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たまねぎを育ててみよう!初心者向け超簡単ベランダ家庭菜園

常備野菜として欠かせない玉ねぎの栽培は秋に始まります。

玉ねぎは、露地栽培ならノーリスクハイリターン野菜No.1。どうやって育てているのか知ると、衝撃的かも。

初心者がプランター栽培しても収穫を楽しめる野菜です。露地栽培のやり方を参考に挑戦してみましょう。

露地栽培での玉ねぎの水やりは植え付け時のみ

ホームセンターなどの店頭でネギの束を手に入れる

玉ねぎは、種から育てる野菜です。種を苗床にまき、スーパーで売られている細めの青ネギぐらいのサイズに育ったものが玉ねぎの苗になります。

玉ねぎは種からも育てられますが、苗から育てると本当に楽なのでおすすめです。玉ねぎの苗は、ホームセンターなどの店頭に10月ごろに並びますが、すぐに売り切れてしまうので、見つけたら即購入しましょう。

たいていの玉ねぎの苗は1束ワンコインほどで購入できますが、1束が100本単位と大量です。ベランダがよほど広くないと、プランター栽培では普通、植えきるスペースがありません。

玉ねぎの苗はちょっとくたびれた状態のネギなので、余った苗は狭いところに密植えしておき、ちょいちょい抜いてネギ代わりに活用していきましょう。

苗の植え付け後は収穫するだけ

玉ねぎを露地栽培するとき、作業と言える作業をするのは、植え付け時と収穫時の2回だけです。完全なほったらかしで、植えた数だけ収穫できるのでとてもお得な野菜です。

はじめの植え付けだけは、私のようなちょっとだけしか栽培しないものでも200本以上植えるので、作業が大変です。

【玉ねぎの植え付け手順】

  1. 畝(うね)を作って中央を掘り、鶏糞堆肥などを大量投入して混ぜ込む
  2. 土をかぶせ戻した後、玉ねぎの植え付け用の溝を作る
  3. 苗を20cm間隔で並べる
  4. 水を根元にかけ、土をかぶせる
  5. 苗を立て、また水をあげ、藁を苗を支えるように敷き詰める

その後は、時々育っているか見ることはありますが、作業はありません。

次に作業を行うのは、収穫時になります。

頭が倒れたら収穫のサイン

玉ねぎの収穫は6月頃におこないますが、玉ねぎのネギの部分が根本からバッサリ倒れたら収穫のサインです。

”倒れたら”と言われても、どのくらい倒れるのかわからないとはじめは思うかもしれませんが、本当にバッサリ、皆で合わせたように倒れるので、すぐにわかります。

ネギの部分の下の方をもって引っ張ると簡単に抜けます。根っこはそれほど広がりません。

ネギ同士をくくってぶら下げて乾かして保存

玉ねぎを収穫したら、根っこの部分は付け根で切り落とし、ネギの部分同士を結んで束ねて、ぶら下げて乾かしておきます。多少日陰になる風通しの良い場所が保存に最適です。

最近は、ビニールひもで束ねてぶら下げている人をよく見かけます。

玉ねぎのプランター栽培のやり方

玉ねぎをプランターで栽培する場合、露地栽培と違って自然の恵みだけでは土が乾燥しすぎるため、ある程度は水やりをする必要があります。

水をやりすぎると、玉ねぎが大きく育ちにくく腐りやすくなります。

真夏ではないので、毎日水やりはしませんが、からからに乾いてしまわないように気をつけましょう。

玉ねぎの植え付け手順

  1. ネットに入れた鉢底石を入れた上に培養土を10cmくらい入れる
  2. 有機肥料をたっぷり振り入れ移植ごてで土と軽く混ぜておく
  3. プランターの上の方まで土を入れ、苗同士を20cm間隔で植える
  4. 苗の周りに藁をかぶせておく

玉ねぎ栽培が失敗しにくくなるためのポイント

肥料はケチらずドバっと入れる

プランターは露地栽培と違って栽培スペースが小さいので、有機肥料を使うのがおすすめです。野菜用か玉ねぎ用の肥料を使いましょう。

肥料をケチると大きく育たないので、惜しみなくドバっと肥料を入れましょう。

苗を植える穴に水をやってから苗を入れ、土をかぶせてまた水やりする

植穴の土に水をかけて湿らせてから苗をセットします。苗の周りに土をかぶせて周りを少し押し固めますが、植え付けが終わったらまた苗にしっかり水やりをします。

水にぬれたところに苗を植えた方が苗の根付きがよくなります。

敷き藁でマルチングする

ホームセンターでも藁が売っているので、藁で土の周りを覆うマルチングをしておくのがおすすめです。土が乾燥しにくくなるうえ、保温にもなります。

藁をマルチングにするとビニールと違い、栽培後、大部分が自然に帰ります。

プランターの土は地面より乾きやすいから時々水やりする

地面はずっと水やりしなくても芯まで乾いてしまうことはありませんが、プランターの土は自然の恵みだけでは程よい湿度が保てません。敷き藁を外して、その下の土を触ってみて、からからに乾いているようなことがないように、しっとりした土の状態を保つよう、時々水やりしましょう。

多少あげすぎても、あげなさ過ぎても簡単には枯れません。じめじめべちゃべちゃ状態や、カラッカラ状態にならないようにします。

早植えはネギ坊主の元!涼しくなってから植える

苗の植え付けが速いと、ネギ坊主がついて芯のところが食べられない玉ねぎに育ってしまうことがあります。おいしい玉ねぎを収穫するには、苗を買ったら即植え付けするのではなく、ちょっと涼しくなるまで待ってから植えるのがちょうどいいくらいです。

根っこが多少乾いてきても枯れませんが、上の方が枯れてくるとさすがに根つかないこともあるので、できる範囲で待ちましょう。苗の根の部分に水をかけても構いません。

玉ねぎは手間がかからず育てやすいおすすめ野菜

玉ねぎはいくらあっても困らない常備野菜なのに、育てるのは手間がかからないため、ガーデニング初心者にもおすすめです。あまり育てるもののない冬場に栽培できるのも魅力の一つです。

育ってきてもネギにしか見えない上、ネギの香りが漂うので、おしゃれとはいいがたいのだけが難点かもしれません。

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