自分の意識を変えたい人、必見!ヨガで変わったこと~前編~
皆さんは、今の自分を変えたいな、物事の考え方・捉え方を直したいな、と思ったことはありますか。
考え方を変えるには、自分が納得しないといけないですよね。
逆を言うと、納得するためには、自分自身の考え方を自分が理解しないといけないです。
「どうしてそう思うのか」を、客観的に考えてみることが必要になってきますね。
私自身がそうだったように、一度立ち止まって丁寧に考えてみるという一動作を加えるだけで、随分変わってくると思います。
日常生活にあふれる「決断」
私は典型的なA型、長女タイプで笑、以前は周りの意見や反応をすごく気にしながら生活していました。自分の意見よりも周りからどう思われるかで物事を判断していたり。
例えば、本当に小さな事ですが、ランチに行く誘いがあれば、行きたいか行きたくないかという意思よりも、周りのみんなが行くからという理由で行ってみたり、レストランに行ってメニューを決めるとき、自分が本当に食べたい物を選ぶというより、周りに合わせて同じ物を選んだり。無意識に周りの目というものに囚われて生活していましたね。
でも、ヨガを生活に取り入れるようになって、人生で何かを決断する時や、逆境に立たされた時の考え方に少しずつ変化がありました。
では、その考えのもととなったヨガ哲学の一部を紹介します。
今の生活にすぐに取り入れられるちょっとした意識の見直し
ヨガ哲学には、 「八支則」 といってヨガを深めるため、日常生活に取り入れた方が良い8つのスッテプがあります。
その1つ目と2つ目の、
- 「ヤマ」といわれる日常生活でするべきではないこと
- 「ニヤマ」といわれる日常生活でするべきこと
が自分の中ではっきりしていくと、周りに影響されず、自分らしく今を生きやすくなると思っています。
ヤマ
暴力を振るわない(アヒンサー)
人に対しての暴力はもちろん、相手が傷つくような「発言」などもアリンサーに反します。 人に対してはほとんどの人ができていると思いますが、自分に対しても同じです。自分のことを低く評価して、「私なんて」という言葉を使ったりすると、自己肯定感を下げることにつながり、アヒンサーにも反します。
嘘をつかない(サティア)
嘘をつかないということは、きっと誰しも子供の頃から言われてきていることなのに、なかなかこれも難しいです。 先程の過去の私もそうですが、相手が嫌な思いをしないように、自分の気持ちに嘘をついてしまう、なんてこともサティアに反するのです。 そうすると、後からその決断に後悔したり、そのことに囚われて「心ここに在らず」状態で、他のことが疎かになったり・・・。そして次の判断の時も、また同じことを繰り返したり。一つのことが連鎖していってしまうことも。時間だってもったいないですよね。
盗みをしてはいけない(アスティア)
「時間がもったいない」=「時間の無駄遣い」 は、アスティアです。自分の時間を盗むという考えで、これは相手に対しても同じこと。
例えば、友人と待ち合わせをした時間に遅れる。これは相手の時間を盗むことです。そう考えてから、時間に遅れることに対して、意識がとても変わりました。
欲に溺れない(ブランマチャリア)
食欲、睡眠欲、など、何かしら欲はあると思いますが、欲求を追いかけすぎてはいけませんね。食べたいから好きなだけ食べていたら動きにくくなるし、寝たいだけ寝たら1日があっという間に終わってしまったり。 規則正しい生活を心がけていくことで、欲に溺れずに生活できるのではないかと思います。
貪欲にならない(アパリグラハ)
欲に溺れずに、今あるもので満足していくことです。常に目新しいもので溢れていて欲が湧いてきますが、今の自分に必要なものが何かを知り、満足できる心を持つことです。
ものだけでなく、環境や考え、他人に対して求めすぎるという考えもアパリグラハ。私は無意識のうちに子供や旦那に対して、求めすぎていたことも。自分の思い通りに動かない旦那や子供たちに文句を言ったりしていました。(反省)
自分の自己主張をまき散らし、強要していないか、見直していくことも大切です。
立ち止まって、自分の心に従い決断しよう!
以上が「ヤマ」と言われる日常生活でするべきではないことでした。
難しいようですが、そんなことはないんですよ。 過去の自分を振り返ってみると、苦しんでいた時や悩んだ時は、このヤマに反していたと痛感できることがあるのではないかと思います。
皆さんも生活の中で、悩んだ時やうまくいかない時、このヤマの教えを思い出して物事を決断してみてください。
次回はニヤマと言われる、日常生活でするべきことについて、わたしの体験を交えながらお伝えしたいと思います。
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