ホーチミンの移動はこれでOK!タクシー&シクロで旅を満喫する5つの方法
ホーチミンに限らず、ベトナムの公共交通機関は日本ほど発達していません。そのため、ホーチミン観光の移動は下調べが大切です。
今回はホーチミン旅行を5回した私が、ホーチミン観光におすすめの移動方法を紹介します。
記事の後半では、サクっと観光できる観光バスについても紹介してますので、ぜひ参考にしてみてください。
ホーチミン観光におすすめの移動方法5選
ホーチミン市内には電車が走っていないため、移動方法としては限られたものしかありません。
中には旅行者を狙った悪質な移動方法もあるため、ホーチミン観光では以下の5つの移動手段がおすすめです。
明朗会計の配車アプリ「Grab」
いちばんおすすめの移動方法は、配車アプリのGrabです。ベトナムは配車アプリが日本よりも発達しており、ローカルの方も利用する人気の移動方法です。
Grabのいいところは、アプリ上ですべてが完結すること。乗車降車場所を指定するだけで移動でき、料金も事前確定性でアプリ上に表示されるためボッタくりの心配もいりません。
また、支払いもアプリ上で完結するため、英語やベトナム語が話せなくても大丈夫です。
ホーチミンでGrabを使う場合は、あらかじめ日本でアプリのダウンロードと支払い用のクレジットカード登録を済ませておきましょう。支払いは現金でも可能ですが、トラブルに合わないためにもクレジットカード払いがおすすめです。
料金は次に紹介するタクシーよりも、気持ち安いという感覚で問題ありません。
タクシーは「ヴィナサンタクシー」か「マイリンタクシー」
配車アプリが主流になるまでは、タクシー移動が旅行者の味方でした。近年では、さまざまなタクシー会社が運行しており、ボッタくりの被害も出ています。
とはいえ、緊急でタクシーに乗らないといけないこともあるでしょう。そんな時は、トラブルの少ないヴィナサンタクシーかマイリンタクシーを選ぶようにしてください。
乗車する際は、必ずメーターを確認することが大切です。
比較的安心といわれているヴィナサンタクシーとマイリンタクシーですが、ドライバーによってはメーターを回さないこともあるので注意しましょう。
タクシーの初乗り運賃は約10,000VND(約62円)~12,000VND(約72円)です。その後は1km毎に約15,000VND(約92円)が加算されます。
アプリで完結するシェアサイクル「TNGO」
市内を自由に動き回りたいという方におすすめなのが、シェアサイクルのTNGOです。アプリ上から無料会員登録をし、利用開始やチャージして自転車をレンタルします。
チャージ方法ですがクレジットカードはもちろん、現地の日系コンビニ(ファミマやミニストップ)などでも可能です。
ただし、ネックなのはTNGOのアプリ登録でベトナムの電話番号が必要だということ。ベトナムのSIMカードを持っていない方は、現地でSIMカードを購入して利用するしかありません。
とはいえ、TNGOの駐輪場は主要観光スポットを中心に多くの場所に設置されているため、ホーチミン観光も便利に利用できると思います。
TNGOの料金は以下の3種類です。
- 30分・・・5,000VND(約31円)
- 1日・・・50,000VND(約310円)
- 1ヶ月・・・300,000VND(約1,840円)
路線バスは格安の移動手段
中級者向けにおすすめなのがホーチミンの路線バスです。ホーチミンはバス路線が発達しており、5分~20分間隔で運行しています。
路線バスの魅力は、なんといってもその安さ!18km未満であれば5,000VND(約31円)で乗れるから驚きです。
路線バスの運行はBus Mapアプリを利用すると便利です。出発と到着地点を指定すれば、アプリ上でおすすめのバス路線を教えてもらえます。
路線バスで注意したいのが、日本とは違い運転がやさしくないこと。乗車時に止まることも少なく、緩やかにバスが動いた状態で乗らなければいけません。運転もかなり荒いので、車酔いにはくれぐれも気を付けましょう。
ホーチミンではレアになった「シクロ」
ベトナムの乗り物として定着しているのが伝統的なシクロです。シクロは19世紀からある乗り物で、前輪2輪後輪1輪の3輪車です。
現在では観光客向けに運行しているシクロですが、ホーチミンではあまり見かけなくなりました。
しかし!運が良ければ、主要観光スポットでシクロが待機していることがあります。もし見かけたら、思い出作りに乗ってみるのもいいですね。
料金は交渉が必要ですが、1時間で70,000VND(約430円)~100,000VND(約610円)が相場です。
試してほしい二階建て観光バス「HOP ON HOP OFF」
ホーチミンに新しく誕生した二階建ての観光バスは、一度にたくさんの観光スポットを回りたいという方におすすめです。
HOP ON HOP OFFは外国人観光客はもちろん、ベトナム人にも人気の観光バスで、2019年から運行を開始しました。
現在ではホーチミンの定番観光アクティビティの一つとなっています。
周遊コースは2つ
HOP ON HOP OFFの周遊コースは2つにわかれています。
【郵便局コース】
郵便局コースは8:00~15:30の昼間に運行しています。
サイゴン中央郵便局→ノートルダム大聖堂→歴史博物館→サイゴン動物園→戦争証跡博物館→ファングーラオ通り→ベンタイン市場→ビテクスコタワー→バクダン埠頭→マジェスティックホテル→グエンフエ通り→ホーチミン市庁舎→統一会堂→中央郵便局
ホーチミンの王道観光スポットを回るコースです。
【オペラハウスコース】
オペラハウスコースは16:00~22:30の夜間に運行しています。
オペラハウス前→グエンフエ通り→ホーチミン市庁舎→サイゴン港→バクダン埠頭→トゥーティエム橋→バーソン橋→統一会堂→サイゴン教会→ノートルダム大聖堂→オペラハウス前
夜景やライトアップされた人気スポットを回るコースです。
チケット購入場所と料金
HOP ON HOP OFFのチケットは、サイゴン郵便局とオペラハウス横にチケットオフィスがあるので、そちらで購入しましょう。
料金は、どちらの周遊コースも150,000VND(約920円)です。
ちなみにWebサイトからも購入可能となっていますが、クレジットカードエラーが出ることがあるため、直接チケットオフィスで購入する方がおすすめです。
ホーチミン地下鉄開業で郊外へのアクセスも期待
ホーチミンでは日本企業の協力の元、地下鉄の開業も間近に迫っています。なかでも、メトロ1号線の始発はベンタイン市場とあって、観光客も利用しやすい路線となっています。
注目したいのが、地下鉄に使われる車両です。なんと、日立製作所が製造した車両が使われることになりました。
JAPANクオリティーがベトナムでも体験できるので、地下鉄が開業した際はぜひ乗車してみてください。
ホーチミンなら安く移動できておすすめ
ホーチミンは公共交通機関の発達が遅いため、移動が大変と思われるでしょう。しかし、配車アプリが普及しているベトナムでは、あまり不便さを感じないのが現状です。
また、配車アプリやタクシーは日本よりも安く移動できるため、滞在中の移動方法としてもおすすめです。ただし、なかには不当な料金を請求してくるドライバーもいますので、料金はしっかり確認しましょう。
ベトナムらしさを感じられるシクロも、観光の思い出として利用するのもおすすめです。
ホーチミン観光では自分に合った移動方法で、大切な時間を有効活用してみてくださいね!
やってみよっか?