冬キャンプのすすめ!必要な持ち物は?初めてチャレンジして分かったこと
最近はやりのキャンプですが、混みあうゴールデンウイークや夏休みなどを避け、冬にキャンプをする方も増えてきました。
筆者も冬以外の3シーズンはキャンプをしたことがあるのですが、冬キャンプは未経験でした。そこで、冬キャンプをしてみて分かったことや必要なアイテム、便利グッズなどをご紹介したいと思います。
- 道具(難度) ■■■
- 事前準備(難度) ■■■
- 経験(難度) ■■■ 難易度の目安
冬キャンプに必要なアイテム
冬キャンプは他のシーズンに行うキャンプと比べた場合、どうしても持っていくものが増えてしまいます。そこで、これだけは必要というアイテムをご紹介します。
衣類
冬キャンプをおこなう場合、着て行くものは非常に重要です。キャンプ場によっては寝ている間に氷点下まで気温が下がることもあるので、基本的な服装について理解しておきましょう。
基本はベースレイヤー、ミドルレイヤー、アウターレイヤーの3つです。冬キャンプをおこなう場合のベースレイヤーは保温性のあるシャツが基本です。ユニクロのヒートテックや、ワークマンで売っている保温性のあるシャツなどがおすすめです。
冬だからといってたくさん重ね着すれば良いというわけではありません。基本的にベースレイヤーとミドルレイヤーの間に、温かい空気をため込むという発想が必要となります。
ミドルレイヤーとしてはフリースやソフトシェルなどがおすすめです。アウターレイヤーは撥水加工が施されたダウンなどがおすすめです。
ズボンも保温性の高いダウンパンツなどを選び、その下に保温性のあるスパッツを履くとよいでしょう。靴下は厚手のものにし、靴は中に綿が入ったブーツを選びましょう。
キャンプ用品
冬キャンプに必要なキャンプ用品としては、テント、コット(折りたたみベッド)、アルミマット、インナーシュラフ、寝袋、調理器具、焚き火台、燃料、ランタン、暖房器具などがあげられます。
テントはとりあえず雨風をしのげればOKです。夏キャンプのように通気性の高いテントを選ぶ必要はありません。コットはあった方が便利です。
テントの中とは言え、そのまま寝ると地面の冷たさが伝わってきます。地面から数センチメートル離れるだけでも、ずいぶん寒さが和らぎます。
コットの上にアルミマットを引くことで、さらに寒さをやわらげることが可能です。0度の場所でキャンプをするなら、マイナス20度まで耐えられる寝袋を選び、インナーシュラフがあれば快適に寝ることができます。
調理器具はやる気に応じて焚き火台やガスバーナーを使うコンロ、カセットコンロなどを持っていくとよいでしょう。ランタンや暖房器具もあると便利です。
筆者は暖房器具として湯たんぽと、温熱ジャケットを持っていきました。当日は最低気温がマイナス5度まで下がりましたが、上記の装備で朝まで寒さを感じることなく、ぐっすりと寝られました。
冬キャンプにあると便利なもの
別になくてもキャンプはできるけど、あったらあったで便利なものもあります。今回の冬キャンプで活躍したアイテムをご紹介します。
ハチェット
ハチェットとは小型の斧のことです。これまではモーラのナイフでバトニング(薪を細く割ること)していたのですが、ハチェットの方がはるかに効率よく巻き割ができます。ただし、銃刀法違反のおそれがあるので、むき出しで車に積むようなことは避けましょう。
ヘッドライト
キャンプ場によっては、夜、真っ暗になるところもあります。ヘッドライトがあると両手が使えますし、手元を照らす際にとても重宝します。
ゴム手袋
ゴム手袋があると、洗い物をするときに便利です。なくても洗い物はできますが、冬のキャンプ場の水は想像以上に冷たいものです。
冬キャンプがおすすめの理由
キャンプは1年中いつ行っても楽しいものですが、特に冬がおすすめの理由がいくつかあります。
温かい料理がおいしい
マッチポンプというわけではありませんが、あえて寒い場所で温かい料理を食べるのは幸せなものです。筆者のおすすめは業務スーパーで売られているトムヤムクンの素。お湯に解いて好きな具剤を入れるだけで、簡単にトムヤムクン鍋ができますよ。
虫がいない
キャンプは自然を楽しめることが醍醐味なのですが、自然が多い場所には虫もたくさんいるものです。冬キャンプの場合、虫を気にせず大自然を満喫できます。
空気が澄んでいる
キャンプ場に限ったことではありませんが、冬場は空気が澄んでいて気持ちが良いものです。今回は富士山のふもとでキャンプをしましたが、富士山の雄大な姿を楽しむことができました。
ちゃんと準備をすれば冬キャンプも楽しい!
氷点下のキャンプ場なんて、初心者にはハードルが高いのではないかと思っていましたが、案ずるより産むが易しの言葉通り、思ったより快適にキャンプを楽しむことができました。
ハイシーズンに比べると人も少なく夜も静かでした。ポータブルバッテリーやセラミックファンヒーターなどのアイテムも増えてきたので、また冬キャンプに行きたいと思います。
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