えが枯れてしまうことがあります。

こんな時、ベランダの鉢植えをできるだけ枯らさないでお留守番させるには、ビニールプールを活用するのがおすすめです。

ベランダの鉢植えのお留守番にはビニールプール

水切れすると枯れやすい植物はビニールプールへ

バラは、水が多すぎてもなかなか根腐れしませんが、水切れするとてきめんに枯れてしまいます。

GWから晩秋までの間、3日以上水やりができない場合、バラが枯れる危険性が高いので、我が家ではビニールプールを活用します。数が多いので、直径150cmと130cmの膨らませなくても使えるビニールプールを愛用しています。入りきらないときはバケツなどもフル活用します。

バラ以外にも、オリーブ、藤、デンドロビウム、ニチニチソウ、ハーブ、インパチェンスなど、水切れするとすぐ枯れるものは必ずビニールプールに水を入れてお留守番させます。

出かけている間水切れしない量の水を入れる

ビニールプールに入れる水の量は、出かけている間に水切れしない量を心掛けます。バラは水切れしやすいので、土の上から水やりして、なおかつビニールプールに10~15cmくらい水がたまるようにします。

戻ってきたときに水がまだ残っている量を考えて入れましょう。

はじめての場合は、どのくらい入れたらいいのかわかりにくいかと思いますが、多くても枯れません。多めを心掛けてください。

絶対水切れしたくない鉢植えは排水溝寄りに

ベランダは、排水溝に向かって緩やかに傾斜がついています。排水溝側の方が低いので、万が一水が切れかかっても、排水溝側の方であれば水が残りやすくなります。

絶対に水切れして枯らしてしまいたくない大切な鉢植えほど、排水溝に近い位置にセッティングしましょう。

水没しそうな鉢植えは分けるかかさ上げする

盆栽など、鉢の深さが十分にない鉢植えをビニールプールに入れ、しっかりと水を入れると底に水没してしまうこともあります。

そんな時は、鉢の下にさかさまにした底の浅い鉢や鉢皿を置い嵩上げして、水没しないようにします。また、ほかと一緒にせず、バケツなどに入れて、個別に対応するのもおすすめです。

ただし、小さなバケツに入れて分けて置いたとき、風にあおられて倒れて、結局水がいきわたらずに枯れてしまうことがあります。風にあおられないように置き場所を工夫しましょう。

ビニールプールに入れない方がいい植物の対処方法

多肉植物はたっぷり水やりしてから遮光気味に

多肉植物は、水がしっかりあると逆に枯れてしまうので、ビニールプールには入れずにお留守番させます。

出かける前にたっぷり水やりしていけば1週間~10日くらい、水やりしなくても問題ありません。

でも、夏の炎天下ではカリカリに焦げたようになってしまうこともあります。そうならないために、屋根をつけておくなどして、通常よりも少し遮光しておきましょう。遮光しておくことで、水切れがしにくくなり、枯れる危険性が下がります。

根腐れしやすい植物は水加減を考える

ポインセチアなど、水切れが過ぎると枯れますが、水が多すぎるとすぐに根腐れしてしまう植物は、ビニールプールでお留守番させるのが難しい植物です。

根腐れしやすい植物をお留守番させるときは、残りの3日くらいは水がない状態になるように加減した水量にします。

早い段階で風にあおられて倒れたりすると、枯れてしまいます。風にあおられない場所で、ずっと水没することのないように調整します。

我が家のビニールプール活用事情

鉢植えをビニールプールに入れてお留守番させるようになって、15年以上たちます。最長2週間、入れっぱなしにしたことがありますが、水がある程度腐っても、バラなどは全く平気です。むしろ、出かける前より元気に葉が茂っていて、自分の普段の水やりの未熟さを悟って落ち込むこともあります。

出かける前日には入れて様子を見る

どの程度水を吸うのか、その時々によって状況が違うので、出かける前日プールに入れて置き、水の減り具合を確かめます。

たっぷり入れたのに水切れしているときは、水が少なすぎたかな?と思うことが多かったのですが、たいていはビニールプールのどこかに穴が開いていました。排水溝に水の流れがあれば、間違いなく穴空きです。その場合は、枯れかかることがあるので注意しましょう。

穴空き注意!年々ビニールが薄くなっている?

ビニールプールで鉢植えをお留守番させるようになってから、15年ほどになります。初代のビニールプールは、直径150cmのものでした。夫の下宿のベランダを鉢植えだらけにしたら、150cm一つでは入りきらないので、4年前に130cmのプールを追加購入しました。

初代150cmプールは10年以上持ったけれど

2年前の秋、150cmのビニールプールに穴が開きました。シーズンオフでビニールプールが手に入らなくなっていたので、翌年のGWごろ、新しい150cmのビニールプールを手に入れました。十年以上使ったので、十分元は取れたと思いました。これで大丈夫!と思ったのもつかの間、購入して2年しかたっていない130cmのビニールプールにも亀裂が見つかりました。

ビニールプールは薄くなっている!?

翌年のGW前に新しい130cmのビニールプールを購入し、前のプールに比べるとずいぶんと寿命が短かったとしみじみ思いました。

しかし、この新しい130cmのビニールプールは、購入した翌年の8月、もう穴が開きました!1年しか持っていません。年々ビニールが薄くなっているのでしょうか。

あちこち探しまわってようやく120cmのビニールプールを手に入れました。その数日後、スーパーに食料品を買いに行ったとき、なぜか150cmのビニールプールが処分価格で販売されているのを発見しました。またすぐ穴が開きそうな気がしたので、購入しておきました。予備にします。

鉢植えのお留守番にはビニールプールを活用して

水切れすると枯れてしまう鉢植えのお留守番には、ビニールプールを活用するのがおすすめです。

前日にはセットし、途中で水切れしない量の水を入れ、水が十分に保てるのかを確認しておきましょう。穴が開いていると、排水溝に水の流れが見えます。

やってみよっか?

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