「旅ラン 尾道 編」| 坂道を夢中で駆け上がると、そこには猫がいた
こんにちは。へっぽこ市民ランナーの東龍太郎です。
今回は「旅ラン 尾道 編」(妄想)です。広島県の尾道で坂道を駆け上がりながら、猫と仲良くなります。(なんのこっちゃ)。
では、いってみましょう!
いざ、尾道へ
尾道とイタリアの都市が似ている!?
尾道は広島県の南東、瀬戸内海に面したところにあります。瀬戸内海だから海沿い旅ランかと思いきや、山側を走ります。
ところで、尾道はイタリアの都市に似ているところがたくさんあります(個人的な見解ですが)。まず、街に猫がいます(ローマでは猫と戯れました)。よく映画やドラマ、アニメの舞台になります。歴史的建造物が数多く点在しています。路地や坂がたくさんあります。
中世の街並みが残るシエナのような風情がある街並みです。本州と向島の間にある尾道水道は、ヴェネチアの運河のようです(ちょっと言いすぎでしょうか…)。
いつかは「瀬戸内しまなみ海道」を走りたい
ランナーにとっての尾道といえば、国内屈指のサイクリングロードとして名高い「瀬戸内しまなみ海道」でしょうか。サイクリストだけでなく、ランナーにも走りがいのある道路です。
「瀬戸内しまなみ海道」は、尾道市と愛媛県の今治市をつなぎ、瀬戸内海を眺めながら、向島、因島、生口島、大三島、伯方島、大島と6つの島を渡ることができます。全長は約70キロ。何日かで走る旅ランには最高ですね(ぜひチャレンジしたい!)。
ただ今回は、尾道の山側で猫を追いかける旅ランです。
“修行” 旅ランで路地や坂道を走る!
スタートは映画の街の象徴「シネマ尾道」
さて、今回のコースはというと、山側の千光寺公園の周辺や猫の細道といわれる路地などをひた走ります。といっても坂道ばかり、おまけに階段が多いのではっきり言って “修行” です(へっぽこの足腰が心配です。妄想ですが…)。
スタートとゴールは、尾道駅近くの「シネマ尾道」前。歴史ある旧「尾道松竹」(映画館)を改築したまさに映画の街の象徴です。そんな「シネマ尾道」に敬意を払いつつ、ここから出発し、早速、山側に向かいます。
千光寺に向かって階段を駆け上がる!
まずは尾道のシンボル的お寺である千光寺を目指すのですが、ガッチリ階段を上ることになります。それでも千光寺の頭がチラッとでも見えると、つい駆け上がったりします(じつに私は単純です)。
その後は上り下りを繰り返しながら、尾道の路地を駆け抜けます。ここでも旅ランの醍醐味を味わうべく、足の向くまま気の向くまま、路地に誘われるがままに走ります。
猫のためなら足腰の悲鳴もなんのその!
そうこうしているうちに待望の猫に遭遇です。「写真を撮りたい!」と思ったらあっという間に逃げられました。でも、ジャンプの瞬間、かえって可愛いです。
まだまだ猫に出会えるはず、といい気になってどんどん走ります。やはり、こうしたモチベーションがあると、元気が出ます。足腰の悲鳴もなんのそのです。
細い路地を抜け、急な坂道や連続する階段を上ると、今度は屋根の上に佇む猫を発見。街を見下ろしています。何を見ているのでしょうか。猫も黄昏ることがあるのでしょうか。ちょっと哀愁が漂う後ろ姿です。
地図をろくに見ず、路地の上り下りを繰り替えすうちに、さすがに膝に違和感を覚え始めました。これ以上は無理せず、ゴール方向へと舵を切ります。
その途中、民家の壁の上でじゃれ合う2匹の猫と出会います。ひとしきりじゃれ合ったあと、何かを見つけたようでそれを気にしています。私が近づいても夢中になっていて逃げようともしません。猫の好奇心はどこに向かっているのでしょう。ということで、1枚撮らせてもらいました。
猫を追いかける、そんな旅ランがあってもいい
四方八方、上り下りして、ようやく駅付近に降りてきました。そこでも街の様子を眺める猫さまと出会います。その後ろ姿はとてもどっしりしています。ただモノではない感じです。
近づいていくと、ゆっくりと動いて座る場所を変えます。その所作は優雅でさえあります。失礼してご尊顔を拝見とばかりにカメラを構えます。「なんだね」と顔をちょっと横に向けはしましたが、まったく動ずることなく、写真に納まってくれました。
尾道の猫は人間慣れしているのか、あまり逃げる猫が多くないような気がしました。そこに住む人間が優しいからでしょうか。猫と共存している尾道は素敵です。
走った距離は4キロほどでしたが、坂道、階段の連続上り下りは距離以上になかなかの “修行” となりました。
それでも猫を追いかけ、たくさんの猫と出会って、こんな旅ランがあってもいいとつくづく思いました(しつこいようですが、妄想です)。
◆尾道を知るならこの映像で!
尾道市公式 Onomichi - Little Lovely Things -「Umi side」
尾道市公式 Onomichi - Little Lovely Things -「Yama side」
出典:Youtube
※本記事につきまして、著者は実際に現地を走っておらず、あくまでも “妄想” 旅ランです。ご了承ください(細かいツッコミはご勘弁を)。
やってみよっか?