薩摩錫器のルーツは、1656年。町人文化の中で高級感のあるものとして武家や商人の間で使われていたものと伝えられている薩摩の錫皿。明治以降は庶民の生活用品として普及したと言われています。鹿児島出身の政治家・大久保利通も愛用していたそう。上品な質感で、控えめながらも銀色の美しい存在感の錫。金属にありがちな冷たい雰囲気というより、優しく繊細な印象を放っています。
鹿児島県霧島市の岩切美巧堂(いわきりびこうどう)では、大人から子供まで錫皿の制作体験ができます。世界で一枚のオリジナル皿を作ってみませんか?できあがった錫皿は当日お持ち帰りいただけます。