京都の夏の風物詩、川床。清流のせせらぎや山の緑に癒やされながら、大人の雰囲気で楽しむお食事です。納涼床(のうりょうゆか)とも呼ばれ、料理店やお茶屋などが川の上や、川がよく見える場所にお座敷をつくり食事を提供しているスペースのことを川床席と呼んでいます。川床は、暑い夏をなんとか涼しく過ごそうとした京の先人が考え出したもので、その歴史は古く秀吉の時代からとも言われています。毎年5月から9月頃まで、京都の鴨川、貴船、高雄などで行われており、夏の暑さが厳しい京都でも、ひとときの涼を感じることができます。京料理をメインとしたコース料理や会席料理が多く、ランチもディナーも楽しめます。特に高雄のもみぢ家で毎年開かれる川床料理の夕べは、10分間灯りを消してホタルの光を楽しむという粋な演出も。舞妓さんも登場し、より京都らしさを堪能できる毎年人気のツアーです。