【チュニジア】エキゾチックな魅力に溢れるチュニジアのおすすめ都市5選
北アフリカに位置し、地中海に面するチュニジア。
アフリカ大陸に属しているけれども、国教であるイスラームの文化や地中海の西洋の雰囲気も混ざりあい、多様な魅力が満載の国です。
この記事では、首都チュニスから世界遺産や美しい海沿いの街を巡る旅をご紹介します。
チュニジアに来たら訪れるべき、おすすめ都市5選
チュニス
チュニジアの首都チュニス。
旧市街と新市街に分かれていますが、特に 世界遺産にも登録されている旧市街メディナは必見 です。
外敵の侵入を阻止する目的でメディナの路地は迷路のように入り組み、小さなカフェやお店が軒を連ねており、まるで未知の世界に迷い込んだかのような アラブの雰囲気 を味わえます。
スーク と呼ばれる市場で、地元の人々が買い物をする様子を垣間見れたり、お土産探しにぶらぶらと散策するのにも最適です。メディナの中でもひと際目立つ、 グランド・モスク を目印にして歩くと分かりやすいと思います。
旧市街と新市街を隔てるフランス門 をくぐり向けて新市街に足を踏み入れると、旧市街とは一転、 西洋の雰囲気 が漂います。
新市街の目印となるのは洋風の カテドラル 。フランス通りなどの道路沿いにはモダンで洋風なオープンカフェやレストランも多く立ち並び、旧市街とは全く違った雰囲気が楽しめます。
シディ・ブ・サイド
チュニスの少し北東、地中海を望む岬に位置するシディ・ブ・サイド。
チュニスから日帰り旅行ができる場所でもあり、バスや電車で約30分で訪れることができる街は 「青と白の街」 をして知られています。
青くきらめく地中海と、青と白に統一された街並み は美しく、多くの観光客を引き付けてやみません。街にはカラフルな花が咲き誇り、可愛らしい家々が立ち並んでおり、フォトジェニックなスポットで溢れています。
住宅街の合間にカフェやお土産屋がたくさん並んでいますので、街歩きを楽しみつつ、眺めのよいカフェのテラスでアラブ地域で特に好まれている、爽やかな ミントティー を飲みながら、ゆったりと街の雰囲気を楽しむのがおすすめです。
チュニジアの人たちのおやつとして大人気の バンバローニ と呼ばれる大きなドーナツ状の揚げパン屋もあちこちにあり、揚げたてで美味しいので、見つけたらぜひ試してみて下さい。
カルタゴ
紀元前1000年頃に現在のレバノンを本拠地としていた フェニキア人によって建設された古代遺跡 、カルタゴ。遺跡はほとんどがローマ時代に築き上げられたもので、10世紀以上にわたって交易や文化交流の中心地で地中海エリアの交易を支配し繁栄していた地であり、 世界遺産に登録 されています。
首都チュニスの郊外に位置し、電車やタクシーで約30分で行けるので、チュニスからの日帰り観光に人気です。
シディ・ブ・サイドからも近いので、併せて日帰り観光で訪れるのもおすすめです!
ハンマメット
首都のチュニスから南東に60km、こちらも地中海に面し、 リゾート地として人気 の場所なので夏の海水浴の時期がおすすめです。
小さい路地が入り組む メディナ の散策や、チュニジアらしいデザインの扉をはじめ、美しい街並みを楽しめます。
カスバ と呼ばれるハンマメットのメディナを守るために作られた要塞などの見どころもあります。カスバに入場し、上まで上がっていくと、辺りを一望できる絶景スポットになっています。
また、 ヤスミン・ハンマメット と呼ばれるエリアには高級ホテルが立ち並び、夏になると主にヨーロッパから多くの観光客で賑わいます。
ハンマメットの街は大きくなく、日帰り観光でも十分楽しめますが、海風を感じながらゆったりとリゾート気分を楽しみたい方には滞在をおすすめします。
アフリカ大陸でありながら、地中海の雰囲気を存分に感じることができる街です。
スース
「サヘルの真珠」 と呼ばれ、旧市街のメディナは 世界遺産 に登録されている美しい街、スース。
首都チュニスから南へ約140km、およそ2時間で移動可能です。移動手段はバスや電車がありますが、運賃も安いので、よりスムーズな電車移動をおすすめします。
スースの街は フェニキア人が紀元前9世紀に建設した古い歴史を持つ港町 であり、ビーチでの海水浴も楽しめる街です。
特に、青い空と白い砂浜で人気の ブージャファル・ビーチ は地元の方にも観光客にも人気で夏場は特に賑わっています。
要塞としての機能も持っていた グランド・モスク や、要塞と礼拝の場を兼ねたスース旧市街最古の建築物、 リバト などの見どころがあります。高さ約38mのリバトの最上部の監視塔からは迷路のような町並みが一望できるスポットとして人気です。
お土産購入や散策に人気のスーク、現代的なショッピングセンターまで揃っている、 チュニジア第3の都市 です。
チュニジアの食事
地中海の新鮮なシーフードやオリーブオイル、トマト、チーズを使った料理や、北アフリカで良く食べられるクスクスや煮込み料理など 多彩な食事が魅力 です。 ハリッサ と呼ばれる、程よくスパイスが効いたぺーストもレストランでは前菜として良く出され、パンなどに付けて食べるチュニジアの定番品です。
モロッコのタジンとは異なりますが、 タジン と呼ばれる、キッシュのような料理もチュニジアの代表的な料理で日本人の口にも合いやすいと思います。
チュニジアのお土産
思わず写真に収めたくなるような色鮮やかで可愛らしい雑貨土産が多いチュニジア。観光地を歩いていると路地裏にたくさんのお店が並んでおり、雑貨好きの方は特に楽しめると思います。
陶器
お土産屋でもたくさんの陶器や焼き物を目にすると思いますが、中でもチュニジアのお土産としては 「ナブール焼き」 と呼ばれる、 地中海沿岸部の陶器の町の焼きもの が特に有名です。チュニジアらしい色使いで細かな模様が施されているのが特徴です。お土産には持ち帰りやすい小皿などがおすすめです。
香水
アラブ世界では特に多く使用されている香水ですが、チュニジアの街でもあちこちで香水屋を見つけることができます。出来合い品もありますが、その場で好みに合わせて調合して作ってもらうことも可能なので、ぜひ旅の思い出にオリジナルの香りを持ち帰ってみてはいかがでしょうか。 アラブの雰囲気が漂う香水瓶 などもお土産におすすめです。
ファティマの手
チュニジアではよく玄関のドアに掛けられている、ファティマの手。 イスラームの国で魔除けのお守り として親しまれていますが、ファティマの手モチーフにしたキーホルダーやマグネットなどの土産雑貨も多く見られます。
魅惑の国チュニジアの街を巡りに行こう
優しく、人懐っこい人が多いチュニジア。彼らとの触れ合いを楽しみながら、西洋とアラブ、アフリカの雰囲気が融合した美しいチュニジアの国を訪れてみませんか?
歴史ある遺跡や街並み、美しい地中海の海が優しく迎えてくれます。特に地中海の雰囲気がよく感じられる夏場がおすすめです。
やってみよっか?