「旅ラン 湘南/鎌倉~逗子 編」|至福の時間をくれる “海ラン”の魅力とは?
こんにちは。へっぽこ市民ランナーの東龍太郎です。
今回は「旅ラン 湘南/鎌倉~逗子 編」です。
鎌倉への旅行のときに、湘南の海岸沿いをひた走りました。海を見ながら、波の音を聞きながらのランニング。もう至福の時間でした。
そんな旅ラン“海ラン”の魅力をご紹介していきます。
旅行の楽しみがひとつ増える旅ラン
骨休め旅行なのに旅ランの用意⁉
「湘南」。いい響きですね。さて、湘南とはどこか。神奈川県西部の鎌倉、江の島、茅ヶ崎などの相模湾沿岸のことを指します。映画や小説などでたびたび登場するのでご存じの方も多いかもしれません。
その湘南・鎌倉へ旅行に行きました。鎌倉といえば、大仏や鶴丘八幡宮、数多くのお寺などがある見どころたっぷりの観光名所。ですが、この旅行は鎌倉の裏道や海岸沿いをゆっくり散歩する “骨休めツアー” なる名目で計画したつもりでした。
ところが、もう当たり前のように私は旅ランの用意をしてしまったのです(当初の目的はどこへやら)。用意といっても、ランニングシューズは履いて行き(普段使いってやつですね)、ランニングウェアやランニングウォッチを持って行っただけ。
たいして荷物が増えるわけでもなく、旅の楽しみがひとつ増えたわけです(カラダは骨休めにはなりませんでしたが、ココロは充実度100%でした)。
東へ西へ湘南を走る!
鎌倉プリンスホテルに宿泊し、着いた日の午後と翌朝にランニングをしました。午後は鎌倉~逗子コース、翌朝は江ノ島~茅ヶ崎コース。どちらも海沿いの道を走ります。とにかく、「海を見ながら、波音を聞きながら、潮風を感じながら、湘南を走る!」です(いま思い出してもココロ踊ります)。
鎌倉~逗子コースを走る!
134号線で稲村ケ崎を抜けて
鎌倉プリンスホテルは海の近くにあり、1分も走るとすぐに海岸沿いの国道134号線に出ることができます。134号線は夏のシーズンともなるとかなり渋滞する神奈川県ではちょっと有名な国道です。その134号線沿いの歩道をひた走るのです。
134号線には両側に歩道がありますが、海岸側の歩道を走りました。白い波打つ砂浜を見て走りたかったからです(波の音が最高です)。
しばらく走ると、稲村ケ崎です。サザンオールスターズの桑田さん監督の映画「稲村ジェーン」(1990年作品)の舞台だったところ(ああ、懐かしい)。岬にある稲村ケ崎公園からの見晴らしが素晴らしく、遠くに江の島や富士山の壮大な姿を見ることができました。
その近くには「稲村ケ崎温泉」があります。もちろんランニングで忙しくて温泉には入っていませんが、友人の話によるとかなり良いとのこと。稲村の海を見ながら入れる温泉らしいので、次回はゆっくり入ってみたいです(それこそ骨休みしたいです)。
良い浮遊感をもたらす風と一緒に
海沿いの道を走っているといつもと違う感覚がありました。私を取り巻く風が違うのです。もちろん、海からの潮風なので都会と違うのは当たり前です。でも、それだけじゃなく、何かが違います。
表現するのがちょっと難しいのですが、その風によって気持ちの良い浮遊感のようなものがもたらされるのです。「へっぽこ、大丈夫か!」とは言わんでください。いずれにしても、そんな変化があることが、旅ラン“海ラン”の不思議な魅力なのかもしれません。
由比ガ浜の風景にココロ惹かれて
さて、稲村ケ崎の岬を抜けて由比ガ浜に入ります。テトラポットが並ぶ先は再び砂浜です。
由比ガ浜にはトタン屋根の小屋が点在していて、その屋根の色使いの面白さが目を引きます。それに小舟とウインドサーファーのコントラストも素敵でした。
鎌倉は大仏やお寺というイメージが強いですが、海岸沿いにもいろいろな発見があるのです。そんな発見をしながらのランニングは、他には代えがたい楽しさがあります。まさに旅ラン “海ラン”の魅力のひとつともいえます。
大きなヤシが並ぶ逗子マリーナへ
由比ガ浜やその先の材木座海岸を散歩する人やサーファーの姿を横目に走り続け、小坪海岸トンネルを抜けると逗子マリーナはもうすぐそこです。
リゾート気分を高めてくれる大きなヤシの木が並んでいます。滑り台のような不思議な形の遊具が可愛い小坪飯島公園をちょっと覗いて、リゾートマンション群を抜けると、逗子マリーナに到着です。
海と潮風と波音がくれる至福の時間
逗子マリーナまで約5.5キロ。防波堤の上に座って海を眺めながら、ひと休み。びっしょりと汗をかいたカラダを海からの風にさらします。
潮風が優しくカラダをなでてくれ、穏やかな波の音が耳元をくすぐります。この心地よさはいったいなんだろうかと戸惑うぐらいの感覚。日常ではおよそ経験できないものです。
旅ラン “海ラン”ならではの、まさに至福の時間でした。
この日は逗子マリーナで折り返して、ホテルに戻りました(夕食のときのビールが美味かったのなんのって)。
次回は、湘南の爽やかな朝を走る「旅ラン 湘南/江ノ島~茅ヶ崎 編」です。
やってみよっか?