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【家庭菜園】ゼロからでもできる!ハーブ花壇づくりと活用方法3選

「ハーブって育てるのがむずかしそう・・・」

「いろいろなハーブの活用方法を知りたい」

この記事は、そんなあなたに向けてハーブ花壇作りと活用方法について紹介します。この記事を読めば、誰でも上手にハーブを育てて楽しむことができます!

それでは、お付き合いください。

簡単4ステップ!ゼロから始めるハーブ花壇のつくり方

さっそくですが、何も手入れされていない場所にハーブ花壇をつくる手順を紹介します。ゼロから花壇をつくる場合は、秋ごろまたは早春から土づくりを開始します。

育てる場所を決める

多くのハーブは日当たりの良い場所・風通しの良いところを好みます。 午前中に日が差し込む場所が理想です。日照条件によって育てやすいハーブが変わりますので、西日が苦手なハーブなどは注意が必要です。

また、ほとんどのハーブは高温多湿を嫌うため、風通しも重要です。場所が決まったら、雑草はていねいに抜いておきます。

土づくり・肥料

ハーブが健康に育つためには、土づくりがポイントです。

まず、花壇全体をクワやシャベルでよく耕します。 空気を含ませるように耕し、ふかふかにするのがポイントです。 ハーブの土は「 水はけの良さ 」を意識しましょう。

初めに、花壇全体の土を増やすために培養土(市販の園芸用土)を花壇にいれます。

そして、水はけを良くする働きがある赤玉土(花壇には中粒または大粒が向いている)、土をやわらかくし、栄養を補給する目的でバーク堆肥をまきます。使う量は、花壇をつくる場所の状態によって決めましょう。

そして、ハーブは弱アルカリ性の土を好みます。日本の土は酸性なので調節するために、苦土石灰(くどせっかい)を用います。苦土石灰を混ぜ込み、2週間ほど寝かせます。

ハーブはもともと丈夫でよく成長するので、ほどんど肥料を必要としません。 植え付け時の肥料(元肥)は、肥料の入っている培養土、バーク堆肥の栄養で十分です。さらに加えたい場合は、少量の有機肥料を混ぜ込みます。

すべて花壇に入れたら、クワやシャベルで全体をよく混ぜます。

花壇をレンガで仕切る

上の写真のようにレンガや石を使って花壇を仕切ります。レンガの置き方に決まりはないので、好きなように並べます。

この時、花壇内にもレンガを寝かせるように置いて、足場となるステップを作っておくと収穫の時に便利です。

植えるハーブを選ぶ

植えるハーブ選びのポイントは以下の2つです。

高低差をつける

平面的な花壇にならないように、 花壇の奥には大きく育つハーブを植え、手前には背が低いものを植えます。

また、茎が横にはうように伸びるハーブは、レンガ沿いに植えるとナチュラルな雰囲気を演出できます。

目的に合ったハーブを選ぶ

環境に合ったハーブを選ぶのはもちろんのこと、 目的に合ったハーブを選ぶようにします。

例えば、料理が好きならキッチンハーブを、リースやスワッグなどクラフトを楽しみたい場合はクラフト向きのハーブを多めに植えると良いですよ。

続いて、収穫したハーブを楽しむ活用方法を紹介します。

ハーブの活用方法3選

美しさと香りを楽しむハーブ

美しさと香りが楽しめるハーブは、ラベンダーです。 使い道が多いラベンダーは、風通しの良いところにつるして乾燥させ、保存しておきます。

私は、ラベンダーを収穫して乾燥させた後、細かく切って容器に入れます。それを寝る時、枕元に置いています。ほのかに香るラベンダーがお気に入りです。

ラベンダーは、ポプリ・ハンドクリーム・キャンドルなどに活用できます。

以下、ラベンダーウォーターのつくり方です。

【つくり方】

  1. 水600ccを沸騰させ、乾燥したイングリッシュラベンダーのつぼみ(大さじ6)と収穫したばかりのラベンダー(香りの強いグロッソ)の茎と花(15本くらいを3~4㎝に切る)を入れます。
  2. 再び沸騰させたら火を止め、15分ほど置いた後、ザルなどでこします。

【使い方】

日焼け後の肌ケアやヘアスプレーとして使います。足浴やティーに混ぜるのもおすすめです。

大活躍!収穫してすぐに使えるキッチンハーブ

キッチンで使うハーブはセージ・スイートバジル・ローズマリー・チャイブ・ルッコラ・フェンネル・コリアンダーなどがあります。

自分で育てれば、使う分だけ収穫できるので便利ですよ。

以下、ハーブを使ったレシピの紹介です。

スイートバジルでつくるハーブバター

【材料】

  • バター 100g
  • スイートバシル(刻んだもの) 大さじ1
  • 塩 少々(無塩バターを使う時のみ)
  • レモンのしぼり汁 大さじ1

【つくり方】

スイートバジルを細かく刻む。バターにレモンのしぼり汁、塩(無塩バターを使う時のみ)、刻んだスイートバジルを加え、よく練る。

ふかしたじゃがいもやパンに使えます。 お好みですりおろしたニンニクを入れると、アクセントのある味わいになります。

風味豊かなハーブビネガー

【材料】

  • ワインビネガー
  • タラゴン
  • フェンネル
  • タイム

【つくり方】

清潔なビンを用意し、収穫したてのフレッシュタラゴン・フェンネル・タイムを入れます。ハーブが完全に浸るまでワインビネガーを注ぎます。

ハーブビネガーはドレッシングとして使えます。 タラゴンビネガーはグリルした魚や肉に、フェンネルを使ったビネガーはサーモンマリネによく合います。

私は、最近ローズマリーを植えましたが、すくすくと育っています。お肉料理に使うのが楽しみです。

ヒーリング効果◎ハーブティー

ハーブティーにおすすめのハーブはミント・バタフライピー・レモンバームです。

ミント

ミントはアップルミントや、スペアミントなどさまざまな種類があります。ミントは清涼感のある香りで、におい消し・殺菌・防腐などの作用があるとされています。

バタフライピー

バタフライピーは鮮やかな青色の花が印象的です。水でもお湯でも青色がよく出るので、飲み物やお菓子作りに向いています。

レモンバーム

レモンバームは、樹木を思わせる香りとレモンの爽やかな香りが特徴です。レモンバームの香りは、鎮痛効果があるとされ、心身の疲労回復に役立ちます。

以下、ミントティーの作り方です。

【材料】1杯分

  • ミントの葉 ひと握り
  • お湯 カップ1杯分

【作り方】

  1. ミントのやわらかい若葉を収穫します。 ミントは手でちぎると香りがよく出ます。
  2. ミントを水で洗い、ていねいに水気をふきとります。
  3. 温めたポットにミントの葉を入れ、お湯を注ぎます。
  4. 蓋をして、3~5分ほど蒸らします。お湯がレモンイエローになればできあがりです。
  5. お好みで、はちみつや砂糖をいれてもおいしいです。

以上で「ゼロからでもできる!ハーブ花壇づくりと活用方法3選」について紹介しました。

私は、一番初めに育てた植物がラベンダーでした。全くのガーデニング初心者だったため、上手く育つかドキドキしながら植えたことを覚えています。今思うと、環境も土もラベンダーに適していませんでしたが、ラベンダーは立派に大きく育ちました。

この時に、ハーブのたくましさを実感しました。

ですので、たとえ初めてでもお気に入りのハーブを、ぜひ育ててみてください。ハーブで日々の暮らしが、より豊かになりますように。

それではまた会いましょう。

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