初心者におすすめ!とうがらしの育て方|ベランダでも基本ほったらかしでOK
はじめてベランダで鉢植えで育てるなら、あまり手をかけなくても育てやすくて虫が付きにくいとうがらしがおすすめです。
収穫にかかる手間の多さは、パプリカ>ピーマン>ししとう>とうがらしで、とうがらしがダントツ楽ちん。
ぜひ、とうがらし栽培をしてみませんか。
とうがらしを育てて楽しむ
とうがらしの苗は、春になると園芸店やホームセンターの店頭にピーマンなどの苗とともに並びます。
また、夏になると、実が赤くなったとうがらしの鉢植えも販売されます。赤や黄色、白といったカラフルな色とりどりのとうがらし「五色とうがらし」もあります。
食べるために育てるなら食用を
野菜の苗コーナーにあるとうがらしの苗や、「食用」「食べられます」と書かれているとうがらしは薬味として使うことができます。でも、何も書かれていないとうがらしは、観賞用なので、あくまで観賞用として、調理に使うのはやめましょう。
食べることを前提として作られていない場合、農薬などの薬剤がどの程度使われているかわかりません。また、見た目を追及して育てられているとうがらしが、おいしさも追及されているという保証はありません。
とうがらしの育て方
とうがらしの育て方は簡単です。種から育てるよりも、苗から育てた方がさらに簡単です。
- 鉢底石を入れた上に5cmほど培養土を入れる
- 有機肥料をひとつかみ入れて軽く土と混ぜる
- 培養土をさらに5cmほど入れ、土に水やりする
- ポリポットを外して苗を土の上に載せる
- 苗の周りに土を入れて、土を軽く押さえて苗を固定させる
- 鉢底から流れ出るまで水やりする
とうがらしは根を深く伸ばして広げるので、 ある程度深さも大きさもある植木鉢 で育てます。
栽培終了後、抜こうとしたら、丸ごと抜けました。下までびっしり根っこがあるのがわかります。
培養土だけでも育ちますが、 底の方に有機肥料をひとつかみ加え混ぜて おいたところに植えた方がより育ちがよくなります。
露地植えするとき、植穴に水を入れてから苗を植えた方が根付きやすくなるので、同様に鉢植えする場合も、湿らせた土の上に苗をセッティングします。
露地栽培なら植え付け時以外は、水やりは自然の恵みに任せて構いません。鉢植えで育てるなら、苗の先端がぐったりする前に水やりをしましょう。
江戸時代に作られていた“内藤とうがらし“
江戸時代、内藤家の治める新宿ではとうがらし栽培が盛んで、秋になると一面真っ赤になったとか。このとき新宿一体で育てられていたとうがらしは、“内藤とうがらし”と呼ばれていたそうです。
枝の先端に上にとんがるように集まって育つ内藤とうがらしは、辛味がやさしく、うま味がたっぷりで、葉っぱも食べられます。
トウガラシの苗を取り寄せてみる
2010年より復活プロジェクトが始まったのを、2021年5月にTVで知りました。新宿に、とうがらしの苗の自動販売機があるというので行ってみたかったのですが、コロナ渦で行けず、インターネットで苗を注文して取り寄せて育ててみました。
我が家の内藤とうがらし栽培記録
2021年5月17日 苗を植え付ける
2021年6月15日 花が咲き始めた
2021年6月25日 青唐辛子発見!
2021年7月19日 赤くなったとうがらし発見!
2021年8月15日 赤いとうがらしが増えていく
2021年9月5日 割れたのも出たのでとうがらしを収穫する
枝分かれを増やすために芽欠きをしようかと思っているうちに勝手に分岐していき、受粉作業も何もしていませんが、どんどん花が咲いてどんどん実になっていきました。
本来は逆さにして、風通しの良いところにつるしておいた方がいいのですが、先が曲がるまで空のグラスに挿しておくことにしました。見た目もかわいいし使いやすいです。
まだ食べられそうな葉っぱと緑の青唐辛子も一緒に収穫できました。
とうがらしの葉の炒め物
とうがらしの葉は、公式サイトの調理方法を参考に、刻んだとうがらしと一緒にゴマ油で炒めて、みりん大さじ2,しょうゆ大さじ1加え、鰹節をたっぷり絡めました。珍味かと思いますが、作るのは今回でもういいかなと思いました。
青唐辛子のピクルス
青唐辛子を刻んで、延命酢(オレンヂビネガー)に塩少々を加えて漬け込みました。
実は、とうがらしが赤くなる前に10本ほど収穫し漬け込んでいたのですが、そろそろ食べてみようかと思って出すときに落としたら瓶が割れてすべてダメに。新たにプラスチックの空き容器に少し作っていました。
今回の青唐辛子は、量が少ないので、刻んで加え混ぜました。
とうがらしの実は触っただけで手が辛くなるから注意
とうがらしは辛さとうま味を楽しむ薬味なので、野菜という感じはしないかもしれませんが、見た目もかわいらしく手間もかからないので初心者におすすめです。
とうがらしの実を触った手をなめると辛いので、小さなお子さんのいるご家庭では「触ったら手が辛くなるからね」と注意しましょう。
出典・参考
やってみよっか?