ロワール渓谷流域で最大の広さを持つシャンボール城ですが、元はフランソワ1世の狩猟小屋として始まりました。この地を気に入ったフランソワ1世はドメニコ・ダ・コルトナに設計を命じ、1519年から1547年にかけて建設されます。レオナルド・ダ・ヴィンチはフランソワ1世の客人として迎えられたことがあり、設計に関与していたとも言われています。フランソワの死後は、ルイ13世の弟、ルイ15世の義理の父親など城主を換えますが1930年、フランスの資産となり、第二次世界大戦後に大規模な修繕が行なわれました。
古典的なイタリアの構造に、伝統的なフランス中世の様式を取り入れたフランス・ルネサンス様式が特徴とされています。当時のフランス王室の富と権力が集約された豪華な造りで、部屋が440、暖炉が365、階段が74もあります。二重構造のらせん階段はダ・ヴィンチの考えと言われていますが、これは上がる人と降りる人が出会うことがないようにと配慮された形です。城の中央の塔には王家の紋章が輝き、塔に向かって右に王の部屋、左に礼拝堂が築かれてあり、王と神が対をなす建築芸術を形成しています。
色んな国の人達とミニバンに乗って行きます。ガイドはいませんが画期的なオーでペンが補完してくれます。聞きたい言語を選択してお城を選べば自分の好きな時に解説が聴けます。運転手が出発時間になっても来なかったのは減点です。