小さな子ども連れで高尾山を楽しむ3つのポイント
高尾山は東京都の八王子市にある標高599mの山で、ケーブルカーやリフトもあることから、子どもからお年寄りまで多くの観光客でにぎわっています。
筆者は子どもが3歳のころから何度も高尾山に連れて行っており、最近では子どもの体力にやや押されがちになってきています。
高尾山は小さなお子さん連れでも楽しめるスポットですが、小さなお子さんを連れていくにあたってはいくつかの注意点があります。高尾山の魅力とともにご紹介します。
子連れの方に高尾山がおすすめの理由
登山というと、小さな子どもを連れていくのは難しいと考える方もいらっしゃると思いますが、高尾山は次の3つの理由で、お子さん連れにもおすすめの山となっています。
ケーブルカーやリフトがある
高尾山は標高599mとそれほど高くない山なのですが、ふもとの標高も低いため、軽い気持ちで登り始めると、途中で後悔することになりかねません。
ただ、高尾山にはケーブルカーとリフトがあり、標高472m(リフトは標高462m)まで一気に連れていってくれます。その後は舗装された道が続くため、お子さん連れでも安心です。
整備されたトイレがたくさんある
山好きの方の中には、トイレの汚さに閉口した経験がある方も少なくないと思います。高尾山には整備されたトイレが何ヶ所かあるため、お子さん連れはもちろんのこと、お母さんにもおすすめの山といえます。
コースが選べる
高尾山には、本格的な登山気分を楽しめる自然研究路もあれば、路面がアスファルトで整備されたコースもあり、体力や気分によっていろいろなコースを選ぶことができます。
小さなお子さん連れの場合、ケーブルカーを利用して1号路を進むことがおすすめですし、少し大きくなれば6号路や稲荷山コースといった、自然研究路を行くのも楽しいものです。わが家では子どもが4歳の時に、下から徒歩で登りました。
小さな子ども連れで高尾山を楽しむ3つのポイント
高尾山は小さなお子さん連れでも安全な山ですが、気を付けたいことがいくつかありますので、ピックアップ3つご紹介します。
気温の変化に注意する
標高が高くないとはいえ、高尾山も山であることに変わりありません。比較的頂上も暖かいことが多いのですが、汗をかいた後に気温が下がると、一気に体温も低下してしまいます。
そのため、高尾山に登る時には速乾性のシャツを着させたり、着替えを持っていったりと工夫することが重要です。
トイレは事前に済ませておく
子連れで行動しているときによくあるのが、子どもの「トイレに行きたい」攻撃です。街中なら構わないのですが、いざ登山を始めるとすぐにはトイレに行くことが難しいです。そのため、登山を始める前に、ふもとの駅でトイレを済ませておきましょう。
体力に応じてコースを選ぶ
育児経験のある方ならご存知かもしれませんが、子どもの「大丈夫」はあまり当てになりません。最初は元気に登っていても、途中でぐずりだすことも考えられます。
親御さんに余裕があればおんぶをして登るのもよいでしょうが、最悪の場合、途中で下山する羽目になることも…。そのため、体力に応じて舗装されたコースを選んだり、ケーブルカーを利用したりするとよいでしょう。
子どもと行った高尾登山記
高尾山には何度も行っていますが、子どもと一緒だとまた楽しいものです。そこで、子どもと一緒に行った登山記を紹介します。
ケーブルカーで高尾山駅へ
小さな子どもは乗り物が好きなものですが、わが家の子どもも小さい頃は乗り物好きで、ケーブルカーに乗れるというと、喜んで登山についてきました。
土日は多くの方で混み合うのですが、平日の朝はかなり空いていて、一番前の特等席を取ることができご満悦の様子でした。
紅葉が目にも鮮やかです
高尾山はいつ行っても楽しいものですが、特に紅葉の時期は木々の彩りが目を楽しませてくれます。おすすめは薬王院の紅葉ですが、その他にもいろいろな紅葉スポットがあります。
山頂では富士山が見えました
ケーブルカーを利用すると、高尾山の山頂までは4歳児の足でも1時間足らずです。天気が良いと関東山地の向こう側に富士山を望むことができます。
まんじゅうを食べて帰宅
子どもの高尾山のお楽しみが、ふもとにある饅頭屋さん、「有喜堂本店」で食べる高尾まんじゅうです。1個100円でお茶もついてくるので、疲れた身体にぴったりです。
子どもと一緒にお出かけの思い出が共有できました
高尾山にはいつも老若男女を問わず、多くの登山客が訪れています。筆者は子どもが3歳のころから毎年のように高尾登山をしていますが、「〇才の頃はこうだったね」と思い出を共有できることが大変な喜びとなっています。
いつまでお出かけに付き合ってくれるか分かりませんが、喜んで出かけてくれるうちは、せっせといろいろな場所に出かけたいと思います。
やってみよっか?