ルメル要塞の歴史は15世紀に遡ります。当時コンスタンティノーブルと呼ばれたこの地は、ビザンティン帝国の首都でした。そして1452年、オスマン帝国がこの街に侵攻した際、時の皇帝スルタン・メフメット2世が建てた要塞が、このルメル要塞です。ボスポラス海峡の最深部として重要なこの地点に、スルタン・メフメット2世は、わずか4か月でこの要塞を建築したそうです。そしてここを足がかりに、コンスタンティノーブルは攻略され、陥落することとなりました。
ルメル要塞の一番の見どころは、やはりその景観です。海峡を行き交う、クルーズ船を始めとした大小様々な船、対岸のアジア側の風景と対照的なヨーロッパ側の趣は、いつまで眺めていても飽きないほどです。また、訪れた後にボスポラス海峡クルーズの船に乗り、海からのルメル要塞の佇まいを眺めるのもまた違った美しさがあります。さらには、夏の間には中にある劇場でコンサートも開催されていたりするようです。
車でホテルに迎えに来て乗船場に向かったが、車の駐車場所が無く遠くの駐車場まで行き随分歩かされた。一人で運転手兼観光案内でどうにもならない。ボスポラス海峡クルーズはイメージとは違い大きな遊覧船で黒海の近くは全く行かない。