世界遺産トレド観光＆ワイナリーツアー　トレドの名所街歩き＆カスティーリャ・ラ・マンチャの有名ワイナリー見学 ＜タパスとワイン試飲3種付き／マドリード発＞

まずはトレドの街を一望できる展望台へ。トレド市街を囲むタホ川の対岸にある丘の頂上のあるミラドール・デル・バジェ展望台からは、トレドの全景を望むことができます。少し自由時間があるので、思う存分この素晴らしい景色を心と写真に焼き付けましょう。

「古都トレド」として1986年に世界文化遺産に登録されたトレド。スペイン中央部に位置し、タホ川に囲まれた環境を活かした天然の要塞都市です。560年に西ゴート王国の首府とされ、マドリードにその役割が移るまでスペインの政治経済の中心を担いました。

マドリードに首府が移ったのは16世紀。「16世紀で歩みを止めた」と言われるほど歴史的な街並が残され、まるで中世にタイムスリップしたかのよう。キリスト教、イスラム教、ユダヤ教の文化が入り交じり、その影響が随所に見られます。
「もし、1日しかスペインに居られないのなら、迷わずトレドへ行け」という言葉があるほど、スペインらしい魅力が凝縮された街です。

スペインゴシック様式の最高傑作と称されるトレド大聖堂。1226年にフェルナンド3世の命により着工し1493年に完成したスペインカトリックの総本山です。長きにわたり首府を担ったトレドの繫栄を象徴する壮麗な建物はひと際目を引きます。4つの側廊と22の礼拝堂を擁し、その規模はスペイン随一。高さ92mの鐘楼は、街の全景を捉える際に目印になるシンボル的存在です。

外観はサンティアゴ・デ・コンポステーラ巡礼路上にあるフランスのブールジュ大聖堂を模したとされていますが、イスラム建築とキリスト教建築の融合した建築様式であるムデハル様式が取り入れられるなどスペイン特有の意匠が見られます。

トレド最古にして最大のシナゴーク（ユダヤ教の礼拝所兼学校）です。ムデハル様式（イスラム建築とキリスト教建築が融合した建築様式）の白い柱が象徴的な内観も非常に美しく、多くの訪問者を集める人気の観光地となっています。しかし、その歴史は、宗教の争いなどに翻弄され続けた歩みでした。

12〜13世紀にシナゴークとして建てられ（諸説あり）ましたが、14～15世紀にかけてのユダヤ人排斥により略奪され、カトリック教会に改修。その後は兵舎や倉庫、娯楽施設などを経て、19世紀半ばにスペインの国定史跡に指定されました。ユダヤ教、イスラム教、キリスト教が入り交じるトレドを凝縮したような場所です。

午後のワイナリー訪問も元気に行えるよう、休憩＆昼食をかねた自由時間をお取りします。ソコドベール広場など、思い思いの場所でゆっくりとお過ごしください。

※昼食はツアーに含まれておりません。

カスティーリャ・ラ・マンチャ州はトレドを州都とする自治州で、スペイン中央部に広がる高原「メセタ」上にあります。標高が高く乾燥していて強風が吹くことからブドウ作りに適しており、白ブドウ・黒ブドウともに栽培され幅広くバラエティに富んだワインが生産されています。

8つの原産地呼称を擁し、手ごろでありながらも高品質なワインが世界的に人気を博しています。スペインで生産されるテーブルワインの約3分の1がラ・マンチャ州で造られていることから「ワインの湖」の異名をとります。

この地域で最も古いワイナリーの1つへご案内。この地の芸術的ともいえるワイン造りを、ガイドの解説とともにユニークな環境で学ぶことができます。もちろん、最高のワインを試さずに帰るわけにはいきません。地元産の生ハムやチーズのタパスとともに、3種のワインの試飲をじっくりお楽しみください。

※画像は訪問ワイナリーの一例です。