魯迅公園は、上海にある大規模な公園です。この公園は広さが29万㎡あります。公園の名前は小説家の魯迅に因んだもので、魯迅記念館や魯迅の墓もあります。観光客には公園散策やミニ遊園地や池のボート漕ぎなどで人気スポットになり、市民には社交ダンスや太極拳の練習をする憩いの場となっています。約100年の歴史をもつ公園で、2013年から1年をかけて改修工事がされました。リニューアルオープンには開園前から列ができ1日で10万人が訪れ賑わいました。
歴史
魯迅公園は、1896年に当時の上海市役所が租界の外にあった農地を取得して作った西洋式庭園で、虹口娯楽場という名前でした。少し後の1922年に虹口公園と改称されました。1932年には上海天長節爆弾事件が起き、日本の要人が多く殺傷されました。1937年には日中戦争で日本軍によって公園内は破壊され、1942年には日本軍の軍用地として接収されました。1945年に日本が敗北すると蒋介石に因んで中正公園と改称されましたが、後に虹口公園の名前に戻りました。1988年に、小説家の魯迅が生前この付近に住んで公園を散策していたことから、魯迅公園と改称されました。
見どころ
魯迅公園にはさまざまな見どころがあります。まず、広い公園にはたくさんの花が咲いています。梅、桜、ツツジ、蓮、菊など、季節の花を楽しみながら散策することができます。また、池でボートを漕ぐ他にも、公園内のミニ遊園地にはジェットコースターやメリーゴーランドなどは家族連れの観光客に人気です。公園は市民の憩いの場となり、社交ダンスや太極拳の練習をしている人たちがいます、他にもハーモニカ、編み物、中国ゴマ、笛などを楽しむ人たちのグループがあり、観光客は見学して楽しむことができます。