【8月2日はカレーうどんの日】カレーうどん激戦区・大阪の名店をご紹介 (グルメ)
8月2日はカレーうどんの日という記念日です。
カレーうどんは今では家庭料理としても広く食べられている、定番の料理。暑い夏のスタミナ料理としても人気です。
しかし改めて考えるとカレーうどんの由来や、カレー南蛮とはどう違うのか?など意外に知らないことも。
今回はカレーうどんの由来から、カレーうどん激戦区となっている大阪の人気店までをご紹介します。
カレーうどんを食べて暑い夏を乗り切りましょう!
カレーうどんの日とは?
カレーうどんの記念日があるってご存知でしたでしょうか?この日は、2010年(カレーうどん発祥から100年記念の年)にカレーうどんを愛するグループ「カレーうどん100年革新プロジェクト」が制定した日だといいます。
記念日にありがちな語呂合わせではなく、8月2日なのは、6月2日がかつて「横浜・カレー記念日」だったこと、そして7月2日が「うどんの日」といわれていることに由来するといいます。
カレーうどんの成り立ちとは
カレーはインドから伝わってきたものですが、 「カレーうどん」は日本独自に進化してきた食べ物 です。
カレーうどんの発祥は1904年ごろ。 東京・早稲田にある蕎麦店「三朝庵」 (さんちょうあん)というお店が開発したメニューだといいます。
当時、カレーライスが庶民の間で人気となり客はカレーライス店に偏りがちに。 客足を取り戻そうと、蕎麦店が考えたメニューがカレーそばだった そうです。
もともとはカレーそばだったのが、広く伝わっていく間にうどんの方がオーソドックスになってきたようです。もちろん今でもカレーそばも人気料理です。
発祥のお店「三朝庵」は、カツ丼発祥のお店ともいわれていて、深い歴史を持つ老舗。2018年7月末に惜しまれつつも閉店してしまったそうですが、長い間、たくさんの方から親しまれてきたお店でした。
今では全国で親しまれる料理となったカレーうどんですが、そこには試行錯誤するお店の想いがあったのかもしれません。
カレーうどんを食べると「はね」も気になるところなので、食べるときは気をつけながら食べるか紙エプロンも忘れずに。
カレー南蛮との違いって?
カレーうどんを食べようと思ってお店に入ると、「カレー南蛮」とあって…。「カレーうどんとどう違うの?」と気になったことはないでしょうか。
カレーうどんとどう違うのか、分かりにくいカレー南蛮。最近ではその差はとても曖昧になりつつありますが、 カレー南蛮には基本的に葱が入っているとされています。
カレー南蛮の 「南蛮」は、実は「ネギ」 を意味しています。
カレー南蛮と呼ばれているのは、もともとカレーうどんが開発されたときの料理は、日本で食べられていた「鴨南蛮蕎麦」とカレーを合わせたものだったからなのだそう。
鴨南蛮蕎麦には長ネギが使われていて、そのままのネーミングを応用したため「カレー南蛮」が産まれたといいます。
現在でもカレー南蛮には長葱がたっぷり入っていることが多いのですが、現在ではカレーうどんに葱を入れたりも普通にされているのでその境目は曖昧です。
なぜ大阪でカレーうどんが人気?
大阪は古くから 「粉もん」 が人気の街。代表的なものはたこ焼きやお好み焼きですが、うどんも粉もんのひとつ。大阪でも人気の料理です。
また、天下の台所としてグルメな街として知られる大阪では、カレーももちろん人気でした。
この二つが合わさった「カレーうどん」も、大阪で多くのお店が提供する人気メニューに。
本格的なスパイスなどを使用したカレーも人気ですが、 関西の「だし」文化 を大いに活かし、だしのきいたカレーうどんもありその味わいも幅が広くオリジナリティあふれるカレーうどんが存在します。
もともと大阪はグルメの街であらゆる食べ物の激戦区。当然カレーうどんもたくさんの店舗がその人気を競い合っています。
今回は「カレーうどん」が食べられる大阪の人気店をいくつかまとめてみました。
大阪の人気店を5つ紹介
【新大阪】伽哩麺工房 麺の香
伽哩麺工房(力餅)麺の香は新大阪にある人気店舗。オフィス街のビルに囲まれた路地を入っていくため、一見とってもわかりにくいのですが、ランチタイムには多くのサラリーマンが並ぶ人気店として知られています。
俳優の佐々木蔵之介さんがサラリーマン時代に通ったお店としても有名で店内にはサインも。
こちらのカレーうどんは 毎朝ご主人が数種類のカレーパウダーをブレンドして仕上げているというこだわりのもの だといいます。
絶妙な「和」の味の出汁がとっても美味しく、毎日でも通いたくなるお店です。人気メニューは売り切れになってしまうので、できたら早い時間に訪れるのがおすすめです。
【北新地】香川
北新地にあり、いつも行列ができている人気店の「香川」。
場所柄、夜でも深夜でもお店が開いているのは嬉しいポイントです。
こちらは和食店ですが 一番人気のメニューはカレーうどん 。
店内はダシとカレーの香りが漂い、食べる前からとっても美味しそう。うどんの麺も手打ちでこだわっているという、弾力とコシがしっかりとした麺です。
海老が入ったカレーうどんは見た目も豪華で食べ応えも抜群。カレーの辛さの中にも出汁の味が優しさを出していてとっても食べやすいカレーうどんです。
【玉造】極楽うどん TKU
「極楽うどん TKU」は、カレーうどん好きに大人気の大阪市内屈指のうどん店。
麺はコシがあるだけでなくもちもちで噛み応え・弾力があり歯ごたえも抜群です。
カレーうどんは出汁の味がしっかりしていて、メニューのバリエーションも豊か。 1番人気の鶏天カレーうどんは鶏の味もしっかり味わえる、ボリューム満点のうどんです。
お昼はライスも付くので、うどんを食べ終わったあとに残りのカレースープをかけて楽しむのもおすすめ。
【本町】味万
味万は、とにかく出汁がすごいと人気のお店。カレーのスパイシーさとうどんのだしが見事に融合し、麺は讃岐うどん特有の力強いコシも堪能することができます。
とろみのあるカレールーと具とうどんがとてもよくマッチしていて、いつ食べてもおいしいカレーうどんです。
席は1階席だけでなく、2階にお座敷席などもあり、キャパはかなりのもの。それでもランチの時間にはいっぱいになるので時間には注意です。
【大阪】得正
大阪を中心に展開するカレーうどんが名物のチェーン店です。店舗数が少ないため馴染みのない方も多いかもしれませんが、大阪・兵庫・岡山で店舗を展開しています。
チェーン店ながらその味は評判になるほど。関西にきたら必ずここに、という人も少なくありません。
1人でも入りやすく、その気軽さも魅力。
濃厚で少しスパイシーなとろみのあるカレーに、コシのあるうどんが絡まり、絶妙の味わいです。
大阪に来たらカレーうどんもぜひ食べてみて
自宅で作ってもおいしいカレーうどんですが、好みの味を出すのはなかなか難しいもの。せっかくなので8月2日のカレーうどんの日には、お気に入りのカレーうどんを探しに出かけてみてはいかがでしょうか。
関西独特の、だしのきいたカレーうどん。
ここでしか味わえない、絶妙なだしとうどんの組み合わせを、ぜひ堪能してみて下さい。
やってみよっか?