エフェスは紀元前11世紀、イオニア人によって建設された都市国家で、紀元前7世紀に建てられたアルテミス神殿を中心に栄えました。アルテミス神殿は破壊と再建を繰り返し、紀元前2世紀には「世界の七不思議」に数えられました。現在では柱の一部が残されているだけです。紀元前2世紀には共和制ローマの支配下に入り、その後ローマ帝国の東地中海貿易の中心地として発展しました。現在残る大規模な都市の遺構はこの頃に建設されたものです。2世紀頃から土砂の堆積によって港湾機能が低下し、街の繁栄にも陰りが出てきました。キリスト教の伝播は早く、1世紀に使徒パウロがエフェスの教会にあてた書簡が新約聖書に残されています。
エフェス遺跡には2万5千人を収容する劇場、世界三大図書館の一つで1万冊以上の蔵書を誇ったセルスス図書館、神殿、アゴラ、公衆水洗トイレなどが残されています。劇場は音響効果が抜群で、現在でもコンサート会場として利用されています。遺跡内は広く、夏期には気温が40度近くまで上がります。日陰が無く、大理石の照り返しが強いので、帽子とサングラスは必携です。エフェスの近くにはシュリーマンが発掘した事で有名なトロイ遺跡があります。
ガイドのMesud(ますだ)さんドライバーのイブラハムさんの両氏のお陰で素敵な旅になりました
特にMesudさんは日本語が達者で各所での説明は素晴らしいものでした.もう一度トルコに行きたいなー