「旅ラン 湘南/江ノ島~茅ヶ崎 編」|旅ランがもたらす幸福感の理由
こんにちは。へっぽこ市民ランナーの東龍太郎です。
今回も前回に引き続き、鎌倉旅行での旅ランのお話「旅ラン 湘南/江ノ島~茅ヶ崎 編」です。前回の「旅ラン 湘南/鎌倉~逗子 編」から読んでいただければ、ちょっと様子がわかるかと思います。
では、海と波音と潮風に包まれた幸せいっぱいの旅ランについてお話しましょう。
江ノ島~茅ヶ崎コースを走る!
ランナーからの挨拶でモチベーションアップ
さて、鎌倉旅行2日目。カーテンを開けると目の前は海です。贅沢な朝。格別に気分が良いのです。爽やかな朝の空気を思い切り吸い込んで、江ノ島方面へランニング開始です。
江の島へは134号線の右側の歩道を走ります(江ノ島までは海側に歩道がないところがあるのです)。歩道の右側には江ノ電(江ノ島電鉄)。その鎌倉高校前駅のホームは目の前が海岸で、なんともその雰囲気がたまりません。
走り始めてしばらくしたところで、ちょっと良いことがありました。すれ違った何人かのランナーが挨拶してくれるのです。
そんなことがあるとモチベーションはいやおうにも上がります。都会ではないことなので、やはり旅ランはいいなと実感した瞬間でした。
江ノ島・湘南港灯台で大海原を受け止める
4キロほど走り、江ノ島大橋を渡ると江ノ島に到着です。朝なのでまだ人は少なくまばら。江ノ島ヨットハーバーを抜けて湘南大堤防のウッドデッキをゆっくり走ります。
突端にある湘南港灯台に着いたら、海に向かって大きく深呼吸です。もう自分と海との間にはさえぎるものは何もありません。潮風を、大海原を、全身で受け止めることができます。まさに旅ラン“海ラン”の最高の醍醐味です。
湘南海岸サイクリングロードをひた走る
ひと息ついたら、茅ヶ崎方面へともう少し足を延ばします。
まずは片瀬西浜・鵠沼海水浴場の遊歩道。周辺には新江ノ島水族館や湘南海岸公園があり、散歩する人やランナー、サーファーなど、いろいろな人の姿が見られます。
その先は「湘南海岸サイクリングロード」(自転車歩行者専用道路)を走ります。砂浜の中に作ったような道です。舗装はしてあるのですが、風で運ばれたのか、砂がところどころ道路を覆っています。その砂の上を走る感触がたまらず、気分が高揚していきました。
大人が砂浜を全力疾走するとき
サイクリングロードをひた走り、後ろを振り返ると江ノ島がかなた向こうに見えました。遠くにきたもんだと高揚感も絶頂となり、思わず道を外れて砂浜を走りました。
波打ち際を全力疾走です。我ながら無邪気だなと感じました(でも、走りたくなったんですよね、どうしても)。
いい大人をそんな思いにさせるのも、旅ラン “海ラン” の魅力かなとも思いました(はたから見れば、朝っぱらからの大人の全力疾走は奇妙だったかもしれませんが)。
旅ラン“海ラン”の誘惑でサザンビーチちがさきまで
海と波音と潮風に包まれながら、調子に乗って走り続けて、「サザンビーチちがさき」まで走ってしまいました。江ノ島から約9キロの茅ヶ崎の海水浴場です。
帰りが大変だから引き返さなくてはと思いつつ、ホテルからは約13キロのところまで走ってきてしまったのです。「もう戻るんだ!へっぽこ」というココロの叫びも、旅ラン“海ラン”の誘惑には勝てませんでした。
バテそうなときは良い音楽が効く!
案の定、サザンビーチちがさきからの帰りはへとへとでした。それでもスマホでサザンオールスターズを聴きながら、なんとかホテルにたどり着きました。
ランニングでバテそうになったら、いつでも良い音楽が効きます、救ってくれます(そんなときばかりは波音どうこうは言ってられません)。
途中、サイクリングロードにある “えぼし岩”をモチーフにした車止めにタッチしてパワーをもらいました。なんだかご利益ありそうですよね。なんとサイクリングロードには43個も設置してあるそうです。
旅ランは自己肯定感が高まり、幸福感がアップする!
旅ランで長い距離を走って思ったのは、自己肯定感が高まるということです。
まず旅行をする行動自体がポジティブ、たいてい好きな場所、関心のある場所に行くのだからこれもポジティブ。
そして旅行先でわざわざ走ろうというのも、長い距離を走るのも、旅行の時間の使い方としてはネガティブな状態じゃできることではないですよね。
長い時間、カラダを必死に動かし、腕を振り、両足を交互に出して、前進していく。そんな自分は、何にでも立ち向かっていける力を着実に身につけつつあるとさえ思えるのです(まさにポジティブのミルフィーユ状態です。大げさじゃないんですよ、コレ)。
そもそもランニング自体がポジティブを生み出すものだとは思います。ですが、旅ランではそれ以上に自己肯定感が高まり、結果的に幸福感がアップするのだとつくづく感じました。
そんな旅ランのなかでも私がとくに好きな “海ラン” 。こうして思い出すだけでも、また走りたくなります。湘南はまた走ってみたい…というか、何度でも走りたい旅ランコースです。ぜひ!
やってみよっか?