「旅ラン イタリア/ヴェネチア 前編」| 海外での旅ランの真骨頂とは? image

「旅ラン イタリア/ヴェネチア 前編」| 海外での旅ランの真骨頂とは?

こんにちは。へっぽこ市民ランナーの東龍太郎です。

今回は「旅ラン イタリア/ヴェネチア 前編」(妄想)です。イタリアで走りたいという大いなる野望を実現します(妄想ですよ)。それも、あの美しき水の都ヴェネチアです(だから、妄想ですけどね)。

さて、どうなることやら、いってみましょう。

いざ、ヴェネチアへ

14時間の長旅にも負けずに

ヴェネチアは2回目。日本からローマを経由してヴェネチアまで約14時間。長旅で持病の腰痛が不安でしたが、なんとか無事に到着。美しき水の都は両手を広げて私を待っていてくれました。

前回の旅行ではまだランニングが趣味ではなく、サッカー観戦に忙しかったのですが、今回は旅ランを一番の楽しみに。だから用意も完璧。ランニングウェア、ランニングウォッチはもちろん、日差しが強いのでサングラスも忘れません。

さらにセリアAのヴェネチアFCのユニフォームも用意。ヴェネチア愛を表現すれば、地元の人にも好かれる旅ランナーになれるかもです。海外旅行は現地の人に好かれたほうが楽しいので(世界中どこでもそうですよね)。

そしてヴェネチアは石畳の街なので、クッション厚めの厚底ランニングシューズを選んで履いてきました。脚や腰への対策もばっちりです。

ヴェネチア本島を足の向くまま、気の向くまま

到着した翌日から旅ラン開始です。ああ、感動のイタリア・ヴェネチアでの旅ラン。とはいえ、観光客はかなり多いはずなので、それほどガンガン走るわけにもいきません。

とにかく、ゆっくりでもいいので、アドリア海や運河を眺めながらヴェネチア本島を走りたいと考えていました。足の向くまま、気の向くまま、海沿いの道を走り、細い路地を抜け、いくつもの運河にかかる橋を渡る。そんな旅ランです。

昔と違って、スマートフォンの地図アプリを使えば、知らない外国の街でもある程度は自由に移動できます。グーグルマップのストリートビューでの予習も可能だし、ランニングのときにも使うことができます。自分がいる位置がわかるというのがなんとも便利ですよね。

ヴェネチア旅ランのスタート

サン・マルコ広場から海沿いを東へ

スタートはヴェネチア最大の名所サン・マルコ広場です。午前中でも観光客はそれなりに多いのです。それでもサン・マルコ寺院やドゥカーレ宮殿を見ながら広場を軽く走ってみたりします(怒られないようにして)。

そこから東へ海沿いの道を走ります。波に揺れる何艘ものゴンドラを見ると本当にヴェネチアを走っているんだとちょっと胸が熱くなります。

いくつか橋を越え、ヴェネチア海洋史博物館前の大きな錨のオブジェに感心しながら、国際建築展ヴェネチア・ビエンナーレが開催される海沿いの大きな公園があるシャルディーニ地区に入っていきます。

シャルディーニ地区のプップリチ通りから、小さな橋を渡り、リメンブランツェ公園のヴィットリオ・ベネト通りに入ります。とくに大きな柵があるわけでもなく、すぐ横が海という道を走るのはじつに気持ちが良いです。人も少なくなって、かなり走りやすくなりました。

犬と小道とサッカースタジアム

公園内に入ると、ちょっとカッコいい犬がいます。首輪はしているのですが、飼い主らしき人は犬そっちのけでベンチで新聞を読んでいました。せっかくの出会いなので写真を1枚。ちゃんとカメラ目線をくれました。

その先には涼しげで気持ちよさそうな緑の小道。石畳が多かったので土の道は脚にちょっと優しく感じます。遠くにサッカースタジアムの照明が見えます。

このサッカースタジアムこそ、元日本代表の名波浩さんが所属したこともあるヴェネチアFCの本拠地でもあります(ヴェネチアFC、約20年ぶりのセリエA復帰おめでとさんです)。

壁に落書きなどが残る、味のある地方のスタジアムを横目にして、川沿いから街の中へ戻っていきます。そこでも素晴らしい光景が目に飛び込んできます。

ヴェネチアの人々の息吹を感じる

左右の建物の間に広がる色とりどりの洗濯物。世界的な観光地でもあるヴェネチアですが、当たり前のように人々は生活しています。その息吹を感じられるような光景です。

観光客の姿はありません。こうした地元の生活者の息吹を感じるリアルなイタリアとの出会いが、旅ランの素晴らしさかなとも感じました(もちろんイタリアは観光地もリアルではあるのですが)。

誰かに教えられたような観光ルートではなく、そうした場所に視線を向ける機会があるのは幸せなことです。これこそが海外での旅ランの真骨頂かもしれません。

次回は、「旅ラン イタリア/ヴェネチア 後編」です(こちらも妄想です)。世界の観光地を走る難しさについてもお話します!

※本記事につきまして、著者は実際に現地を走っておらず、あくまでも “妄想” 旅ランです。ご了承ください(細かいツッコミはご勘弁を)。

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