リュステムパシャジャーミィは、オスマン帝国の大宰相リュステム・パシャのために、トルコ最高と言われる建築家ミマール・スィナンにより設計され、1561年に着工、1563年に完成しました。
リュステムパシャジャーミィの外観はシンプルで、周囲の雑踏に埋もれて、あまり目立ちません。しかしながら内部はミフラーブ、ミンバル、壁、柱にいたるまで全面に、美しい花柄や幾何学模様のイズミックタイルが貼りめぐらされており、その美しさは息を呑むほどです。特にトマトレッドと呼ばれるイズミックタイルの赤色は、1500年代後半にだけ使われたという珍しいもので、現在の技術を持ってしても、この色は出せないそうです。中でもトルコの国花、チューリップをモチーフにしたタイルは傑作です。イスタンブールにはアヤソフィアやブルーモスクとして知られるスルタンアフメットジャーミィなど他にも多くのモスクがありますが、リュステムパシャジャーミィは観光客もそれほど多くなく、隠れ家的なモスクです。
ガイドさんは博識で、効率よく内容の濃い観光ができました。徒歩と公共交通機関での移動となるので、街歩きがすきな方にはぴったりだとおもいます。下調べを全然できないまま参加しましたが、歴史や見どころを詳しく教えていただけたので満足度の高い1日に... 続きを読む
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