ベトナムのお土産に最適!料理が映える「バッチャン焼き」「ソンベ焼き」
ベトナムのお土産選びに迷っている方は、バッチャン焼きやソンベ焼きがおすすめです。
バッチャン焼きはベトナムを代表する焼き物で日本の陶器と似ていることから、料理との相性も抜群です。
ソンベ焼きはベトナムでも貴重な焼き物とされており、街中でもあまりみかけません。一時は減少していたソンベ焼きですが、近年、また注目を集めています。
今回は、自分へのお土産にも最適なバッチャン焼きとソンベ焼きの魅力について紹介します。
お気に入りのデザインが見つかるおすすめの購入場所も紹介しているので、ぜひ足を運んでみてください。
ベトナムを代表する焼き物「バッチャン焼き」
ベトナムの焼き物で有名なのがバッチャン焼きです。
バッチャン焼きは14世紀頃から存在しており、食器や装飾品、建築資材などに使われています。
バッチャン焼きの特徴
バッチャン焼きは中国文化の影響を受けています。ろくろを回さず型に流し込んで作られており、高温で焼き上げるため 頑丈なのが特徴 です。
バッチャン焼きはバッチャン村で作られており、それ以外の場所で作られた焼き物はバッチャン焼きとは呼びません。
最近では、電子レンジにも対応した「ニューバッチャン」焼きも誕生しています。
バッチャン焼きでおすすめの柄
バッチャン焼きでおもに描かれている柄は、トンボや菊、蓮などです。どの柄もかわいらしいですが、 いちばんのおすすめは蓮 です。
蓮はベトナムの国花にもなっており、焼き物ひとつでベトナムらしさを感じさせてくれます。
バッチャン焼きの柄は、クリーム色の下地に青や赤で描かれているものがほとんどです。中には漆黒の焼き物もあるので、料理を思い浮かべながら選んでみるのもたのしいですね。
ベトナム庶民の焼き物なら「ソンベ焼き」
今でこそ希少価値が高くなったソンベ焼きですが、もともとはベトナム庶民向けの焼き物として誕生しました。しかし、ソンベ焼きの職人が減少したことにより、幻の焼き物とまでいわれるようになっています。
ソンベ焼きの特徴
ソンベ焼きの特徴は中国文化だけでなく、 フランス文化も融合されている ことです。低温で焼かれるため繊細な焼き物ですが、庶民向けということもあり、食器をメインに焼き上げられています。
一度は市場から消えてしまいましたが、近年では若者に人気のブランドも登場。徐々に知名度も上がり、今ではベトナム料理屋でも広く使われるようになっています。
ソンベ焼きでおすすめの柄
ソンベ焼きは、お花柄がとくにおすすめです。もともと吉祥柄やカメリアの花のデザインが主流だったこともあり、 今でも植物をモチーフにした柄が人気 となっています。
また、若者のデザイナーの誕生によりドット柄やしま模様など、現代風の柄も人気です。
バッチャン焼きの購入ならバッチャン村がおすすめ
バッチャン焼きは、お土産屋さんでも気軽に購入できます。しかし、本場のバッチャン焼きを購入するなら、バッチャン村がおすすめです。
バッチャン村はハノイ市公認の観光地として認定されており、市場では出回っていないバッチャン焼きに出会えます。
バッチャン村へのアクセス方法
バッチャン村は、ハノイ旧市街から約13kmの場所にあります。アクセス方法は、ローカルバスかGrab(タクシー)を利用するのが一般的です。
ローカルバスで行く場合、ロンビエンバスターミナルから乗るとわかりやすいですよ。
バスは 47A番に乗車し終点で降りるだけ なので、ベトナムで初めてローカルバスを利用する方にとってもハードルが低いと思います。
運賃は7,000VND(約50円:2024年5月9日現在)で、乗車後に車掌さんへお釣りのないよう渡しましょう。
Grabでバッチャン村へ行く場合の相場は、約20万VND(約1,300円:2024年5月9日現在)です。
タクシーの相場は約30万VND(約1,900:2024年5月9日現在)です。ベトナム初心者なら、タクシーをチャーターしてみるのもいいでしょう。
タクシーをチャーターした場合、約70万VND(約4,300円:2024年5月9日現在)かかりますが、 往復と待機時間も含まれています 。意外にお手頃なので、運転手に交渉してみてください。
バッチャン村では絵付け体験も可能
バッチャン村は陶器の村と呼ばれるだけあって、どこを見渡しても焼き物ばかりです。
お目当ての焼き物を探してみるのも楽しいですが、バッチャン村では 絵付けや陶芸の体験 もできます。
バッチャン村の体験では、エプロンの貸し出しがありません。もし、絵付けや陶芸体験をしたいという方は、汚れても大丈夫な服装で行ってみてください。
ソンベ焼きはおしゃれスポットタオディエンがおすすめ
ソンベ焼きは、ホーチミン中心部のお土産屋でも購入できますが、種類はあまり多くありません。
おしゃれで現代的なデザインを求めているなら、 ホーチミンのおしゃれスポット「タオディエン」 まで足を伸ばしてみましょう。タオディエンはベトナムの代官山とも称される場所で、おしゃれなカフェや雑貨屋などが建ち並んでいます。
ベトナム雑貨はもちろん、ソンベ焼きを扱っているお店も多いので、お土産選びにもおすすめです。
ちなみに、ベンタイン市場でもソンベ焼きとアピールするお店もありますが、偽物の可能性があるので注意しましょう。
新感覚のベトナム陶器「amaï」も見逃せない
ベトナムのおしゃれ陶器として 爆発的な人気を誇る「amaï」 。ベトナムでも高級志向の在住者に人気のブランドです。amaïはベルギー人とオランダ人の女性2人が立ち上げたブランドで、素朴さとさまざまな色彩がたまりません。
陶器のほとんどはワンカラーですが色の種類が豊富なので、きっとお気に入りの陶器が見つかるはずです。カラトリーや一輪挿しなどお土産にもピッタリのサイズがありますので、いろいろ探してみてください。
amaïはホーチミン中心部やハノイにもお店を構えています。 タオディエンには本店もある ので、観光兼ねて足を運んでみるのもおすすめです。
ベトナムの伝統工芸なら料理好きな方へのお土産にもぴったり
ベトナムのお土産には、実用性のある焼き物を選んでみるのがおすすめです。
バッチャン焼きは日本の陶器とも雰囲気が似ているため、料理が映えること間違いありません。ソンベ焼きも、洋食を彩るにはおすすめの焼き物です。
amaïは、ベトナムのおしゃれ土産にも挙げられるほど人気のブランドです。食器だけでなくインテリアにもおすすめなので、日本でも大活躍します。
お土産を渡す相手を思い浮かべながら、ベトナムですてきな焼き物を見つけてみてください。
やってみよっか?