【30代から始めるサッカー】やっぱりキツい!?30代社会人からサッカーを始めた初心者を襲った4つの洗礼
「無知は無恥」などという言葉がありますが、「未知の世界」というのは、何歳になっても正直怖い世界です。
仕事や趣味に関しても、後々になって、解ってしまえば大したことでは無かった事が、解らない当初は、困惑し、動揺し、本当に苦しい思いをしたという経験がある方は、少なくないはずです。
35歳の私の人生の中に、急に「毎週土曜日はサッカー」という嬉しさ半分、不安半分のスケジュールが追加されました。「試合後の呑み会」が目的で参加した私は、飲み屋さんではトッププレイヤー並みの大活躍をしましたが、本業のサッカーは毎試合が「ドウシタライイノ? ワカラナイ!」という状態。
サッカー初心者の私を特に苦しめた「4つの洗礼」を聞いてもらいましょう。
- 2〜3時間
- 10,000円以下
- 道具(難度) ■■■
- 事前準備(難度) ■■■
- 経験(難度) ■■■ 難易度の目安
サッカーを始めて受けた洗礼
体力がもたない
体力の無さについては、35歳の私では想定内の問題でしたが、常に30度以上になる南国バリ島で、「太陽を浴びながら運動する」というのが、どんなキツいことか思い知らされました。恐らく、室内や夜間の運動の2、3倍は体力が消耗します。暑さを考慮して、毎試合が夕方4時からの涼しくなる時間帯に始めていましたが、それでも赤道直下の太陽は容赦がありません。マメな水分補給と、塩を舐めたりして、体力の消耗には常に気を付けていました。
そして、もちろん「基礎体力」が最も重要です。
私はバリ島に渡航するギリギリまで、日本でバスケットボールクラブにも所属していたので、週1回はスポーツをしていましたが、普通の35歳の社会人なら学生時代以降、15、6年も動いていない方も多いはずです。そういう方がいきなり「90分走り回る」のは無理な話です。
最初はランニングやウォーキングをして、心肺機能を高めながら、徐々にプレー時間を増やしていくのが良いでしょう。
アタリがキツい
サッカー特有のプレーとして「アタリ(身体で相手にぶつかる)」があります。
学生時代にやっていたバスケットボールも、相手との接触プレーはありましたが、基本的には「相手にぶつかる」のは反則でした。ところがサッカーではアタリは「タックル」という正当な手段。また「手を使ってはいけない」のはボールに対してだけで、相手を手で押さえる、肘で相手との距離を開けるなどのプレーは当たり前。バスケットボール感覚でプレーしていた当初は、ボールを持った途端に相手のタックルで吹っ飛ばされてばかりでした。
無防備の状態でタックルをくらうと、本当に危険ですから(転んでも受け身が取れなかったり)、常に相手が「アタッてくる」いう意識を持ちながらプレーすることが大事です。
アイスホッケーは「氷上の格闘技」と呼ばれていますが、サッカーも「フィールドの格闘技」と言っても過言ではありません。
その為にも「脛あて」は必須ですし、アタリ負けしない体幹のトレーニングも大事です。
筋肉痛は翌々日にやってくる
そして、楽しい土曜日を過ごした後の筋肉痛。
皆様も経験があると思いますが、歳を重ねてからの筋肉痛は「翌日ではなく2日後あたり」に来ます。
私も当初(35-6歳の時)はサッカーの翌日の日曜日に「太ももがパンパンで階段が登れない」という状態になっていたのですが、40歳を超えたあたりから、2日後の月曜日に症状が出るようになりました。「筋肉痛のない日曜日」を経験するようになって、「いよいよ筋肉痛にならない、強い脚になったか!」と喜んでいましたが、残念ながらそうではなかったようです。
筋肉痛に関しては、各媒体から様々な「筋肉痛にならない方法」が調べられますが、これもやはり「習うより慣れろ」で、サッカーや他の運動を続けていると、いつの間にか筋肉痛はならなくなってきます。
特にお勧めの予防法や対処法はありませんが、私自身の経験から言うと、「動き続ける(継続)」が1番かと思います。
週1回の運動では、なかなか体力、筋力、心肺機能もつかないので、サッカー以外でもウォーキングやジムへ行き、余裕があればフットサルやバスケットボールなどの他のスポーツも行い、週3-4回の運動をしていれば筋肉痛にはまずならなくなります。(普通の社会人では難しいと思いますが)
現在47歳の私でも、20-30代の若者達と一緒にサッカーを楽しめるのは、やはり12年間の継続があったからだと思います。
辛いのは最初の何か月かだけです。
続けていれば、年齢を重ねても必ず体力、筋力、心肺機能はアップしていきます。
ルールを覚えなきゃ、始まらない(オフサイド)
最後はオフサイド。(サッカーのルール)
これはネットや本で基本的なルールは覚えられるものの、やはり試合中になると冷静さが欠けるために、つい忘れたり、解らなくなることがあります。特にオフサイドは「動きの中で生まれるプレー」なので、前線(トップやフォワード)をやる方には経験と慣れが必要ですね。
私も当初は、オフサイドというルールのないバスケットボールの動きになってしまい、前の方でボールを貰おうとして何度もオフサイドも貰いました。しかし、続けているうちに、個々のチームメイトのプレーが解って来ると「彼はここでパスを出すな」というのが予測出来て、オフサイドを貰わないプレーが出来るようになってきます。
これも「習うより慣れろ」が大きいかもしれませんね。
それでも継続すれば慣れる
これらの厳しい洗礼も、頑張ってサッカーを続けていると、1年もしないうちにすっかり「サッカーの基礎」として身に付いてきます。
また経験を積んでいくと、「プレー中でも休めるタイミング」というのが解ってきますので、ただただガムシャラに走っていた初心者時代よりも、90分の時間配分を考えたプレーができるようになってきます。
「あなたの力を高める為の洗礼」と思って、頑張って受け止めましょう!
やってみよっか?